GES進学ブログラブ -知の感動-       高校生

GES進学予備校からの高校生へ、情報、学問&実学、受験、脱・大学終着点メッセージ。
www.gesnet.co.jp

大学革命

2008年09月04日 14時57分38秒 | Weblog
「今春の入試で、定員割れを起こした4年制の私立大学は
昨年比7.4ポイント増の47.1%に上り、過去最悪になったことが、
日本私立学校振興・共済事業団の調査でわかった。

東京の有名私大など大規模大学では、志願者が増えていることも判明した。
少子化による「大学全入時代」を目前に控え、小中規模の私立大を中心に、
大学も淘汰の時代を迎えている実態が浮き彫りになった。」

上記のような記事が公表されているが、今年に始まったことではない。
少子化を迎え、大学のFランクを定義付けたところ、反論があり、現在では
BFランク(ボーダーフリー)と命名されている。

A~Eランクが一つ増え、BFランクが増えたのである。
2007年大学の全入時代を迎え、理論上、全受験者数が全大学定員を
下回っているところから、定員割れが必然的に起こる。

上位大学では見られない傾向だが、どこにしわ寄せが行っているのかと言うと
中位・下位ランク大学である。このランクの大学は確かに入り易くなっている。

推薦入試、AO入試の増加も早期に学生を集める手の一つでもある。
また、大学の複数回受験も中位・下位ランクでは当然のように行われている。
2次募集、3次募集・・・5次募集をしても定員に満たない大学も
出現している。

日本の大学はこのようなしくみでいいのであろうか。

維持できないのが事実だと思う。

どうすればよいのか、というと大学の多角経営化が必要になってくる。

大学は縮小均衡だが、他の分野でも活躍するスタイルを思考しなくては

ならないだろう。

株式会社塾・予備校・資格学校の大学・高校への参入も始まっている。

株式会社大学第1号のLEC東京リーガルマインド大学が新しい大学の

スタイルを提案したが、まだまだ、受験生は受け入れ難い。

只、国家資格取得を目的とした学生は資格学校の学費が無料提供に

なるので、大学=国家資格取得=実務教育=将来の仕事に直結という

観点から見ると、このような大学もあってもいいのではなかろうか。

LECの持ち味を出した大学作りである。入学ランキングよりも

実務教育に重点を置いた稀有な大学だと評価している。

時代はこのような新しい大学作りへの挑戦を受け入れるパラダイムの

切り替えが必要ではないだろうか。

主として定員割れの私立大学に新企画大学を望むところである。

大学革命。


GESプレップスクール宇部校【高等部】フリーアクセス0120-930-071