GES進学ブログラブ -知の感動-       高校生

GES進学予備校からの高校生へ、情報、学問&実学、受験、脱・大学終着点メッセージ。
www.gesnet.co.jp

本格的・実力派大学入試グループに入るか否かの分岐点は、小学高学年(小4~)

2014年08月12日 12時15分47秒 | 学習・進学
本格派・実力主義大学受験と小中高大義務教育的大学進学(試験はあまり重視されない)
そして、ほぼ1芸で入れる大学進学と3分化された現代の大学進学は、大学のセグメント化にも繋がる。

生涯学習を視野に入れた大学はかなり増えている。
事実、インターネットを介したMOOC( Massive Open Online Course:gacco etc. )は、「学校のない社会」という前提で始まったが、「大学を卒業した後」、時代は変化する中、新しい情報、インフラを提供す国民大学へと進化し、民間企業等の発展へと寄与するであろうし、
国が支援してもよいレベルになるであろう。
実務に直結する講座だけに、各種メディアに対応すべきでもある。
只、教養はできる限り、20歳迄には習得しておくべきだが、ここは小学時代に
決まってしまう面もある。

「10歳の壁」は、小学低学年は具体的概念、小学高学年は抽象的概念に入る。
ここは、小学3~4年が分岐点である。
小学3~4年の分数、大きな数、小数、計算の工夫、自然数外単位、文章題(日本語の数式化)あたりから、摩擦を感じ始め、算数に手がつけられなくなる。

小学低学年は、丸暗記四則計算に徹するため、面倒くさがりは覚えていない。
しかし、中高学年(小学3年~)からは、「枚挙的帰納法」で攻める。
(学校教育レベルでは具体例が真ならば、法則性は必ず成り立つのである)

例えば、「0.1は0.001の何倍か」は、具体概念では考えられない。
「1000は10の何倍か」「100は1の何倍か」は、自然数のため、理解できる。
両者とも、100倍と同じ答えになる。
つまり、2つの数字を比べる場合、各々を同数倍しても答えは同じという
具体的規則に気付く。本来、具体例が正しいからと言って全てについて言える
訳ではない。しかし、小学レベルではこれが成り立つ。
ならば、枚挙的帰納法を使い、教え、学ぶ方法を取ることが最も正解に近い。

小学高学年からの抽象的概念は、このような訓練を行い、中高生の基礎固めが必要条件である。
ここを省くと、かなり数学は困難になる。四則の概念は、小学4年位から本格的理解が始まる。それまでは、足し算も引き算、掛け算も割り算と文章題にするとかなりの児童は理解していない。

中学生から数学離れを起こす「10歳の壁」(発展心理学)は、このあたりにある。
国文法も言葉をかなり話せるようになった高学年から始めるべきであろう。

私的意見であるが、小学生教材は「教科書、教科書ドリル、学校配布プリント類、長期休み課題」で十分だと思う。
これ以上の教材は、遊ぶ時間が奪われる。繰り返しが必要なため、新たな教材は益々、分からなくなりそうである。
但し、有名中学受験を目指すなら、1冊程度、受験参考書と問題集(過去問等)は必要であろう。

ここが、本格的・実力派大学入試グループに入るか否かの分岐点である。

GESプレップスクール宇部校【高等部】フリーアクセス0120-930-071