九州北部の豪雨で、九州の大動脈の高速道路が災害を受けたようです。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090727k0000m040001000c.html
どうも法面上の斜面から崩壊し、斜面全体の崩壊に至ったようです。この場合、日本のインフラが更新時期に差し掛かっていることを如実に物語っています。この場合、生き埋めになった方だけが被害者だけではなくて、経済活動の停滞という長期的な影響も講じなければなりません。
これまでよくあったのは”災害復旧”ということで、”以前とまったく同じ形に戻す”というもので、補強やルート変更といった観点はありませんでした。そして、崩れて”抜け殻”になった箇所にだけ投資し、他の崩壊予備軍というべき斜面をケアしてきませんでした。
先の地形発達史の話しではないですが、時間軸をどう考えるか、技術者に求められているように思います。
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問題は山積してますねえ。
基礎調査も山積・・・。
さて、そろそろ天城越えも終了ですか?
基礎調査にはそれがありません。
本来”基礎”は現場なんですがねえ。