このたびの岩手・宮城内陸地震についても、各研究機関、調査会社が続々と調査報告を出しています。今回は特に、わが国の災害史上でも最大規模と言われる地すべり(あくまで”史”上であって、歴史時代以前に発生した地すべりはいくらでもあります)が活断層と密接に関わる場所で発生したとあって、そのことに論議が集中しているようです。
今回崩れたところは、逆に言えば不安定だったものが安定に転じたということが出来ます。もちろん今後数年~十数年単位で土砂の流出が続くため、流域の自然の回復には人の人生一世代分は十分にかかってしまうので、大変なことには変わりありません。
しかし、これほどの地震を経験してもなお、くずれなかった斜面の方が広いわけです。それがなぜなのか、ここ数十万年間で繰り返された地震や豪雨で安定化したのか、あるいはそれでもまだ崩れていないのか、また、今回の地震でくずれそうになったがなんとか持ちこたえたのか、そういったいわゆる"目につきにくい”ことを地道に研究することも重要だと思います。灯台下暗しではすまされない問題です。
今回崩れたところは、逆に言えば不安定だったものが安定に転じたということが出来ます。もちろん今後数年~十数年単位で土砂の流出が続くため、流域の自然の回復には人の人生一世代分は十分にかかってしまうので、大変なことには変わりありません。
しかし、これほどの地震を経験してもなお、くずれなかった斜面の方が広いわけです。それがなぜなのか、ここ数十万年間で繰り返された地震や豪雨で安定化したのか、あるいはそれでもまだ崩れていないのか、また、今回の地震でくずれそうになったがなんとか持ちこたえたのか、そういったいわゆる"目につきにくい”ことを地道に研究することも重要だと思います。灯台下暗しではすまされない問題です。
なかなか興味深いですね。
なぜか?災害があるたびに、崩壊地を掘りますが
お決まりの答えでは、防災対策につながらないですよね。
安定斜面や橋梁も対象になりますね!
実は私、地質業界に身をおいて1年もたっていません。その前は砂防がらみの土石流調査と空中写真判読(活断層や地すべり地形など)、それに基づく危険度判定を行っていたので地中の事情に詳しくありません。
よって、『お決まりの答え』を差しさわりのない範囲で教えて頂けませんか。
ちなみに、今回の地震でくずれそうになったがなんとか持ちこたえた箇所が今後最も対策が急がれるべきだと思います。このためにはレーザー計測や過去の空中写真、地質踏査など、地上戦・空中戦を駆使しなければならないでしょうね。
先ほどの件(スウェーデン式)ですが、
http://www.o-juki.jp/images/logo.jpg
こんな感じの事ですかね?
↑お決まりの答えとは、地下水があるとか?
地層がグリーンタフとか?ですかね。
崩れてないところも、タフだと思うのですが・・・