GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

あと少しで・・ ①ブログ編

2009年06月02日 | Weblog
もうご存知の方も多いと思いますが、私は今月いっぱいをもってGEN事務局を退職します。夫の転勤に伴い、日本を離れ、今後しばらく上海で生活することになりました。
GEN事務局で働き始めて今年で5年目。これまでGENを通してたくさんの方々と出会い、多くのことを教えていただき、育てていただき、応援していただきました。ようやくこれからご恩返しができるというときだったので、私自身も悩みましたが、でも決断しました。
今後も縁あって、同じ中国にいますので、上海から引き続きGENの活動を応援します。そして上海⇔大同は直行便も飛んでいるので、できればちょくちょく大同へ足を運びたいと思っています。また皆さんと黄土高原でお会いできたらとても嬉しいです!

この4年半に大同で、そして日本国内でも本当にたくさんの方々との出会いがありました。皆さんとの触れ合いの中で、様々な人生を垣間見ながら、私の知らない世界を感じることができました。おかげさまで少し人間の幅を広げることができたような気がしています。GENでの4年半は私の人生にとって、本当に貴重な時間になりました。この経験をきっと次のステージにつなげます。

このブログは2006年3月に始めて以来、3年ちょっと続けることができました。きっかけは2005年夏にツアーに来た同世代の方から、たくさんアドバイスをいただき、その中で「せっかくだから会田さんの視点から大同の活動を伝えたらいいんじゃないか」と言われたことでした。それでブログをやろうと思ったのです。Oさんありがとう!!

最初は、私の思いを伝えようなんていう大それた目的ではなく、大同の農村の人々や、ツアーに来てくださっている人たちの素晴らしい表情、また大同事務所スタッフの働きぶり、そして日々動き続けるGENの現地での活動を、私だけが見ているのはもったいないので、日本にいる皆さんにも見てもらいたいという気持ちで始めました。さらに、「中国で植林」なんて言ってもあまりピンとこない人たちにも、「現地はこんなに楽しくやってますよ!」、「もっと気軽に参加して下さいね」と身近に感じてもらえたらいいなあという思いもありました。

実際に書いてみると、このブログは私にとっても様々な利点がありました。その日のうちに、写真を見ながらその日の出来事を振り返るので、一日を整理できること。そして書かなければならない状況におかれると、村の人口などの様々な数字をしっかりとメモするようになり、参加する際の意識も変わってきたこと。何より、その時に自分自身が感じたことなどをメモして後日振り返り、自分の中で熟成させて文章にしたことによって、このブログが私自身にとって非常に貴重な体験記録になったこと、などです。

正直言って、大同でのハードな毎日の中、毎晩ブログを更新することはとても大変な作業でした。夜遅くまで、もしくは朝早くおきて、睡眠時間を削って必死にブログを書きました。特につい最近まで大同のホテルのネット接続はスピードがとても遅くて、イライラしながら更新していたときもありました。
それでもアップすればするほど、アクセス数が増え、うれしいコメントもたくさん書き込んでいただき、それが本当に励みになりました。やればやっただけご褒美がもらえるんだなあとしみじみ嬉しかったのです。

最初の頃は、反中派?といわれるような人たちから嫌がらせのコメントされたらどうしよう・・とか、とにかく何をどこまで書いていいのかわからずびくびくしながらやっていましたが、実際やってみるとそんなこともほとんどありませんでした。まあ私のような小物は相手にしないのかもしれません。そしたらもっと思っていることを書いてもよかったかなとも思ったり。
それどころか、温かいメッセージをたくさん書き込んでいただき、本当に嬉しかったのです。

数えてみたら、これが1990個目の記事でした!おー!我ながらほんとによく書いたなあと思います。ここまで来たのであと一ヶ月で10個アップして2,000個目の記事で終わりにしたいと思います。
あともう少し、宜しくお願いします。もうちょっとつづく・・。

*写真は、私がGENツアー同行デビューしたての頃。思い出深い2005年春のOFSツアーのようす。昨年も「会田ちゃんがんばって!」と、当時のツアー参加者の皆さんが寄せ書きをして送ってくださいました。