GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

屋上緑化 

2006年10月20日 | Weblog
今日の午前中、GEN会員の中川さんの案内で、「屋上緑化」の見学に行ってきました。大阪市北区堂島浜にある「新ダイビル」は、日本初の試みとして、1963年から屋上緑化に取り組んでいるそうです。
今でこそ、ヒートアイランド現象の緩和や、省エネ効果、都市部の大気の浄化のために屋上緑化が行われるようになっていますが、40年も前から屋上の緑化に取り組んでいる企業があったことを今回初めて知りました。
 今から40年以上も前に、社長の工藤氏が「萬物の霊長としての人間は、生きとし生けるものへの責任と、自然保護だけでなくその回復にも貢献しうる建築を、建設を」との考えを持ち、大規模庭園を作り上げたそうです。
 経済性を度外視して、ビルの屋上に設けられたこの庭園は、面積約1,000坪、およそ4,300本の樹木と1,100本の草木類が繁茂しています。樹木の種類は、桜、ケヤキ、紅葉、アラカシ、杉、カクレミノ、つつじ、アジサイ他。大阪のど真ん中で、お花見も、紅葉も楽しめるのですね。
 写真は案内をしてくださった中川さん。スーツ姿の中川さんは、ツアーでご一緒した皆さんにとっても新鮮なのでは!

ビルの外の風景 

2006年10月20日 | Weblog
 ビルの外はこんな風景です。大阪のど真ん中にあるこのビルの周りは、グレー一色です。こうやってみると大阪ってやっぱり大都会ですね。緑が少ないなあ。

屋上樹苑 

2006年10月20日 | Weblog
もともと「屋上庭園」と呼ばれていたそうですが、意図はあくまで自然そのものを重視し、野鳥の喜ぶ緑地にすることを目的として、樹木の剪定も雑木を主とした庭園らしくない庭園に作り上げていたので、庭園とは呼ばず、「屋上樹苑」に改称されたそうです。
 小鳥の水浴場や巣箱、餌台も設置されているので、キジバト、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シジュカラなど多種の野鳥が見られるそうです。今日も鳥の鳴き声が聞こえます。
 地上10F、31mの高さにあるこのビルの屋上。ビルのすぐ下を阪神高速が通っており、ビルの下の道を歩くと、排ガスで空気がよどんでいます。でもここの空気はとても澄んでいるように感じ、気持ちがいい場所です。

土壌

2006年10月20日 | Weblog
このように給水パイプで水やりをしています。こうしてみても、土が薄いですね。60cmの厚みしかないそうです。

ケヤキ、そしてやっぱり手品・・

2006年10月20日 | Weblog
ここに屋上樹苑が作られた1963年に植えられた樹齢40年以上の立派なケヤキ。60cmの土壌でこんな大きな樹木が生えていることがとても不思議です。

見学後、樹苑のベンチで緑を見ながら、中川さんご自慢の輪ゴム手品を教えていただきました。手品って、子供でなくても、目の前で披露されるとやっぱり引き込まれてしまいますね。今年のGENワーキングツアーにご参加の皆さんの中から、何人も中川さんの弟子が誕生しましたが、私も今回晴れて弟子入りさせてもらいました。10番弟子くらいかな?
そして「今度中国に行くときに持っていってください」と、カラー輪ゴム1200個!とカラーゼムクリップを寄贈いただきました。ありがとうございました。私もしっかり修行します!