忘れえぬ体験-原体験を教育に生かす

原体験を道徳教育にどのように生かしていくかを探求する。

すぐに嘘をつく子どもは・・・

2010年05月20日 | 教育談義
 悪いことをしたとき、とっさに「嘘をつく子ども」や、
すぐに「言い訳をする子ども」がいます。
 
 こうした子どもは、再び「悪い行為」を繰り返すことでしょう。
なぜなら、悪い点を自分で見つめていないからです。

そして、いつしか「悪い行為」は日常化し、
エスカレートしていくでしょう。

「嘘をついてはいけない」「言い訳をしない」ということの大切さを、
子どもに身につけてさせていかなければなりません。

 しかし同時に、親や教師は「なぜ子どもが嘘をつくのか」
「なぜ子どもが言い訳をするのか」、
ということについても考えなくてはなりません。

 子どもが「悪いこと」をすれば当然怒られます。
しかしそこに、「殴られる」などという暴力や、
子どもの人格をも否定する怒り方などがあったとすれば、
「殴られる」ことや「怒られる」ことへの「嫌悪感」や
「恐怖感」が子どもに強く残っていきます。

こうした暴力や虐待などが日常的に行われていると、
子どもは自分の身を守るために「嘘をついたり」
「言い訳をする」ことを身につけていきます。

 子どもを叱るときには、
育てる視点から温かい心をもって「叱る」ことが大切です。

感情にまかせて「怒る」ことなどは避けなければなりません。

子どもが本来もっている正直さや、まっすぐな心を大切にしながら、
弱い自分の心にうち勝っていける子どもに育てたいものです。


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