g’day

ゆっくり、じっくり、生きていく。

じいちゃんがくれた言葉

2010-01-09 22:22:28 | ヨメのひとりごと

尊敬している山のじいちゃん(血縁ではない)。

 

のんびりした口調と、酔っぱらった赤ら顔。苦労してる手。

地元育ちの私でもわからない時があるくらいの方言(山の言葉)。

90度に腰は曲がり、いつもズボンのチャックが開いている。

 

そのじいちゃんが、時折、魂を揺さぶるような言葉をかけてくれます。

 

特に、この半年、じいちゃんの

「大事なもんこそ、人に譲らないかんのぞ。

 人に譲れんのは、大事なもんとは言えんのぞ。

 大事なものを手放して、初めて、『大事なもん』と言えるんぞい」

という言葉を胸に生きてます。

 

おいしいものだから、皆に食べてほしい。

きれいなものだから、あの人の家に飾ってほしい。

貴重なもんだから、大切に使ってくれるあの人の手に。

とにかく、手放す、手放す。

手放すことを繰り返した半年。

そうすると、ものすごく、心も軽くなりました。

自分が満足するために、生きてるんじゃなくて、

いかに周りによって生かされているのか、感じられるようになりました。

そして、渦のような見えない不思議な力を感じられるようになりました。

物に執着しなくなり、その「物」よりも、

作った人の気持ちや、生き方みたいなものに、

目を向けられるようになりました。

前はもっと執着したり、こだわったり、曲げたりしなかったものでも。

不思議だー。

 

でも、もっともっと身軽になりたいなー。

まだまだ修行が足りん部分も多く、捨てきれない。

なんでも受け入れられるくらいの、キャパも欲しい。

じいちゃんに言わせれば、それも「欲」なんだろうけど。

 

明日は、ずっと忙しくて行けなかった赤ちゃんの検診。

久しぶりすぎて、すまぬ。

でも、忘れたわけじゃなくて、いつも一番近くに感じてます。

この赤ちゃんに守られて、毎日が過ぎているようなもの。

ありがたや~ありがたや~。

 

てつやさん。

数珠、ありがとう。

この数珠をつけてると、なんだか今日、この文章が無性に書きたくなりました。

なんでだろーねー。

とにかくいい匂い。