g’day

ゆっくり、じっくり、生きていく。

幹太くんの状況

2011-03-03 13:14:55 | ヨメのひとりごと

本日、仮入園だった幹太くん。

 

 

 

人一倍こだわりが強く、

人一倍、人と、知らない場所見知りの幹太。

 

…。

 

無事、教室に入れました…。ホッ。

 

 

 

 

幹太にとってどんな園がいいか、

かなーり悩んだけど、

いろんな人間がいて、いろんな価値観の人がいて、

いいも悪いも、それがこの世界。

そして、自分は、その中で、生きて行き、死んでいくしか道はない、と感じてほしいと思い、

家から一番近い、公立の保育園に入ることにしました。

 

親としては、いろいろ葛藤もあるけど(いや、かなり…)、

世間の荒波にもまれ、強くなってほしいと思います。

 

幹太が生まれてから3歳まで育った環境は、

幹太にとっては当たり前だけど、

世間から見たら特殊…だと思います。

よだれ垂らすじーさんは当たり前だし、自分のおやつはいつの間にかばーさんに取られる。

車椅子の人もいるし、精神障害のおっさんや、知的障害のばーさんも当たり前にいる。

 

それが全て「~という障害を持った~さん」という概念はない、と思う。

私もイチイチ「あのばーさんはボケとるけん」とか「病気で手が動かない」とも言わないし、

池さん自体が、「ボケとる」ことも、「麻痺」も、その他な~んとも思ってない。

ただその人個人として、付き合っている。

 

 

幹太は

車椅子のじーさんに対して、「何で車いすに乗っとるん?」とは聞いたことがない。それが当たり前だから。

ばーさんがブツブツうわ言を言ってても、「何でああやって言うん?」とも言ったことがない。それが当たり前だから。

ただ、自分が座ってご飯が食べれる人が、寝たまま食べさせてもらってたら「何で座って食べんのん?」と聞く。

 

そして、ボケとるじーさんばーさんは、「人を見抜く」力を持っています。

感覚で物事を感じるから、全て見抜かれる。

研ぎ澄まされた感覚で、色メガネ無しで人を見てくれます。

幹太とじーさんばーさん達は、透き通った心で繋がってるんだと思います。

 

見栄や偽りの通じない世界、

そして地位も名誉もお金も価値観も関係のない世界、

ただ食べて、うんこ出して、寝る。それが全ての世界で育った幹太。

そしてなにより、死や老いが、ものすごーく近い空間で育った幹太。

 

その幹太の感性が、

 

この先も、ずっとずっと失われませんように。

 

がんばれ!幹太!

とうともかあかも、幹太の道を応援するよ。

 

 

まー、それにしても、親の私がやっていけるかなーという空間でしたわ…。

子ども抱いて高いヒール履いて、先生にタメ口…。

 

蹴ったろかな…と思いながら、

 

園を後にした母ちゃんでしたー。

 

私もがんばろ。