g’day

ゆっくり、じっくり、生きていく。

帰省。

2005-12-26 18:14:39 | ヨメのひとりごと

先週の水曜から愛媛に帰ってました。

小学校からの親友の結婚式。

泣いたね。宮崎出発前から泣いたね。

そう、あの大寒波襲来の日。

何日も前から、天気予報ばかり気にするダンナと、

大奥最終回のビデオの予約ばかり気にする私。

四駆でもなんでもない、

旧式、タイヤ溝無しのマーチでの帰省。

愛媛、天気は大雪。

さすがに、のんきな私も雪山は不安なので、

焦って出発前日の夜オートバックスに行く。

そこで迷子の子を見つけ、手を引きながら親を捜していると、

それを見つけた親が、いきなり子どもを奪う。

「いえ、私、一緒にあなたを探してただけです・・・」

物騒な世の中。

そんな、誘拐と間違われた夫婦は、

「クイックチェーン」という、心惹かれる名前のチェーンを購入。

雪ひとつ降っていない、真っ暗な夜の宮崎市の某駐車場で、

チェーンを巻く練習をする夫婦。

あやしい・・・。

チェーンを巻くのが初めてのダンナ。

なぜかコンクリの駐車場で、タイヤに絡みついたチェーン。

それをとるのに、20分。

全然クイックじゃないし!

雪山・・・不安やね・・・、と心の底から言いながら、

そのたった一回の練習を最後に、出発。

大分県の山越えで、吹雪に遭う。

ワイパーの意味なし。

ダンナ、びびってハイライトにするものの、

さらに雪が光ってフロントガラスが真っ白に。

そんな状態でも、なんとか臼杵港到着。

「今日は乗船客多いですから、甲板まで車をあげてください」

と言われ、急斜面の甲板に上がったマーチ号。

2時間の船の旅を終え、甲板に出てみると、

甲板にはたった2台。

しかも、下の車庫にも車は数えるほど。

そういえば、船内、ほとんど貸し切りだったような・・・。

すっかり騙され、寒そうにポツンと待ってたマーチ号。

かわいそうに・・・。

ニュースを聞くと、

私たちが乗った船以降は、海大荒れのため次の日まで全て欠航。

またしても苦難を乗り越えた模様。

船を下りると別世界。なんだ、ここは日本か??と思う風景が広がる。

真っ白な道路のかすかな「わだち」を運転する私。

そう。雪の所は私が運転なのです。

船の中で寝過ぎて目が充血したダンナ。

おやつを大量に食べて船酔いしたダンナを助手席に乗せ、

9歳年下の幼な妻が雪山を運転なのです。

おっと、この「わだち」は対向車線のわだちですか!

あぶないあぶない。

後ろからも、あおられつつ、10キロ前後のノロノロ運転。

幸いにも、高速が通れたので、

意外にも宮崎を出発してから9時間半で到着。

クイックチェーンの出番も無し!

無事に実家に到着した次第でございます。

おかげさまで結婚式にも無事に出席。

誰も聞いていない友人代表スピーチで、

読む前から号泣。

式前、おばちゃんに挨拶いったときから泣いていた私。

よかった。本当におめでとう。なんだか親心なのです。

小学校から一緒で、中学ではテニスのペアを組み、

高校も3年間、クラスが一緒。

黙ってたら芸能人ばりに美人の花ヨメは、

結婚式の間中、マイクを離さず、

失言をした新郎を睨み付けること数回。

感動で号泣する新郎を尻目に、

すっかり力関係を示したのでございます。

なぜかうちのダンナも式に出席。

ビデオを撮っていたのにも関わらず、

テーブルで1人だけ、コース料理をすべて平らげる。

私の料理まで平らげ、気がつくと焼酎お願いします、と頼んでる。

二次会では、ゲームのため、くじ引きでチームわけ。

今日は私、指輪もしてないし、

さ、ここからが本番だわ!と意気込んだにも関わらず、

隣のダンナのくじにも、同じチームの名前が。

またか・・・。

ギャル達と同じテーブルに座った私たち。

なぜか焼酎ロックを一気飲み連発で、男気を見せるダンナ。

いや、誰も頼んでませんから。あなた、関係ありませんから。

そして、ギャル達に聞く。

「僕、いくつに見える?」

うう、寒い。綾マラソン、1人で応援するくらい寒い。

そんな、よっぱらいだらけの2次会。

ゲームの景品は、新郎新婦の額入り写真、そして夫婦写真入りのTシャツ。

そして、青汁。勝ったのに青汁。

3位をとった私たちのチームは、見事新郎新婦の額入り写真をGET!

いらんし・・・。

飲んだ飲んだ、笑った笑ったの結婚式。

とにかく楽しかった~。

ま、そんなわけで、今回の目的、結婚式が無事終わりました。

あーみ、よっくん、幸せになってください。

楽しい式をありがとう。

長いのに、読んでくれた人、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


青島太平洋マラソン。

2005-12-12 16:56:39 | ヨメのひとりごと

「マラソン」という、

長距離をただひたすら走る競技にはまっているダンナ。

まあ、お金かからないし、健康的だし、1人でできる趣味なので歓迎。

この車のマフラー音が・・・、とか、

ピカソの絵がね・・・、とかいう趣味じゃなくてよかった・・・。

ついこの間、綾照葉樹林マラソンでハーフデビューを果たし、

今回は、青島太平洋マラソンにエントリー。

エントリー代はなぜかちゃっかり私の口座から落ちている。

無謀にも、フルマラソンエントリー。

実はダンナ、あんな顔して、正確に数字を合わせるという仕事。

平均値や、%が大好きな性格。

ならば、その挑戦の無謀さは計算できるのでは・・・。とヨメふと思いけり。

だけど、心の中で唱えけり。

そんな、いつも以上にのん気なダンナは、

どこに行くにも、車の距離メーターをチェック。

「これで42キロか!フムフム

「ここまで往復するとフルか!フムフム

「すっげー。こんなとこまで走るんだ!」

と、私にはどうでもいい、暑苦しい会話が増えること2ヶ月。

スポーツ用品店で、背中に背負って走りながら飲めるという

点滴みたいな水筒をみつけ、手にとるたびに、

こっちをジッと見つめる、うっとおしい視線。

「バナナがいいんだよ」

「前日はパスタがいいんだよ」

「疲れたらチョコレート」

と、アスリートFの姿。

「それって定番やん」

という私に、

「それが常識なんだっ!!」と怒る始末。

まさに、ドメスティックバイオレンス。ヨメ、口も挟めず。

さらに、夜、「このTシャツでいいかな・・・」と

鏡の前で1人ファッションショー。

5回くらい着替えて、選んだTシャツはオレンジのマルタ島デザイン。

初デートに行く男子中学生の心境か。

前夜から、あーだこーだ言いながら、ゼッケンをつけて、

腕にはピンクリボン。

「安全ピンで擦れるといかんから、ここの二重になってる部分につけたよ」

と報告に来る。

どうでもいいし・・・。

当日の朝。

私の職場のユキオくんも走るので、便乗させてもらうため、

ユキオ宅まで送る。私はそこで見送り。

うれしそうに、ユキオくんちのプリウス号の助手席にすわっているダンナ。

・・・なぜにお前が助手席??

・・・いってらっしゃい。

マラソンスタート一時間前にユキオくんからメール↓

「ふーちゃん、走る用の短パン忘れたんやって」

横を見ると、きれいにたたまれた短パンが寂しそうにお留守番。

あ、あれだけ念入りに準備して・・・たの・・・に・・・?

しかも、私にはその報告なかったし!

ダンナにメール送信「短パン忘れたらしいやん?」

ダンナから受信。「・・・買いました」

忘れた事を隠そうとしたダンナ。そしてあっさりばれたダンナ。

せこい。せこすぎる。

まさにこれが私のダンナです!ノロケか。

そして4時間32分で完走。初フルマラソン。

完走を知らせる電話が入る。ここでちょっと私も感動。

最近いろいろあったけど、いろんなことに区切りがついたようです。

夕方帰ってきて、いろんな話をしてくれました。

「給水所でバナナ食べたよ。」「黒砂糖食べたら口がカラカラになった」

「アクエリアス、車に忘れたから新しく買った」と食べ物の話が多かったですが。

ちなみに私は、昼ご飯に1人で食べたピザで下唇を火傷し、

5時間冷やしても痛いくらい痛みが酷く、それどころじゃなかったのですが。

足がカクカクでヒザ笑いまくりのダンナと、

下唇、水ぶくれで腫れたヨメは、

その後、二人で仲良く近所のスーパーに買い物に行きましたとさ。

おしまい。

ふーちゃん、完走、おめでとう。

久しぶりにブログを書きました。心配してくれていたみなさん、どうもありがとう。

私達は元気です。