g’day

ゆっくり、じっくり、生きていく。

宮崎到着。

2005-04-26 18:59:31 | ヨメのひとりごと
帰って来ました。

今回、母親が市議選出馬のため、手伝いに帰っていたわけですが、
三期目出馬の母は、落選しました。

選挙手伝いは、
とてもいい勉強になりました。

主婦の集まりの後援会、
涙を流しながら応援してくれる支持者、
人の温かさ、純真さ、一生懸命さにふれ、
濃い一週間を過ごしました。

母は、「誰でも強い信念があれば立候補できる」事を証明するため、
与えられた選挙資金の中での選挙活動をし、
「子ども達に政治への関心を持ってもらうため」に、
後援会子連れ手伝いOKとし、

最後まで正々堂々、
一つの違反もせず、

選挙カーでは、声を張り上げることなく、
子どもの未来を考えた政策、
10年の介護の経験を生かしたお年よりのための政策、
主婦の目線での政策を本人が語り、
自分の利益よりも市民の立場に立った政治家を目指して戦いました。

当選したのは、議会で一般質問をしたことのないような議員。
自分の親戚の土地に道路を誘致し、利益のために動く議員。
毎晩飲み食いをさせ、お金を配り、
死者まで出た台風災害時ですら、議員としてできることをしなかった議員。

そんな議員を市民が選んだこと、
私には選挙権がないこと、
合併後の一番大切な選挙で、
その三人に町の未来を託すことなどを考えると、
悔しくて、情けなくて、たまりません。

最後まで市民の良識と良心を信じ続け、
母のために必死にがんばってくれたうちの陣営。

決まったことなのだから、三人に託すしかない、と明るく振る舞う母の姿を見ると、
悔しくて、たまりません。

正義は何なのか、
人を信じることはどういうことなのか、
わかりません。

警察も、行政も、そんなものなのかもしれません。
きれいな選挙で明るい未来は、
ないのかもしれません。

絶望感でいっぱいです。

なーんて、考えてしまった1日でしたが、

力になれんかったと涙を流す支持者を知り、
おばちゃんなら、と初めて選挙に行ってくれた友達を知り、
さあ、今度は他の方法で市を活性化させるぞ!と張り切る母を見、
今は選挙を手伝ってよかったなあ、という気持ちでいっぱいです。

昨日、宮崎に帰ってきて、
ダンナと二人、近所の焼き肉屋でお疲れ会をしました。
ビールがおいしくて、少々飲み過ぎて、
起きたらパンツ一丁でした。

政治に関わる一番の近道は、
選挙に行くこと。
自分の大切な一票を、
絶対無駄にしないで下さい。
あなたの一票で、
日本が変わるかもしれないのです。