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天道、光の料理人となる

2006年08月27日 | 今週の仮面ライダー
仮面ライダーカブト ライダー怪人シリーズK02 スコルピオワーム

バンダイ

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 「今週のキーワード:ぞうきん」だそうです・・・
 仮面ライダーカブト第30話のあらすじは公式サイトでご確認下さい。

 「時の権力者の体と心を操り、裏から支配してきた闇の料理人に対し、あくまで市井に身を置き、人々の小さな幸せのために、貢献してきた光の料理人達がいる。そのような料理人の頂点に立つ者に、代々伝わって来た包丁がある。その名も白包丁!」
 前話に引き続き、料理対決ドラマ、全編これギャグの世界でした  これでまた、数多くのファンが離れていったことでしょうね。残ったのは私みたいな天邪鬼と、それでもライダーの未来に希望を見出そうとする求道者か・・・
 ま、それはさて置き、率直に言って、面白かったです。まずは生簀の料理店破りの、底抜けのあほらしさ・・・(いい意味ですよ
 「俺の包丁捌きは光よりも速い。それ故、光の届かぬ暗闇の技。この鯛は自分が捌かれたことすら気付かなかっただろう。その証拠に・・・見ろ!」
 ああ、何と!水槽の中で、頭と尻尾以外は骨がむき出しとなった鯛が、泳いでいるではないか!・・・これは神技としか言いようが無いですな・・・
 次々と、名のある料理人たちを倒し、その店の暖簾を奪っていく生簀。その目的は何か!
 「全ての料理人のプライドをずたずたに切り裂き、奈落の底に突き落とす。そして、この俺が世界で唯一無二の料理人となるのだ。感情を操る、この俺の料理で、世界中の人々どもを支配するためにな・・・」
 おお!何と恐ろしい企みか!この企みを阻止できるのは、そう!天道総司しかいないのだ!という流れで、天道君はじいやの紹介状を持って料理修行に入ります。で、あっさりと料理の奥義を会得し、白包丁の継承者となり、晴れて光の料理人の称号を得たのでした。ここまで、テンポいいぞ!あまりのあほらしさに、つっ込むのも忘れる夏ボケ番組ぶりです
 そして、先週に引き続き、メインは加賀美陸氏が仕切る「裏料理人対決」テーマは「味噌汁」。前座として田所さんのボケまで見せていただき、対決前にして、もう腹一杯です
 まずは生簀のふぐ入り味噌汁を飲んだ加賀美陸氏、前回同様「天国だあ・・・」 続いて天道の大根の味噌汁。
 「コメントのしようもない不味さか?」
 「違う・・・表現のしようが、ない!この味噌汁の味は天国の上に位置している!私の言えることは、ただ一つ。この味に比べたら、お前のは豚のえさ~ァ~」
 「豚の餌・・・そんな馬鹿な・・・これは?この大根は何だ?」
 「料理の途中で、俺は外に出て細切りにした大根をそよ風にさらした。そよ風にコーティングされて、大根が独特の歯ごたえを生んだのだ。」
 「そよ風を調味料にするとは・・・森を抜け、湖畔を渡ったそよ風が味噌汁の中を吹き抜けていくぅ」
 「お前は、自分の技と味覚に頼るあまり、世界を見ようとしなかった。おばあちゃんが言っていた。自分におぼれる者は、やがて闇に落ちる・・・この勝負、俺の勝ちだ。」
 すがすがしいほどのあほらしさです  このあと、恒例の「負けた悪役が苦し紛れに変身して、正義のヒーローにあっさり倒される」というシーンが続き、特撮料理ショーは終わりました。
 ちなみに、生簀の正体は「キュレックスワーム」でした。蚊型ワームだそうで、「左腕の棘で敵の身体を突き刺してウイルスを注入して自分の思うままの操り人形として扱う事が出来る」特技の持ち主でした。そんな能力を発揮することもなく、ライダーキック一発で倒されたのでは、生簀も浮かばれません・・・
 
 次回は「本道」に戻るようです。今回失ったファンを、呼び戻す事ができるか。正念場ですな


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