ガヴァドンなボログ

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SW週間

2010年07月20日 | 映画鑑賞
スター・ウォーズ SIDESHOW COLLECTIBLE 12インチフィギュア クローン・トルーパー 501部隊バージョン SW

タカラトミー

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 BShiで「スターウォーズ6作品+1を6夜連続で一挙放映」というのをやっています。昨夜(7月19日)でエピソード1~3+1(+1はアニメ作品『劇場版クローンウォーズ』)まで放映されました。
 自分にとって、『スターウォーズ』という作品は特別な映画だったんだな、と改めて確認できました。ありがとうNHK。
 エピソード4と遭遇したのが大学生の頃… 時を同じくしてスピルバーグの『未知との遭遇』が公開され…貧乏なSFファンの一人だった私は究極の選択を迫られ…『未知との遭遇』を見に行きました あの頃、私の中では、「SW=大仕掛けなスペースオペラ」(それで正しいんですが…)であり、『2001年宇宙の旅』の正当な後継映画は『未知との遭遇』であるという図式になっていたように記憶しております。
 結局エピソード4~6はレンタルビデオで済ませちゃいました 今思うと、ちゃんと劇場の大スクリーンで見ておくべきだったと後悔していますそんな私がSWに惹かれていくきっかけになったのが『エピソード1』の公開でした。これで大フィーバーに飲み込まれ、暗黒面に堕ちていったわけです。すなわち、ペプシコーラの大人買いに走ったわけです。お陰様でボトルキャップ・フィギュアはコンプリートしました。フォースの力を借り、SPフィギュアも全種ゲット。ボトルキャップを飾る「ステージ」も当てましたし… 今考えるとぞっとするほどペプシを買いまくったのでした。何百本買ったんだろ…
 そんな風にして食玩から入り込んだSWの世界でしたが、エピソード1~3におけるアナキンの成長を見るにつけ、これが単なるSFXを誇示する娯楽活劇ではないことに感動することになりました。将来を嘱望された有能な若者が「愛」ゆえに暗黒面に囚われてゆく姿を、何と丁寧に描いていることか!更にエピソード4~6では善と悪、父と子の対決という神話的構図で宇宙史が語られていく… これはまさにサガと呼ぶに相応しい作品だと思います。
 ただ一点、惜しいなあと思うのは、エピソード3においてダース・ベイダー卿と化したアナキンがパドワン達を自らの手で虐殺したこと。まあダース・シディアス師より「慈悲はあかんよ」と念押しはされていましたが、あの時点ではアナキンの中に善と悪の葛藤が激しく渦巻いていたはず。どうしても自らは手を下せず、逡巡の結果、クローン兵に「お前らやっとけ」と力無く命ずる…というのが正しくはないか?クロサワ師ならそうしたと思うのだが…