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印旛沼で天然ウナギを食す

2014年06月22日 12時10分21秒 | 美味しいモノの話

ここ数年、価格の高騰を続けるウナギ。とうとうニホンウナギなどが絶滅危惧種としてレッドリストに加えられてしまった。ちょっと前の捕鯨問題もそうだけど「自分らが生きてる間に食べられなくなってしまうかも知れないな~」と心配になったので、印旛沼までウナギを食べに行ってきた。

千葉県内でウナギというと成田界隈、利根川沿い、そして印旛沼周辺あたりに専門店が多いようだ。で、今回選んだのは印旛沼漁業協同組合直営のレストラン「水産センター」。パッと見はドライブインみたいな建物。専門店は午後2時~5時くらいまで休憩に入ってしまうところが多いなか休憩なしで営業してくれるのは、普段午後3時頃に昼食を食べている自分にはありがたい。その分、閉店時間が早いみたいだけど。

こちらで扱っているのは養殖モノらしいんだけど、まぁレッドリストに載ってるものはそうそう捕れないだろ、と思って店内に入ろうとすると入り口に張り紙がある。

数量限定「天然うなぎ」値段はご確認ください

え?天然モノあるのか ちなみに通常メニューのうな重(肝吸い、お新香付き)は2014年6月21日現在で2570円(並)、3090円(上)、4110円(特上)だった。もともと特上を食べるつもりで来たのだが、天然モノの値段が気になる。試しに聞いてみると特上よりは高いものの、今後食べられなくなってしまう可能性を考えれば出せない額ではない。(多分、その時捕れたウナギのサイズで値段が決まる)

夕方5時に入店したのだが、幸いにして天然ウナギは在庫(?)があるらしい。これはもう天然モノを注文するしかないっしょ。そして待つこと20分強、やってきました天然ウナギ。今までウナギ専門店で何度も食べたことあるけど、もしかしたら天然モノって初めてかも。場合によっては最初で最後か。じっくり味わって食べるとしよう。

うーむ、ウナギそのもののサイズはメニュー写真(養殖モノ)と比較すると並くらいかな。て、ことは天然ってコトでだいたいお値段が2倍になると思っておけば良いかも。逆算するならば、天然モノの金額をきけばウナギの大きさが予想できるのかも知れない。

で、肝心のウナギだけど臭みもなく、大変美味しい。皮がしっかりしてるのが天然モノを感じさせる気がする。タレの味付けも甘すぎず、辛すぎずで調度良い感じ。その場で養殖モノと比較できるほど財布も胃袋も余裕がないので、この味と感触をしっかり脳裏に焼き付けて、次回養殖モノを注文して比較してみよう。

お支払いの時にレジで「お金がそのまま漁師さんに行っちゃうので、領収書が出せないけどいいですか?」と言われた。無論、領収書などいらないのだけど、なんとなく漁師さん頑張ってと思った。