“杉田水脈氏には違和感がある” ならなぜ公認したのか?
石破首相が杉田水脈を切れない理由を現役議員が明かす。
== 2025/4/2(水) 配信 デイリー新潮 ==
石破首相が杉田水脈を切れない理由を現役議員が明かす。
== 2025/4/2(水) 配信 デイリー新潮 ==
◆差別発言を繰り返す杉田水脈 ←クリック
商品券問題の陰で注目を集めているのが、
杉田水脈元衆院議員の参院選比例代表への擁立決定だ。
なぜ、石破茂首相は思想信条的に相容れない彼女を公認せねばならなかったのか。
2025年3月21日、石破茂首相が参院予算委員会で語気を強める一幕があった。
「私は強烈な違和感は持っております」
夏の参院選比例代表で自民党に公認された杉田水脈元衆院議員。
過去にさまざまな発言で物議を醸した彼女の公認の是非について、
野党議員から質された際の答弁である。
杉田水脈の過去の発言について石破首相は……
「私は強烈な違和感は持っております」
参院選で自民党公認を得た杉田氏を巡る参院予算委員会でのやりとりだ。
質問に立ったのは立憲民主党の杉尾秀哉参院議員。
そこで石破氏は、法務当局から人権侵犯を認定された杉田氏の公認の是非を問われ、こう述べた。
「自由民主党はいかなる不当な差別も許しません。今ご指摘のようなこと、
これは私としてはとても賛成し得ない」
“男女平等は反道徳の妄想である”とか“女性はいくらでもうそをつける”とか、
商品券問題の陰で注目を集めているのが、
杉田水脈元衆院議員の参院選比例代表への擁立決定だ。
なぜ、石破茂首相は思想信条的に相容れない彼女を公認せねばならなかったのか。
2025年3月21日、石破茂首相が参院予算委員会で語気を強める一幕があった。
「私は強烈な違和感は持っております」
夏の参院選比例代表で自民党に公認された杉田水脈元衆院議員。
過去にさまざまな発言で物議を醸した彼女の公認の是非について、
野党議員から質された際の答弁である。
杉田水脈の過去の発言について石破首相は……
「私は強烈な違和感は持っております」
参院選で自民党公認を得た杉田氏を巡る参院予算委員会でのやりとりだ。
質問に立ったのは立憲民主党の杉尾秀哉参院議員。
そこで石破氏は、法務当局から人権侵犯を認定された杉田氏の公認の是非を問われ、こう述べた。
「自由民主党はいかなる不当な差別も許しません。今ご指摘のようなこと、
これは私としてはとても賛成し得ない」
“男女平等は反道徳の妄想である”とか“女性はいくらでもうそをつける”とか、
こういうような(杉田氏の過去の)発言に対しては、
「私は強烈な違和感は持っております」
石破さんの答えにはびっくりしました。
もう少し杉田水脈をかばうのかなとも思っていたんですけど、
そこまで言うのならなぜ公認したのか。
言っていることと、やっていることが違います。
ああ答えておきながら、実際には公認を取り消してもいないわけですから。
最終的な公認権者は自民党総裁の石破氏だ。
その石破氏が「強烈な違和感」を持ちながら、
杉田氏を公認せざるを得なかった理由について杉尾氏は、
「石破さんも答弁で言っていましたけど、いろいろ考えたのでしょう。
比例票が何票くらい増えるだろう、とか」
と言う。先の政治部デスクが補足する。
杉田氏は、比例中国ブロックの上位で厚遇されるほど
故・安倍晋三元首相の寵愛を受け、
タカ派を喜ばせるような発言を度々してきました。
そんな彼女の公認は、
安倍政権を支えたものの現在では離れてしまった“岩盤保守”を取り戻すためでしょう。
「私は強烈な違和感は持っております」
石破さんの答えにはびっくりしました。
もう少し杉田水脈をかばうのかなとも思っていたんですけど、
そこまで言うのならなぜ公認したのか。
言っていることと、やっていることが違います。
ああ答えておきながら、実際には公認を取り消してもいないわけですから。
最終的な公認権者は自民党総裁の石破氏だ。
その石破氏が「強烈な違和感」を持ちながら、
杉田氏を公認せざるを得なかった理由について杉尾氏は、
「石破さんも答弁で言っていましたけど、いろいろ考えたのでしょう。
比例票が何票くらい増えるだろう、とか」
と言う。先の政治部デスクが補足する。
杉田氏は、比例中国ブロックの上位で厚遇されるほど
故・安倍晋三元首相の寵愛を受け、
タカ派を喜ばせるような発言を度々してきました。
そんな彼女の公認は、
安倍政権を支えたものの現在では離れてしまった“岩盤保守”を取り戻すためでしょう。
背に腹は代えられなかったということです」
この点、評論家の古谷経衡(つねひら)氏も、
「岩盤保守はいわゆる“安倍応援団”と言われていた人たちで、
50代以上のミドルシニア層が中心。
そうした層から支持を受ける杉田氏は、
自民党の比例票や自民党員の獲得に役立つというわけです」と指摘。
この点、評論家の古谷経衡(つねひら)氏も、
「岩盤保守はいわゆる“安倍応援団”と言われていた人たちで、
50代以上のミドルシニア層が中心。
そうした層から支持を受ける杉田氏は、
自民党の比例票や自民党員の獲得に役立つというわけです」と指摘。
◆安倍政権下で岩盤保守が崩れなかった理由。
元NHK解説主幹でジャーナリストの岩田明子氏は安倍元首相と岩盤保守の関係を次のように語る。
第1次安倍政権後に右から3割の岩盤保守が不可欠だと気付いたのでしょう。
第2次政権の安倍さんは常に岩盤保守を意識していました。
“日本を守る”“経済を強くする”という軸はブレなかった。
その一方で本来、岩盤保守が嫌うはずの政策も推し進めたのです。
岩田氏はその一例として、「戦後70年談話」を挙げる。
「安倍さんは戦後70年談話の発表を通じて、日韓関係の改善を図りました。
一部の保守派からは村山談話の踏襲だと批判も受けましたが、
談話に“あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、
そしてその先の世代の子どもたちに、
謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません”という言葉を盛り込み、
“頭を下げるのは自分たちの世代で最後だ”という考えをしっかり説明しました。
だからこそ、岩盤保守は崩れなかったのです。
==「週刊新潮」2025年4月3日号 掲載 ==
◆差別発言を繰り返す杉田水脈 ←クリック

差別発言を繰り返す杉田水脈(自民党)

差別発言を繰り返す杉田水脈(自民党)

旧統一教会の教祖ー韓 鶴子
自民党の政治家を手弁当で応援しなさい。
そして、統一教会に全財産を寄付しなさい。
そうすれば、あなたは必ず幸せになれます。韓 鶴子