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安倍首相は改憲発言・共謀罪・アベマリオなど最悪のオリンピック政治利用/東京五輪の危うさR1-9

2021年04月03日 | 東京五輪の危うさ
Oiympictp2 少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.9
ROUND1 東京オリンピックまやかしの開催編9
安倍首相は改憲発言・共謀罪・アベマリオなど最悪のオリンピック政治利用

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ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。記事は2017年6月、旧ブログに投稿したものです。アスリートファーストの尊重は微塵もなく、政治家・経済界・五輪関係者などは己の思惑・利益・保身のために、東京オリンピックの悪用が目に余ります。年月が経過しても、ブログにてその検証や事実を残しておく必要があると考えます。

■世界へは「東京は安全な都市、国内にはテロ法がないと五輪は開けない」の二枚舌
安倍首相の東京オリンピックを口実にした、憲法9条の改憲発言やテロ等準備罪(共謀罪)の強行など、ゴリ押しは酷いものです。最悪のオリンピックの政治利用と言えます。「東京オリンピックが開催される2020年を、日本が新しく生まれ変わる大きなきっかけにすべき。新しい憲法が施行される年にしたい」と表明しました。さらには実質の共謀罪に対しても、「この法律が成立しないとオリンピックができない」と言い放ちました。オリンピックと全く性格が異なるものを結びつけ、政治的な思惑を遂行しようとする姿は、オリンピックの政治利用を通り越し、“悪用・乱用”に他なりません。肝心なことは、法律の名称が「テロ等準備罪」でもテロそのものに関する項目はなく、中身は私達のプライバシーや自由を束縛する共謀罪そのものなのです。2013年のIOC総会・招致のプレゼンで、安倍首相は「東京は今も2020年も世界有数の安全な都市」(概略)と言って勝ち取りました。世界には「いつでも安全」、国内では「法律がないとテロが防げない」と正反対の二枚舌は許されません。

リオ大会閉会式の次開催都市PRのセレモニーに、スーパーマリオに扮した安倍首相(アベマリオ)が現れました。北京大会ではベッカム、ロンドンではペレと、アスリートが受け持つのが恒例です。しかし日本の名だたる選手達を差し置いて安倍首相の露骨な登場に、国内外から批判を食らいました。次項で詳しく説明しますが、本来ならこの行為はオリンピックの政治利用、あるいは五輪憲章違反なのです。“いつの時代も為政者は最大限にオリンピックを政治利用する”(前号参照)とは言え、オリンピックに向けて改憲など一連のあからさまな意思表示は、1936年ベルリン大会のナチス・ドイツ政権ヒトラー国家元首に近いと指摘する専門家もいます。ヒトラーのオリンピック利用の魂胆は、相当なものでした。当時、超ど級の10万人のスタジアム建設。初めて実施された聖火リレーのコースになった東欧各国の道路を、事前に綿密な調査を行ったのです。ご存じの方も多いように、大規模なリレーは東欧侵攻の情報入手のためとも言われています。ベルリン大会は「ヒトラーのための五輪」と言われ、東京大会も「安倍首相の私物化」そのものです。

■安倍首相の発言は開催国としてオリンピック憲章の順守義務に違反する
オリンピック憲章には、『スポーツと選手を政治的または商業的に不適切に利用することに反対する』とあります。開会式で元首が開会を宣言する文言さえ、あらかじめ定めています。大会期間中に、政府・政治家が競技会場で演説することを認めない規定も設けています。勝手に、政治的な発言をさせないためです。IOCは、オリンピックの政治利用を許さない強い意志を憲章に盛り込んでいるのです。つまり安倍首相の一連の発言は、政治利用に留まらず、「開催国の首相として、オリンピック憲章の“順守義務”にも抵触する行為」なのです。本来ならスポーツ界やJOC(日本オリンピック委員会)から、安倍首相の言動に対し抗議があって然るべきです。しかし大会組織委員会の森会長は元首相なので、“神の国発言”など安倍首相に勝るとも劣らない右翼思想の持主から、批判どころか賛同しているのです。招致時からオリンピック精神はなく、単なる安倍首相の権力拡大・自民党の支持率アップのためだけに東京大会が扱われてきました。新聞社も大会オフィシャルパートナー(スポンサー)になってからは、メディアとして何ら批判しない無能・礼賛組織に成り果ててしまいました。

東京オリンピックの“最大の不幸”は、安倍首相も森会長も、崇高なオリンピック憲章・オリンピックの理念を全く持ち合わせていないことです。ただただ、権力拡大や経済効果ばかりしか期待していないのでしょう。だから現在に至っても、東京都・大会組織委員会・政府がまとまらず、いがみ合うばかりです。理念などは、理想にしか過ぎないと言う方もいます。しかし安倍首相等に、“五輪精神”に一歩でも近づける信念があれば、一連の言動を起こせる訳がないのです。日本は平和憲法9条に支えられ、かつ戦争をしないと誓った国民性からみて、稀にみるオリンピック理念に相応しい「平和の祭典」を実現するベースがあります。これらの豊かなメッセージを世界に発信するのが、東京大会の役割です。しかしながら五輪の旗を錦の御旗にし、共謀罪で国民の口を封じ9条を改憲し戦争への道を作る逆の道を進む、そんな連中に牛耳られている以上、大会の成功はおぼつかないでしょう。またこれからは、息苦しく、きな臭い世の中になってしまうのでしょうか?

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