食品のカラクリシリーズ 大丈夫?食品添加物
ROUND2 食品の裏側・安部司氏から学ぶ食品添加物を減らす暮らし4
安部司氏が提唱するひふみの人(ひふみの原則)1
非伝統的~昔はこんなものは食べていなかったの基準でOK
ここから、安部 司氏の著書「なにを食べたらいいの?」の、“ひふみの原則”をお伝え致します。さて「食品添加物」は、余程のプロでない限り全容は分かりません。しかしこのように夥(おびただ)しいほどの食品添加物の氾濫に、素人の消費者も何らかの見極めやスタンスが求められます。
そこで安部氏は、何も知識がなくても消費者の感性というか、常識的な判断でこれからの食生活を続ければと言います。それが「ひふみの原則」です。あなたもこれを読んで、“ひふみの人”になろう!
「ひ」=非伝統的なものは食べない
単純に、「昔はこんなものは食べていなかった」だけの基準で判断して構いません。昔なくて今ある食べ物には、多くの食品添加物が使われているからです。日本人が今まで何百年、あるいは2000年も掛けて食べ続けてきた「和食」の“人体実験”は、安全であることがとうに済んでいるからです。
和食といっても、飽くまでも“自分で作った和食”のことです。スーパーや惣菜店で買った和食ほど、食品添加物が沢山入った食べ物はありません。ここが、和食の盲点なのです。食品添加物は、自分だけでなく子供・孫の代まで影響がないか今のところ分からないから疑うのです。そうしたことから、自分で作った和食中心の食生活なら安全で健康です。
次号/ひふみの原則2・不自然なものは食べない・未経験なものは食べない