食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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化学調味料過剰の食生活を続ければ濃い味好き・味覚音痴に陥る/食品のカラクリ・食品添加物29

2019年03月29日 | 食品添加物・健康食品
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Foods_0073 食品のカラクリシリーズ 大丈夫?食品添加物
ROUND3 化学調味料の味から抜け出そう3
化学調味料過剰の食生活を続ければ濃い味好き・味覚音痴に陥る
お袋の味(ママの味)より袋の味(加工食品)を好む子供が増えている

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「うま味調味料(化学調味料)」の弊害について、3つ申し上げます。1つめは、グルタミン酸Na(ナトリウム)は、非常に多くの食品や加工食品に使われ、どの食品も似たような味になってしまっているのです。つまり外食チェーン店や安い飲食店・レストラン、あるいは加工食品のベースとなる味は、グルタミン酸Naです。メニューは変われども、日本中が「味の画一化」現象が起きているのです。投稿者は20年以上、食品添加物が少ない生活をしていますが、都合で外食や加工食品を食べることもあります。するとグルタミン酸Na独特の味がするので、食欲が減退してしまいます。皆様も食材を美味しく食べるために、グルタミン酸Na生活から抜け出しましょう。

味覚が完成されていない幼児の頃からグルタミン酸Naが入った食品を食べていると、「刺激的な味」を舌で感じ、脳に刷り込まれてしまいます。そのためその刺激がないと、美味しくないと思ってしまいます。「ママの料理より加工商品のほうが美味しい」という子供が、年々、多くなっているのです。『お袋の味より、袋(加工食品)の味が好き』という、フレーズさえあります。2つめは、哀しいことに大人もいわゆる「味覚音痴(味音痴)」が急増中です。共働きの夫婦は大変でも、大事な子供にはできるだけ手料理、あるいは「調味料(アミノ酸等)」と書かれた食品を少なくすることです。味覚は一生関わるだけに、大事です。

3つめは、グルタミン酸は神経伝達物質の1種で興奮性があることが分かっています。血液中のグルタミン酸がわずかに脳に移行すると、神経を興奮させます。古い話ですが、人工的に作られたグルタミン酸Naを、一度に大量に摂取して「灼熱感」を起こした事件が発生しました。米国でワンタンスープを飲んでいた人達が、一斉に顔面・首・腕にしびれや動悸・めまいなどの症状を訴えたのです。中華料理店症候群(チャイナシンドローム)と、名付けられました。グルタミン酸Naを大量に摂取すると、小腸でエネルギー源やアミノ酸の合成に消化し切れなくなり、小腸から血液中に入り全身に回ったため、しびれや灼熱感が生じたそうです。

米国の話は特別ですが、国内でもカップラーメンを食べると動悸を起こす人もおり、個人差があるようです。科学ジャーナリストの渡辺雄二氏によると、あまり感じない人も何らかの影響を受けていることは間違いないと言います。既にグルタミン酸Naの影響が分かっている以上、できるだけ摂らない努力は必要と思います。なぜ加工食品に、グルタミン酸Naが入れられるのか?根本的には、中国産などの味の乏しい食材を使うからです。また加工工程上、野菜や食肉を嫌というほど洗い、煮汁を捨ててしまうのです。食材の旨みが完全に消え失せているため、グルタミン酸Naや他の食品添加物が“必須”なのです。

Tenkatop

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