回転寿司の真相シリーズ277皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
回転寿司均一店のお客がトロなどの高級ネタばかりを食べたら店が潰れる?
回転寿司店の価格均一店(オール同じ値段)で、お客がトロ・鮪(まぐろ)の赤身・雲丹(う
に)ばかりを食べたら店はどうなるか?中には鮪ネタばかり食べるお客もいますが、そこはよくし
たものでお客全体で見たら高級ネタばかりを食べる人はそう多くないのです。寿司に限らず料理は、
同じ単一食材だけを食べるより色々なメニューを食べたほうが美味しく感じるものです。
鮪や高級ネタを食べ、様々な中級ネタ、そして一定の年齢以上の方は巻き物で締めるのでない
でしょうか。しかし若い方は、最後にまた好きな鮪やサーモンで終わるようです。均一店では、鮪
も雲丹なども高くなり高級ネタは1貫出しにするなどの対策を行なっています。
ところで一般の和洋中食べ放題の飲食店は、コストが安い食材を主体に素人・子供ウケするよ
うに豪華に見える盛り付けを工夫します。そして高級食材の料理は、量を微妙に少なくしているの
です。回転寿司店も同じで、高級ネタ・安ネタの種類を巧妙に織り込んでネタ全体・店全体で儲け
る仕掛けになっているのです。当たり前と言えば当たり前ですが・・・。
儲け優先とはいえ、目玉ネタの鮪が少なく安いネタばかりを出せば、お客は2度とその店には
やって来ません。その塩梅(配合度合)が、板前さん・経営者の腕と言えます。これらの背景を知
れば何ら遠慮する必要もなく、勇気を持って?高級ネタばかりに挑戦してみましょう。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。