回転寿司の真相シリーズ276皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
待ち席がレーンの周りにある回転寿司店は食べていて煩わしいので避ける
中小の回転寿司店では、レーンのカウンターを取り囲むように待ち席があります。店舗の狭さ
を効率的なレイアウトにするために編み出された位置関係なのでしょうが、実に居心地が悪いの一
言です。あるいはお客様に長居させないように、客の回転を早めて売上アップを狙ったものとも言
えます(笑)。
食べ終わっているにも関わらず、その後も話などを続けられると店の効率が悪くなると経営者
は思うのでしょうね。待っているお客様の視線を背中に感じさせ、待ち飽きて騒ぐ小さな子供の声
を聞かせて早々に帰らせる手です。スペースが取れないとは言え、お客様へのサービスとして重大
な失礼と言えます。食事はただ食べることだけではなく、楽しい会話もメニューの1つです。
こうした店には、損して得取れの余裕などないのでしょう。改修もせず、お客のことを考えな
いこんな前時代的な店は寂れて当り前です。しかし飲食業界全体が、こうした配置・体質ではお客
様が来なくなる反省が出てきたようです。気が付くまでに、数十年が掛かりましたが(遅い!)。
新しい店は、極力、待ち席が食事をされているお客様の眼に入らない場所に設けています。回転寿
司に限らずファミレスも含めて、それが本当の客商売・サービスというものです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。