神戸市民４万人感染換算と発表・外来患者２．７％が新型コロナ抗体検出／少数派

　少数派シリーズ　特設｜新型コロナウイルス ＶＯＬ．３６
神戸市民４万人感染換算と発表・外来患者２．７％が新型コロナ抗体検出



■国内全体で置き換えると既に数百万人が無症状のまま罹っていたと思われる
神戸市の市民医療センター中央市民病院は、４月７日までの８日間に同病院を受診した外来患者１０００人の血液検査したところ、３．３％に当たる３３人から新型コロナウイルスに感染した後にできる抗体が検出されたことを発表しました。ＰＣＲ検査とは異なるもので、外来（救急や発熱外来を受診した患者は除外）で血液検査した男性４８９人、女性５１１人を無作為抽出し、血液中の抗体の有無を調べた「抗体検査」です。抗体が検出されたのは３０代から８０代に渡り、男性１６人、女性１７人でした。同病院の研究チームによると、神戸市民は１５２万人おり、神戸市全体の性別・年齢の分布に合わせて換算すると、４月７日以前に、既に２．７％に当たる４０，９９９人に感染歴があった計算になるのです。ＰＣＲ検査によって検出されていた当時の感染者数（４／８時点５９例）の数百倍が感染していた可能性があるとしています。既に完治していると思われますが、その言及はありませんでした。神戸市に限らず日本国中で、新型コロナが蔓延しているのが実状です。

神戸の感染比率と全国との比率では異なりますが、単純に全国人口で換算すると約３４０万人に匹敵します。東京だけなら、約３８万人です。５月７日時点の国内感染者数は、１５，３９１人です（クルーズ船除く）。ＴＶ番組に出ずっぱりの白鷗大学・岡田晴恵教授は、ことあるごとに実際の感染者は２桁違うと仰っていましたが、それを裏付けるものです。慶応義塾大学病院でも４月２３日までに、新型コロナウイルス感染症以外の治療目的で来院した患者６７人にＰＣＲ検査を行ったところ、４人（約６％）が無症状の陽性者だったことを公表しました。つまり新型コロナ感染対策の難しさは、自分でも気が付かない・自分は何でもないまま治るのです。従って発症中にも関わらず行動することによって、次々と周囲を感染させていきます。安倍内閣・厚労省の怠慢からＰＣＲ検査ができない状態ですが、これを普及しなければ“サイレント・キラー”が、どんどんと感染を拡散していくのです。これらを鑑み、緊急事態の緩和は甚だ疑問で２波・３波が襲ってくるような気がします。

■人間は様々な疫病・環境変化でも絶滅しないよう千差万別に創られている？
感染症の専門家は、人口の７割が感染しないと終息しないと言います。新型コロナウイルスの研究はこれから始まりますが、２～３割の人は罹らないと推察しています。また罹った人でも、前述の通り全く症状が出ないまま完治する人もいる訳です。ここからは投稿者が、過去、多くの分野の書籍を読んで、勝手に組み合わせた論理ですので、正確性は疑問です。昨今は「多様性」が叫ばれていますが、主義・思想・性質・趣味などです。申し上げたいことは、人類がウイルス・細菌・疫病の攻撃、急激な環境変化などによっても滅ばないように、神は様々なタイプの人間を創り上げたという説です。新型コロナでは感染しなかった人も、「新々型」や別の細菌や病原体には“コロリ”と逝ってしまうかもしれません。長い将来、数々の難敵に遭遇し大半は死んでも子孫を絶やさずにするために、何割あるいは数％は生き延びられるよう、人それぞれに免疫や遺伝子など千差万別・別個の異なった要素を持たせているとされます。俗説か定説かは不明・・・

次元が低い話で、ナチスやそれを敬拝する麻生大臣を始め右翼層・ネトウヨの間には「優生主義」が踊っています。劣る者を、排除する考え方です。そもそも彼等の優秀・劣等の基準は、全くナンセンスです。百歩譲って、現在は強い人間でも同じ人間が産み出された結果、数千年・数万年後、環境が大きく変化すれば、対応できず全員の絶滅しかないのです。様々な人間がいてこそ、人類は持続可能なのです。さて新型コロナに罹らなかった人は、神が「次の難関のために生きて頑張ってくれ」（次回対応要員）と生かされたのでしょう（笑）。だから、自分はコロナに強い人間と過信するのは禁物です。持っていた免疫が、たまたま対応できただけなのです。とはいえ無症状の人は、罪深いと思います。人類は、記録が残る５０００年前から菌やウイルス（当時は分かっていなかった）と闘ってきました。人類が向かうべき敵はそれらで、人類同士が殺し合う戦争は実に愚かなことです。新型コロナ問題から、こんなことを考えるのは投稿者ぐらいでしょうか。


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