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食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

日本の水産予算のほとんどが漁業と関係ない港湾箱モノ建設/魚を大事にしない日本人R2-7

2013年04月03日 | 高級魚・ファストフィッシュ
Fishfftp

魚を大事にしない日本人シリーズ R2-7
ROUND2 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part1 枯渇・絶滅しそうな魚は食べるのを少なめにしよう
日本の水産予算のほとんどが漁業と関係ない港湾箱モノ建設

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魚の枯渇・絶滅の危機に際し、アメリカでは獲り過ぎる魚はレッドカード、やや危うい状態はイエロー、OKな魚はグリーン等の表現によって細かい情報が公開され、国民の間で共有されているそうです。皆様の中で当シリーズをお読みになって、日本を始め世界の魚の危機を初めて知った方もおられるかも知れません。特に日本の漁業は、今や壊滅的とも言われております。

従来の政府行政が、国民にこうした実態を知らせなかったことが原因です。また多額の農林予算が実際の山・田畑のために使われていないのと同じように、水産予算のほとんどが漁業とは関係のない港湾施設の建設に費やされているからです。いわゆる隠れ公共事業~箱モノ建設です。年間2,700億円の水産予算(2007年)のうち、実際に漁民や漁業振興のために使われる額は50億円程度だそうです。

アメリカやEUの水産予算は日本と逆で、漁船の整備・漁業の近代化への補助金を出すことが大きく占めています。農業と同様に、国の漁業行政ではロクな漁業対策が行われるはずがありません。既号でも申し上げたように、海に魚がいるから無秩序に獲るのではなく、計画的に魚を育てる(増やす)方策など総合的な漁業政策が必要です。

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