少数派シリーズ/東アジア・海外の知識
Part2 中国(香港)
香港民主化運動の切迫感ある掛け声「きのうのチベット・きょうの香港・あしたの台湾」
■中国政府の弾圧によって第二の天安門事件にならぬよう祈ります
TBS「サンデーモーニング」に出演した松原耕二キャスター、岡本行夫氏の香港民主化運動・デモについてのコメントです。タイトルは、投稿者によるものです。
松原氏 『若者の75%が「自分は香港人」と思っている・それが中国を急がせる』
民主化運動のリーダーの一人、周庭(しゅうてい)さんやデモに参加する人々が口にする、印象に残った言葉がある。それが、「きのうのチベット・きょうの香港・あしたの台湾」。チベット(ウイグル)は自治区と呼び自治を約束されていたにも関わらず、中国(漢民族)の支配が強まり、抑圧され自由を奪われた。香港の人々は、今、抵抗して止めないと私達もチベットになってしまう切迫感がある。香港の若者の75%が、「自分は香港人」と思っている。「中国人」であるという人は3%以下。そのため中国が香港を中国化したい、急ぐ理由の1つ。台湾の人達も、自分は「台湾人」という自己規定している。彼等も香港をじっと見ていて、中国が台湾に提案している「一国二制度」は受け入れられないと抵抗している。中国にはジレンマがあって、中国が香港に強く出れば、台湾の人々は中国への気持ちが離れていく。
岡本氏 『イギリスの責任は大きいがEU離脱騒動でそれどころではない』
香港だけの問題だけではなく、日本を含めて世界の問題になっていく。今後、中国が武力介入する可能性がある。イギリスは中国政府と、50年間は自由な制度を保障する共同宣言を結んでいる。それだけに、(無関心な)イギリスの責任は大きい。イギリスはEU離脱騒動で、それどころではないのだろう。
投稿者 「あさっての日本」にならぬよう注視するのは中国
周庭さんは日本のTVニュースでもよく出てきて、可愛くかなり日本語が上手ですね。日本のアイドルやアニメを見て日本語を覚えたと言っていますが、それは謙遜でしっかり勉強されたのでしょう。1996年生まれで、現在、大学生。香港政府のバックにいる中国政府は、彼女等に圧力をはるかに越えた逮捕・弾圧を掛けています。情勢によっては、長期の投獄や隠密裏に殺害に及ぶ恐れもあります。天安門事件でも、デモ参加者の死者は数百人になっているが、実際は数千人だった言われます。中国政府との衝突で、第二の天安門事件にならぬよう祈ります。
「あしたの台湾」の次は、「あさっての日本」(尖閣諸島)は間違いないでしょう。日本政府やメディアの煽りで、毎日、韓国を見せられます。一方、メディアや国民は香港の騒動に無関心、これでいいのでしょうか。本当は、注視するのは中国なのです。そのため、今後の香港の動向(中国の脅威)を把握すべきです。
Part2 中国(香港)
香港民主化運動の切迫感ある掛け声「きのうのチベット・きょうの香港・あしたの台湾」
■中国政府の弾圧によって第二の天安門事件にならぬよう祈ります
TBS「サンデーモーニング」に出演した松原耕二キャスター、岡本行夫氏の香港民主化運動・デモについてのコメントです。タイトルは、投稿者によるものです。
松原氏 『若者の75%が「自分は香港人」と思っている・それが中国を急がせる』
民主化運動のリーダーの一人、周庭(しゅうてい)さんやデモに参加する人々が口にする、印象に残った言葉がある。それが、「きのうのチベット・きょうの香港・あしたの台湾」。チベット(ウイグル)は自治区と呼び自治を約束されていたにも関わらず、中国(漢民族)の支配が強まり、抑圧され自由を奪われた。香港の人々は、今、抵抗して止めないと私達もチベットになってしまう切迫感がある。香港の若者の75%が、「自分は香港人」と思っている。「中国人」であるという人は3%以下。そのため中国が香港を中国化したい、急ぐ理由の1つ。台湾の人達も、自分は「台湾人」という自己規定している。彼等も香港をじっと見ていて、中国が台湾に提案している「一国二制度」は受け入れられないと抵抗している。中国にはジレンマがあって、中国が香港に強く出れば、台湾の人々は中国への気持ちが離れていく。
岡本氏 『イギリスの責任は大きいがEU離脱騒動でそれどころではない』
香港だけの問題だけではなく、日本を含めて世界の問題になっていく。今後、中国が武力介入する可能性がある。イギリスは中国政府と、50年間は自由な制度を保障する共同宣言を結んでいる。それだけに、(無関心な)イギリスの責任は大きい。イギリスはEU離脱騒動で、それどころではないのだろう。
投稿者 「あさっての日本」にならぬよう注視するのは中国
周庭さんは日本のTVニュースでもよく出てきて、可愛くかなり日本語が上手ですね。日本のアイドルやアニメを見て日本語を覚えたと言っていますが、それは謙遜でしっかり勉強されたのでしょう。1996年生まれで、現在、大学生。香港政府のバックにいる中国政府は、彼女等に圧力をはるかに越えた逮捕・弾圧を掛けています。情勢によっては、長期の投獄や隠密裏に殺害に及ぶ恐れもあります。天安門事件でも、デモ参加者の死者は数百人になっているが、実際は数千人だった言われます。中国政府との衝突で、第二の天安門事件にならぬよう祈ります。
「あしたの台湾」の次は、「あさっての日本」(尖閣諸島)は間違いないでしょう。日本政府やメディアの煽りで、毎日、韓国を見せられます。一方、メディアや国民は香港の騒動に無関心、これでいいのでしょうか。本当は、注視するのは中国なのです。そのため、今後の香港の動向(中国の脅威)を把握すべきです。