食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

巻き物と稲荷の組み合わせをどうして助六寿司と呼ぶのでしょうか?/回転寿司の真相188皿目

2019年06月07日 | 回転寿司卒業・鮨詰め
Nzshinsoutp

Pointminin10b 回転寿司の真相シリーズ188皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND11 鮨詰め話アレコレ!
巻き物と稲荷の組み合わせをどうして助六寿司と呼ぶのでしょうか?
歌舞伎の人気演目に助六と花魁の揚巻(あげまき)との話からきている 

皿図は、後日、貼り付けます

回転寿司では、巻き物と稲荷(いなり)寿司を盛り合わせた「助六寿司」の皿が回る店はあまり見掛けません。でも助六寿司は、どなたも好きなのではないでしょうか。持ち帰り寿司・スーパー・コンビニでは、定番です。しかし既号の「ROUND4/軍艦巻きやマヨネーズ和えには手を出すな」でお伝えしたように、回転寿司店の軍艦巻き・太巻きなどの巻き物の食材は、握りなどで売れずに使い回しされたネタの果てです。シャリも使い回しされたもので、とにかく助六寿司はネタ・シャリ双方とも古いもの同士のペアと思って下さい。

ところで、なぜ「助六寿司」と呼ぶのでしょうか? それは歌舞伎の人気演目の1つ、「助六所縁(ゆかりの)江戸桜」の主人公の侠客が助六です。助六が入れ揚げた吉原の花魁(おいらん)の名が、「揚巻」(あげまき)です。そうしたことから、「助六寿司」と呼ぶようになったと言われています(諸説あり)。助六寿司は巻き物と稲荷が仲睦まじくても、お二方ともに“素性”(食材品質)は疑わしい限りです(笑)。なお「全すし連」(下記リンク参照)によると、本来は「かんぴょうの海苔巻き」と稲荷の組み合わせを助六としています。しかし今や、「太巻き」と稲荷のほうが圧倒的な世の中になってしまいました。

その他、食品の命名のいわれは沢山ありますが、鉄火巻きは2説存在します。博打場(賭博場)を、“鉄火場”と言いました。博打をしながら簡単に食べられる説、鉄火は真っ赤に焼かれた鉄を言い赤い鮪(まぐろ)から来た説などです。前者なら「サンドイッチ」も同じで、イギリスのサンドイッチ伯爵が、カードをしながら食べられることから有名になった説(これも諸説あり)です。さて個人的には、助六寿司・鉄火巻き・サンドイッチいずれも、小腹が空いた時に食べます。

Sankoua
次号/稲荷寿司は全国の地域によって味や形・食べ方が違います
「全すし連」の『すし検定』を受けてみましょう<後半13問>

酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。

Nzretop150

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 寿司屋の符丁3◇「1貫」とは... | トップ | 稲荷寿司は全国の地域によっ... »
最新の画像もっと見る

回転寿司卒業・鮨詰め」カテゴリの最新記事