食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

忘年会・女子会など10%割引券の客には割引分だけ料理の質や品数を落とす/食品のカラクリ・食べ物視点

2014年03月10日 | 食べ物視点
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 飲み会・飲食店割引券/食べ物視点
忘年会・女子会など10%割引券の客には割引分だけ料理の質や品数を落とす
同じコースでもHPを見た割引券の客は品数や量も少なくする店の仕掛け

K1618400096 フリー素材より

■「事前にお示し下さい」と書いてある割引券のカラクリ
忘年会・新年会を始め飲み会では、お店のHPページをプリントアウトしたりチラシや割引券を持って行ったお客は、10%引き・20%OFFなどのサービスが盛んです。不況の折りお客は“お得感”があるので、ついついそうした店を選びがちです。これこそ、店側の術中にはめられているのです。

商売人は、強(したた)かです。いくらHPを見たからといって、そう簡単に大勢のお客に10%も20%も割り引きしていたら儲かりません。10%の割引券やHPのコピー等を持って来たお客に出す料理は、10%以上安い食材にするか、あるいは品数や量を減らすカラクリがあるのです。従って10%・20%の割引でも、店側は損をしません。

同じコースやセットメニューでも、「定価コース料理」と「クーポン(間引き)コース料理」があると思いましょう。だから割引券は帰りの会計時ではなく、「事前にお示し下さい」と書いてあるのです。こうしたことを知らないお客は、喜んで帰っていきます。リピーターにもなって、別のお客にも口コミで安さをPRしてくれるのです。

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■割引しても儲けが増え店は笑いが止まらない!でもその先は
店側は、損するどころか却って儲けが増え笑いが止まりません。でも安ければ、店もお客もそれでいいのでしょうか? 価格に敏感な客しか眼中にない店側の姿勢は、問題と思います。結局は料理をないがしろにして、儲けに走っていくからです。客側も安いだけで満足する安易なウェルカムでなく、厳しい眼(舌)を養う必要があります。

店側がこうした儲け方を覚えると、料理や食材の質の低下や食へのこだわりが消え失せていきます。粗悪な食材やコピー食品のセットメニューばかりに流れていくからです。味や食材の良さで勝負する姿勢がなければ、やがて行き着く先は淘汰されるのみです。

昔から、店はお客によって育てられると言います。店側が誠意を持った対応をすれば質の高いお客が増え、それが料理の質を上げるのです(値段がアップする意ではない)。いくら安いとはいえこうした店の姿勢では、潰れるのも時間の問題でしょう。

Sankoua
注文するなら断然梅コース、竹コースは店を儲けさせるだけ
古い食材を「アニキ」と呼び月曜日のランチ時に大活躍する
古い食材のことを言う「アニキ」は正月・盆・5月連休明けにも大活躍する

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