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近畿財務局元職員手記1「本省(財務省)の了解なしに森友学園との交渉ありえない」/少数派

2020年06月08日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢  森友・加計学園疑惑10Hammer120
近畿財務局元職員手記1 「本省(財務省)の了解なしに森友学園との交渉ありえない」

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■自殺した赤木さんの妻は相澤氏に手記を託し夫の後を追うつもりだった
投稿者前説/文春記事:『すべて佐川局長の指示です』森友問題自殺財務省職員の遺書明らかに~の投稿・2回目です。遺書といっしょに残された手記A4判7枚分、今号はこの存在と全文公開に至った経緯を挟みながら、2018年、自殺(享年54歳)した近畿財務局職員の赤木俊夫氏の手記を載せます(手記1回目は途中まで掲載)。当ブログでは遺書・手記の紹介とともに、週刊文春の記事における、赤木さんの妻(仮名:昌子さん)から相談を受けた大阪日日新聞記者の相澤冬樹氏を介した経緯も加えております。「昌子さんは、相澤氏に手記を託し夫の後を追うつもりだった。そんな昌子さんの気持ちが大きく変わったのは、財務省と近畿財務局の誠意のない態度だった」。これらの内容など下記の週刊文春にて相澤冬樹氏が書き綴った文章を、当ブログ投稿者が抜粋・編集しご案内致します。

相澤冬樹氏 履歴
東京大学法学部卒 NHKに記者職で入局 2016年大阪放送局司法キャップ
森友学園問題を大スクープ しかしNHKの政権寄り隠蔽体質によって2018年左遷・退職
現・大阪日日新聞論説委員・記者  移籍して森友疑惑の解明を続行
著書「安倍官邸 VS.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」

■週刊文春:相澤氏の行動を通じた財務省と近畿財務局との経緯(抜粋)
彼(赤木氏)が何かを書き遺したようだという話は、当時からあった。しかし厳しい情報統制が敷かれて詳しい内容は分からず、死を選ぶ事情は闇に隠れたまま、世間から忘れられていた。私(相澤氏)がこの「手記」を初めて目にしたのは、赤木さんが亡くなって半年余りがたった2018年11月27日、大阪・梅田の喫茶店だった。赤木さんの妻・昌子さんが、NHKで森友事件を取材していた私が記者を外されNHKを辞めたことをどこかの記事で知り、会いたいという話だった。私は(今まで)、昌子さんを取材したことはなかった。NHK時代に同僚記者から、(昌子さんが)「取材を避けている」と聞いていた。

昌子さんは挨拶を交わして間もなく、カバンから数枚の紙を取り出した。「これ、見たいですよね?」 それが俊夫さんの手記だった。興奮を抑えられない私は、声に出して文書を読みながら、「この部分、すごいですねえ。こんなことが書いてありますよ」。ざっと読んだだけで、内容の重大性はよく分かった。「コピー・写真・メモも駄目、目で見て覚えて下さい」と昌子さんは手記をしまうと、「これは記事にしないで下さいね。相澤さんに裏切られたら私は死にます」と言い残して去った。だいぶ後にご本人から聞いたのだが、実は私に会うまでは、夫が遺した手記を私に託して、そのまま夫の後を追うつもりだったそうだ。ところが興奮する私の様子を見て、手記を託すのをやめ、同時に命を絶つのもやめたのだ。

私が、自書「安倍官邸vsNHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」を出すことで、週刊文春に関連記事を書くことになっていた。文春編集部は、赤木さんの「手記」の話を聞いて色めき立った。しかし「出したら死ぬ」と昌子さんが話していたものを、無断で出す訳にはいかない。それから1年4か月後の今年(2020年)、3月7日に三回忌の法要が無事終わった。この間、財務省と近畿財務局は、昌子さんに誠意のない態度を繰り返した。亡き夫の職場を大切に思っていた昌子さんの気持ちも、大きく変化した。こうして昌子さんは、「手記」の公開を決意するに至った。そして、俊夫さんが死に追い込まれた状況、死後に昌子さんが味わった苦しみと悲しみを多くの方に知って頂きたい。

M20200409a  F340fb07a2f35810cb97a1163fdd03bd_sb120321af2be01e02fd404555768e0672191_s120鉄槌を!

■森友学園への国有地売却 赤木俊夫・近畿財務局元職員の手記 その1
ポイント1 「財務省が国会等で真実に反する虚偽の答弁を貫いている」
ポイント2 「近畿財務局は本省(財務省)の了解なしに森友学園との交渉ありえない」

投稿者お詫び/遺書ともいえる「手記」を抜粋するのは冒涜ですが、ブログ編集の点から鑑み、ご本人と奥様(当然、面識はない) そしてご覧の皆様へ、何卒、ご容赦願います。
*上記のタイトルや「その1」・ポイント等の表示は、投稿者によるものです。

これは財務省近畿財務局の上席国有財務管理官だった赤木俊夫さんが亡くなる直前、ノートに書き残した文章(遺書)です。

 手記 その1
<次号に続く>

▽投稿者補足
1.この手記は、毎日新聞2020.3.19付の記事を基にしています。
2.下線は、原文でも下線が引かれていた箇所です。
3.平成29年=2017年
4.赤木さんは森友学園との交渉時は別担当で出席しておらず、
  尻拭いだけさせられたことは極めて気の毒です。

赤木氏の妻が呼びかけた再調査を求めるインターネット署名と寄附 ←署名にご協力を!

Sankoub
前号/9・文春記事「すべて佐川局長の指示です」森友問題自殺財務省職員の遺書明らかに

Ntopkeiji

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