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読売・NHKがギリギリまで「改ざん」と言わなかったのは安倍政権への過剰忖度/少数派

2019年04月03日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢  森友・加計学園疑惑5Hammer120
読売・NHKがギリギリまで「改ざん」と言わなかったのは安倍政権への過剰忖度

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ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。

■いつまでも書き換えと矮小化し安倍政権に同調した一部メディアは悪質
2018年3月2日、朝日新聞の特ダネから始まった、森友文書の約300か所の「改ざん」事件。そして国会に報告された翌日の13日、朝日・毎日・東京新聞や民放は最初から「改ざん」と表現しました。しかし安倍首相を支える読売・日経・産経、そしてアベチャンネルのNHKは「書き換え」に終始したのです。その後、産経は14日から「改竄」(ざん)に改めましたが、読売・日経・NHKはそのまま。27日・読売・日経は、佐川氏証人喚問が始まる日の朝刊で「改ざん」としました。最後まで残ったNHKも、午前中の参院証人喚問が終わり、12時のニュースから、急遽「改ざん」に改めました。私もそのニュースを見ていましたが、わざわざアナウンサーが表現変更の理由(説明にもならない言い訳)をしていました(笑)。

誰もが当初から森友文書は書き換えレベルではないと感じ、また安倍政権への忖度に厳しい批判が高まっていても、残り右寄り3メディアだけがその間、書き換えと擁護し固執続けました。3メディアがやむなく改ざんに変更した理由が、26日の国会で安倍首相が追い込まれ、苦し紛れに改ざんを認めたからです。固執してきた書き換え表現を首相が改ざんと言ったから即座にやめるなど、ジャーナリズムの独自性・主体性をなくした何とも情けない姿を露(あらわ)にしました。特にNHKは、過日、オスプレーがコントロールできず沖縄の海岸に墜落し粉々になった際にも、墜落ではなく「不時着」表現するなど、安倍首相への忖度度は酷いものです。今回の改ざんは、民主主義を根底から揺るがす大事件です。にも関わらず一部のメディアが「書き換え」という言葉で矮小化し続けたのは、極めて悪質です。

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■改ざんの竄の字は穴に鼠と書きネズミが穴に隠れる・逃れる様を言う
前後が逆になりましたが、改ざんと書き換えはどう違うのか調べてみました。各辞書ではどちらも基本的には<字句を書き直す>ですが、改ざんは否定的な説明に使います。例えば、<不当に改める場合に用いられる><普通、悪用する場合にいう><自分に都合のいいように直す>などです。現在は一般的に、あるいはメディアでは改ざんと書きますが、漢字では改竄です。ブログ・パソコン文字は簡略な“図形”になっていますが、本来の「竄」の字は「穴」と「鼠」(ねずみ)が合わさった会意(かいい)文字です。鼠が穴に隠れる様から、<隠れる・逃れる>を意味します。竄を使った熟語は、竄悪(ざんあく)=悪を隠す、竄匿(ざんとく)=逃げ隠れる、です。中国の歴史書にも、「こそこそと勝手に字句を直す」ニュアンスで使われているそうです。

このような背景や文字本来の意味から鑑み、森友文書は言うまでもなく改ざんです。文字の重要性を知っているメディアが、意図的に書き換えと表記してきたことは竄悪であり、証人喚問にまともに答えようとしなかった佐川氏の言動は竄匿です。話は飛躍しますが、戦後、日本は多くの公文書が無断廃棄や秘匿(隠匿)されてきました。日米が関係する重大外交や大事件は、米国で長年大事に保管されてきた公文書からしか窺い知れません。日本もしっかり公文書を残す文化やルールが確立しない限り、平成の歴史が将来残りません。今のままでは公文書の改ざんや公文書を残さないことが、“ネズミ算”的に増えてしまいます。そうならないように、不心得役人の“ネズミ退治”が必要です。私からの“チュー告”でした<出た!不必要なオヤジギャグ>。

Sankoub
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前号/4・証人喚問史上最低の自民党丸川議員の質問は安倍首相にすり寄る森友体質を象徴

Ntopkeiji

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