食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

将来、異常気象の大雪によってザハ案の新国立競技場の屋根が落ちる恐れが/東京五輪の危うさR3-4

2021年04月15日 | 東京五輪の危うさ
Oiympictp2 少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.28
ROUND3 新国立競技場 (ザハ・キールアーチ)編 4
将来、異常気象の大雪によってザハ案の新国立競技場の屋根が落ちる恐れが

Wjpn19620623_03オリンピック募金切手のご案内・第2次(体操) 1962年発行

ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。記事は2014年12月、旧ブログに投稿したものです。ザハ氏デザインによる新国立競技場案は、白紙撤回されました。アスリートファーストの尊重は微塵もなく、政治家・経済界・五輪関係者などは己の思惑・利益・保身のために、東京オリンピックの悪用が目に余ります。年月が経過しても、ブログにてその検証や事実を残しておく必要があると考えます。

当初の設計では、大雪過重でザハ案による新国立競技場の開閉式の樹脂の屋根が落下することが判明したのです。JSC(日本スポーツ振興センター)は慌てて、電気ヒーターによる融雪装置を設置する設計変更しました。しかし度々起こる想定外の異常気象による「大雪」が降れば、対応できるか分かりません。万が一、観客動員中に大雪の重さで屋根が落下したら、大惨事になることが懸念視されています。また最新技術の樹脂であっても、強度的に7~10年しかもたないことが指摘されています。

競技場は、地上6階、地下2階、延べ面積21万㎡、スタンドは3層になる設計です。斬新といえば聞えが良いが、裏返せば複雑な会場設計、客席は最大70mもの高さや急勾配です。それが“あだ”となり、専門家は今から、災害時に大勢の観客の誘導は十分にできないと言っています。デザインにこだわるため、火災時・災害時の危険性が大きい新国立競技場の設計なのです。世の中は節電方向へ動いているのに、通常も多大な電気を必要とする新国立競技場は、受け入れがたいでしょう。

そもそも世界のスポーツ界は、陸上競技・サッカー・ラグビー(アメフト)など、別々の競技場で行うのが潮流です。ヨーロッパや中米のサッカーを見れば、ご理解頂けます。それと逆行し陸上競技もサッカーもラグビーもコンサートもやる、「多目的」な新国立競技場の使用案は時代遅れです。“多目的は無目的”なことで、どっちつかずの中途半端な仕様は、いかなる競技団体からも不満・不十分感が残ります。街の公民館などと同じく、多目的使用の作り方は貧乏だった半世紀前の発想です。

北京大会のメイン会場、通称“鳥の巣”はたまにコンサートに使われるものの、スポーツ大会の開催は全くなく、まさしく“閑古鳥”が鳴く状態です。一方、ロンドン大会の多くの競技場は、大会後は大幅に取り外しができるような設計をしました。現在はこじんまりとした施設に改造され、市民のスポーツの場になっているそうです。西洋人は、合理性・割り切り方がしっかりしています。日本は人口が減っていき、若者層への税金負担が加速化するのですから、新国立競技場案は無駄です。

Tpjw06b3020228079

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ザハ案の新国立競技場の年間... | トップ | ザハ案の新国立競技場の開閉... »
最新の画像もっと見る

東京五輪の危うさ」カテゴリの最新記事