petit ー森下恭介小作品展ー その5

こんにちは。
６日から開催のpetit ー森下恭介小作品展ー　も、本日までとなりました。
台風も最初の心配をよそに、全く影響もなく最終日を迎えることができました。
本当によかったです。

金曜日には「手紙家くま」さんの熊谷哲也さんが来てくださいました。


ありがとうございました。
さて最終日になりましたが、もう１点印象的な作品を見ていただきましょう。

タイトルは「稜線」とあります。
３点並んでかけてあります。
こちらはその真ん中の作品です。
森下さんがよくモチーフとして取り上げる秋吉台がモチーフです。

そのままだとちょっと赤っぽい鉄さびが柿渋を使うことで黒く仕上がっています。
これは柿渋に含まれるタンニンの働きにより、このような色合いになるそうです。
また、柿渋自体がさび止めとしても働くので、ちょうどいいそうです。
板の上部右に入っている切れ込みがまるでたなびく雲のようにも見えます。

じっと見ているといろいろなものに見えてくる、不思議な作品です。
「広島市周辺の山並みに見える」と言われた方もいました。
森下さんも見る人の感じ方にまかせています、と言われました。
見る人の心持ちで見える姿が変わるのでしょうね。
その時々で、自分の心が映し出されてしまうのかな。

petit ー森下恭介小作品展ー　も間もなく閉場です。
お越しくださいました皆様、本当にありがとうございました。


きょうのきなことげんげん。


なんだかしおらしい２猫です。
では今日はこのへんで。