夏越しの朗読会 その２

こんにちは。
今日は、阿部律子さんの「夏越しの朗読会」の第２回を開催しました。
金曜日はとんでもない悪天候でしたが、天候も回復し一安心。
とはいえ、またまた暑さの中での開催です。
お集まりの皆様本当にありがとうございます。

前回とは演目も異なるため、２回来場された方も何人かいらっしゃいます。

さて今回の最初の演目は山本周五郎作の「鼓くらべ」。


鼓の腕前に自信があるがゆえに少々生意気な娘と老齢の旅絵師との心の交流を通じて
技術を競うことの愚かしさに気付く娘の心の変化と成長が語られます。

娘が気づきを得た瞬間の心の動き、師匠の怒りと戸惑いを表現する阿部さんの語りが、
まるで私たちがその二人を目の当たりにしているような気持にさせてくれました。


第１部が終了。
換気を兼ねての休憩をはさんで、後半は大川悦生作「おかあさんの木」。

最近の不安な世界情勢と広島の夏。
阿部さんならではの作品選びです。


「おかあさんは、」と、一般名詞で語られるこの作品は、
国籍も時代も超えて世界中の「おかあさん」の思いを込めた作品でした。
阿部さん、ありがとうございました。

アンコールは、小林大輔作「別人」

しんみりした会場の気分を再び明るい笑いで包んでくれました。


阿部さん、今回も素敵な朗読をありがとうございました。

最後の３回目は、７月２１日（木）です。
阿部さん、どうかよろしくお願いいたします。

では、今日はこのへんで。