GalleryCafe 月~yue~

「ギャラリーカフェ 月~ユエ~」のご案内

森下恭介日本画展 その5

2015-02-20 18:29:37 | 日記
こんにちは。今日は、暖かいですね。
陽ざしも1日中照っていていい気持ちです。
でも、明日から下り坂のようです。
またまた寒くなりそうですね。

お隣のAさんが、きれいに咲いた紅梅の枝をプレゼントしてくださいました♪
やっぱり、少しずつ春が近づいているようです。

さて、「森下恭介日本画展」も、残すところ明日と明後日となりました。
たくさんの方に来ていただき、本当に感謝しかありません。
お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

今日は、今回彼が描いた作品の中で、1番の大作をご紹介します。


         小豆原埋没林

三瓶山が縄文時代に噴火した時、火砕流が発生し、当時の原生林を飲み込んでしまいました。
その時の樹木が当時(=火砕流に埋まった時)の姿のまま掘り起こされ、
現在、「小豆原埋没林公園」という施設で保存されています。

直径が2~3mはある杉、クリ、などの大木が、立ったまま、あるいはなぎ倒されている様子が
当時のままに残されています。

そこでスケッチをして、作品に仕上げたものが、今回の作品です。

伸び上がるような古木の姿。

背景に貼られた錫箔の鈍い青白さのなかで、その神秘的な姿に
4千年の時の流れを感じます。

ここでも「錆」が味わいを出しています。




盛り上がった仕上がり部分。

これもまた、古木の雰囲気ですね。


ユエのカフェに座って見たときに、視線が作品の中央にくるように考えて、
作品の高さを決めてくれたのだそうです。

有り難いことです。
森下さん、本当にありがとう。

皆さん、ぜひ1度「小豆原埋没林公園」に行ってみてください!
本当にすごいです!
そのうえで、この作品を見ていただいたら、また違った感慨を持っていただけると思います。
暖かくなったら、ぜひどうぞ!



今日のきなことげんげんはお休みです。
では、このへんで。