G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

スマホGPSとGarmin製 GPSの標高データの比較検討

2017-04-24 | 登山関連情報

1. 概要
4月23日(日)に鈴鹿山地の朝明キャンプ場→ハライド→青岳→ブナ清水→朝明キャンプ場と周回してきた。
その際、スマホGPS(Fujitsu M03)とGarmin製GPS(eTrex Vista HCx)とでトラック データを取得し、そのデータからトラック データと標高データを抽出し、比較検討を行ったので報告する。
 その結果は、トラック データに関しては、両者に有意差は無いが、標高データに関してはGarmin製の方が圧倒的に高精度であることが判明した。
 参考として、Fig.1にその時のトラック データ(Garmin製)を示す。
                                                                  Fig.1

2.スマホGPSの標高データ:
Fig.2に示す通りで、データのランダム変動が大きい。
従って、沿面距離≒12.8km、累積高度(+)≒2,804mとなっているが、実際の数値より可成り大き目に算出されていると推定される。
 
Fig.2(クリックで拡大)

3.Garmin製 GPSの標高データ:
Fig.3に示す通りで、ランダム変動は無く、データはほぼ、地形と類似しているのが分かる。
従って、沿面距離≒9.5km、累積高度(+)≒1,123mは実際の数値に近いと推定される。

Fig.3(クリックで拡大)

4.Garmin製 GPSの補正後の標高データ:
地形図が正しいものとして、地形図に合わせて補正した標高データはFig.4の通りである。
1/25,000地形図の精度(5m)はGPSの精度(10m)より高い事を勘案すると補正後のデータはより信憑性が高いと推定される。
 因みに、ここでは、沿面距離≒9.2km、累積標高(+)≒940mとなっている。

Fig.4(クリックで拡大)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿