4月10日(日)、暖か(20℃位)、無風で穏やか
参加者:G.G 他9人
歩行距離:約7.6 km、所要時間:約5:20(登り:2:10/昼食:0:50/下り:2:00/遊歩道:0:20)
GPSトラック:
ふくべの森P→登山口→骨ケ平→奥瓢ケ岳→瓢ケ岳、昼食→見晴台→片知山分岐→抜戸岩→林道出合→
遊歩道→ふくべの森P
GPS標高図:
特段、危険箇所、急峻な所はない。難易度は標準的な登山道である。
(クリックすると拡大)
山行リポート:
■日曜日の早朝とあって、R156な道路は空いていて、各務原から1時間弱で「ふくべの森」、駐車場に到着する。
■登山口に立派な看板があり、周辺の山、登山道のレイアウトの概要を把握するに有益である。
■登山口から暫くは典型的な沢沿いの道で何回か渡渉する。やがて鬱蒼とした杉林の中を沢の源流に向かって進んで行く。
頭上が明るくなり鞍部に着くと、そこが骨ヶ平である。骨ヶ平から先は景色が一変し、一面、熊笹の密生した世界となる。
■瓢ヶ岳近くで奥瓢ヶ岳方向に左折すると7、8分で壊れた標識があるピークに達する。但し、Web.によっては、
もう一つ先のピークを奥瓢ヶ岳と称しているものもあり、どっちが本当の奥瓢か分からない。
■南方が開け眼前に今淵ヶ岳、矢坪ヶ岳などが広がる。山腹に縦横に道が走り、痛々しい風景である。
■瓢ヶ岳に10:30に到着する。普通なら昼食には早過ぎるが、朝が早かったので食欲はあり、適当な所を探し
昼食を始める。その内、ハイカーが段々増えて、30人超となり、賑やかになる。
珍しく若者も可成りいて活気がある。
■生憎の曇天で遠方の眺望は利かないが蕪山あたりはハッキリと同定できたのでまずまずである。
ゆっくりと食事と会話を楽しんだ後、記念撮影をする。シャッターを押してくれた人に、固い表情をしていると
指摘され、皆、仕方なくニッコリと微笑み、お陰で良い表情の写真になったようだ。
■一時間弱を過ごしてから下山を始める。骨ヶ平から見晴台の間は、道の両サイドに未だ花はチラホラであるが
カタクリが沢山あり、暫くして一斉に咲き出せば見事なカタクリ ロードに変身しよう。
■見晴台の標識があったが、今は特段の見晴はないようで、標識も赤錆て旧見晴台だと茶化したくなる。
■見晴台を過ぎると、熊笹の密集度が一段と増し、眼下しか踏み跡は定かで無いようで一瞬、不安がよぎるが、
問題なく踏み跡をトレースできた。
■釜ヶ滝分岐を過ぎ、片知山分岐点に来る。GPSにアップしたウェイポイントで、ここが抜戸岩ルートへの分岐点であることを確認する。
抜戸岩ルートは踏跡がはっきりしているが、不思議にも片知山方向の踏み跡は全く分からない。
此処から片知山へ行く人がおらず、踏み跡が消滅したのかも知れない。
■鬱蒼とした杉林の中を下って行くと巨岩があちこちに散見されるエリアに達する。
ロック ガーデンとでも名付けたら良いような場所である。標識がないので、どれが抜戸岩なのか定かでない。
その中でも最大で、高さ10m位の小山のような岩塊があったので一応、これを抜戸岩にしておくことにした。
■巨岩エリアの最後に高さ:4m、長さ:10m位のマッコウクジラのような巨岩があった。余りにデカクて全体が
カメラに収まらない。
■ここまでは春まだ浅きで、花と無縁の世界であったが、この周辺では僅かながら、コブシやアカヤシオなど
春の使者が出迎えてくれて春の息吹が感じられた。
■岩がゴロゴロした沢道を下って、やがて林道に下り立つ。林道を歩けば駐車場まで、1 km位、舗装道路を
歩き、なおかつ100m程登らなければならないので、林道の反対側にある遊歩道を辿ることを思いついた。
森林浴するような良い雰囲気の道を20分程歩いて行くと踏み跡が段々薄くなてきたが、最後は駐車している
車が頭上に見えたので3m程の土手をよじ登って無事に帰着した。
雑 感:
■本周回コースは、登りは沢沿いの岩道、渡渉、尾根は密集した笹の道、下山路は巨岩エリアの通過など
変化に富んで終始、楽しめた。もっと知名度が上がっても良さそうに思うのは筆者の贔屓目か?
■登山道は分り易く、歩き易く、道迷いの恐れはない。と言っても岩道、渡渉、深い笹道などがあり遊歩道感覚の道ではない。
■下山後、駐車場までの帰路は林道左側の遊歩道を辿るのがお勧めである。ハイキングを2回して得をした気分になろう。
■岐阜県山岳連盟の人との知遇を得たのは収穫である。山頂で記念撮影のシャッターを押してくれた方で、
今日はパーソナル会員(初心者でレベルアップを目指す個人会員)のトレーニング目的で登ってきたそうである。
後日談:
帰宅してから、Web.で「抜戸岩」の所在を探しているとありました。筆者が抜戸岩と思った巨岩の後ろ側に
回り込むと、40mもの高さの岸壁が2つ見えるようです。又の機会に是非とも見物したいものです。
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