G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

舟伏山(1040m) ~紅葉、黄葉が真っ盛りの舟伏山へ~

2016-11-14 | 山行

年月日:2016年11月13日(日)、無風快晴
参加者:G.G.他9名
アクセス:各務原7:30→7:45駐車場/走行距離:約45km(片道)
歩行距離:約7.5km/所要時間:5:10(昼食、休憩を含む)
コースタイム:駐車場P 8:55→10:25みのわ平10:35→11:25舟伏山12:25→14:05駐車場

GPSトラック:
Pは登山道入口から約3kmの広場である。反時計回り(東回コースから西回コース)に周回した。
なお、東回コースは登山禁止であるが、当日は日曜で工事の妨げにならないと判断し登った。
                                                                          (1目盛:約300m) 

GPSトラック標高図:
■地形図では斜度は大きい所があるが、実際は登山道はジグザグに切ってあり歩き易い。
 
(クリックで拡大)

山行リポート:
朝日に輝く舟伏山の全景。全体的には赤色不足の感があるが、登高意欲を掻き立てる。

登り始めは暫し伐採工事現場の荒涼とした、異様な風景の中を進む。
 
■「みのわ平」の黄葉が素晴らしい。心身共にリフレッシュするに絶好の休憩場所である。ゆっくりと時間を取りたい。

■同じく「みのわ平」で、見上げた時の、青空をバックにした木々が力強く美しい。

■広々とした山頂でゆったりと1時間余りを過ごす。展望は南方が開けているが、大展望でない。
山頂の標識は字が薄れて判読し難いが、何故か、三角点の文字はタッチアップされクッキリしていた。

■山頂での記念写真。全員の幸せそうな笑顔が爽やかである。

■小舟伏山からの下山途中、本日一番の艷やかな紅葉に出合い、大勢がシャッターを切る。
 
所 感:
4月に咲くイワザクラ(準絶滅危惧種)の可憐さは忘れ難いが、紅葉、黄葉の見事さも一級品であろう。
登山道は痛みがひどく、所々で路肩が崩落し、滑落の恐れがあり要注意である。一般的に言われることであるが、下山時はスリップし易く、一段と注意が必要である。


杠葉尾から銚子ヶ口(1077m)、水舟の池へ ~深山の奥深くに眠る入舟の池を探訪~

2016-11-09 | 山行

年月日:2016年11月5日(土)、無風快晴
参加者:G.G.他4名
アクセス:
各務原5:30→(長良川沿い、R23)→(木曽三川公園)→(R421)→(石榑峠)→
(道の駅、奥永源寺渓流の里)→7:30杠葉尾駐車場
歩行距離:約14km/所要時間:約8時間(昼食、休憩を含む)
コースタイム:
駐車場7:35→10:05東峰10:15→10:20銚子ヶ口→11:05水舟の池分岐→11:20水舟の池、昼食12:00
→13:00東峰→(ルートロス)→13:35東峰→15:35駐車場 

GPSトラック:
登山口から5分位、離れた空き地に駐車する。
 

                    (左方向が北、1目盛:約600m)

ルートミス個所の拡大図:東峰で左折すべきところ誤って直進してしまい、トレースが無くなりバックした。

GPSトラック標高図:
全体的に斜度は緩やか(最大12°位)で歩きやすい。
 
(クリックで拡大)  

山行リポート:
一旦、登山口を通り過ぎ、5km先にある道の駅「奥永源寺渓流の里」でトイレ休憩する。
校舎が残っている中学校跡を利用した道の駅で、一般の道の駅とは風景が異なる。
八風街道(R421の旧称)と呼ぶ)の滋賀県側最奥に位置する杠葉尾集落は想像していた様な過疎の寒村ではなく、落ち着いた人の温もりが感じられた。近江と伊勢を結ぶ要衝の地で、嘗て、1500年代には佐々木高実が杠葉尾城を築いた地であ、付近には曲輪、石垣、土塁などが残っているそうである。
 
神崎川を渡って300m位の所に車が3台置ける空き地があり、そこが登山口である。
既に、2台が駐車していた。なお、この登山口の東側の空き地にも車が2台置ける。
 
登山道は始めのうちは良く手入されている杉林の中を進んで行く。木々は大木で密集していて昼なお薄暗い。トラバース気味の長い杉林を過ぎると片側が切れ落ちた細い道もあり、注意深く歩を進める。

■標高1000m付近にはシロモジ林が広がり、黄葉真っ盛りであった。

■尾根に上がると、ひと登りで東峰である。360度の大展望である。正面(東方)には釈迦ヶ岳が聳えている。
 
■北方には御池岳、藤原岳などがハッキリと同定できる。
 
■銚子ヶ口は直ぐである。展望はない。誰もいない静かな山頂である。三等三角点にタッチ、記念撮影をする。

 
銚子ヶ口から先は落ち葉が積り、トレースが分かりにくい。赤いテープを追いながら進む。西峰から10分位の所に吊り下げられている白いプラスチック板が入舟の池への分岐点である。道なりに100m程、降ってゆくと森に囲まれた池に達する。想像していたよりも広大である。100m✕50m位であろうか。
水面は水草で繁茂している。水は澄んでいてイモリがのんびりと泳いでいるのが見える。
池を眺めながらのんびりと昼食を摂る。池を一周し、帰途に付く。

東峰まで順調に戻ってきたが、ここで左折すべきなのに誤って直進してしまい、暫くしてGPSトレースを確認し、誤りに気付きバックする。この間、約30分間ロスする。
晩秋の山の夕暮れはは早い。2時頃であるのに夕闇が迫ってきていた。但し、寂寥感はなく、むしろロマンチックな雰囲気を楽しむ。
 
3:30に無事、登山口に降り立つ。途中30分のルートミスがあったものの、計画より10分遅れで済んでやれやれであった。 

所 感:
銚子ヶ口までは、ポイント(1~15)の標識があり一本道で迷うことはないが、銚子ヶ口から先は標識は無く赤テープを頼りに歩くことになる。ガスったような時にはルートファイティングが難しくなるかも知れない。
展望が良いのは東峰付近だけある。東峰から先は落ち葉を踏んでの山歩きが気持ちいい。
入舟の池は期待を裏切らない深山に佇む鈴鹿で最大の池である。ここを訪れるには往復8時間位のアルバイトが必要であるが、それに見合う山歩きと入舟の池である。
■大分進んでからルートミスに気付いたが、もっと早期に気付けた筈である。変だなと思ったら、直ちに、落ち着いてルート確認をすべきだったと反省している。

 


せせらぎ街道の紅葉見物

2016-11-06 | 旅行・紀行

毎年、この時期、紅葉見物に「せせらぎ街道」へマイカーで出掛けるのが恒例である。去年は10月31日に出掛けた。
今年は11月3日に、インターネットで「せせらぎ街道」の紅葉が見頃を迎えているのを知り、家内と二人で、車を走らせる。
これも恒例であるが、まず初めに、西ウレ峠の先にある茶店「助さ」へ直行して、名物の五平餅を2本づつ頂く。
ゴマダレの香ばしいタレは絶品である。値段は一本、300円で街に比べると割高である。
毎年、繁盛していて10人位の行列ができるが、今年は5人位で、直にありつけたのは有り難い。


 腹ごしらえが済んだので、Uターンし、ゆっくりと車を走らせながら、紅葉見物を始める。
カラマツの黄葉もピークを迎えていて美しかった。カラマツ以外の紅葉が綺麗に見えるパーキングで車を降り、
全山錦を装ったような晩秋の絶景に暫しうっとりする。
 
 帰路はパスカル清見の少し北で右折し、R257を通って金山に向かう。この道沿いでは鑑賞できるような紅葉スッポトに遭遇しなかった。途中、道の駅「美輝の里」の一部である「水辺の館」に立ち寄り一息入れる。
このR257は脇街道であるので、この時期、観光客は殆ど来ないそうである。ぜんざいを頂き、地産の野菜を求める。館の脇を流れる馬瀬川辺りの紅葉で疲れた眼を暫し休ませた。
 
その後は東仙峡金山湖畔沿いの曲がりくねった道をひた走り「道の温泉駅」で再び休憩した後は関市経由で、帰路につき無事帰宅した。
 来年も又訪れたい身近な良いコースである。