G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

藤原岳(1,144m)のスノー ハイク ~アイゼンを付けてのスノー ハイクは小気味よし~

2018-02-28 | 山行

山行年月日:2018年2月25日(日)、高曇り、穏やか、温暖
参加者:G.G他1名
アクセス:各務原16BK 7:00→(R21)→(R365)→8:25藤原岳登山口休憩所P/約62 km(片道)
歩行データ:距離≒8.6  km/所要時間≒5:46(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒1,200 m
コースタイム:
P 8:42→11:22山荘、昼食11:53→12:07藤原岳12:24→12:35山荘12:40→14:28 駐車場

GPSトラック:
■藤原岳登山口休憩所から山頂まで、大貝戸コースをピストンした。

                   (1目盛約300m)
GPSトラック標高図:
急傾斜ではないが夏道のようにジグザクしないで直登に近い所もあり意外とハードである。
なお、もともと、標高差は1,000m以上あるので決して易しい山ではない。

山行リポート:
■登山道:
8合目(大貝戸と聖宝寺コースの分岐点)から上は積雪が多く、どこでも歩けるので急斜面にアイゼンを蹴り込み直登感覚で登高する。急斜面でシンドイけれども高度をどんどん稼げるので予定より早く山荘に到着した。
往路では雪面が硬く、雪に足を取られ転倒してスリップすれば滑落スピードが加速する可能性があるので、転倒しないよう慎重に歩を進める。
■積雪量:
登山口休憩所には一片の雪も見当たらなかった。
4合目を過ぎると漸く積雪が現れ、6合目を過ぎた辺りでアイゼンを付ける。七合目を過ぎると本格的な雪道になる。8.5合目辺りの展望台にくると測れないほどの積雪になる。山荘から山頂にかけての積雪量は9合目付近ほどには多くない。然も表面が硬くツボ足でも歩ける状態で、新たに購入して持参した「わかん」の出番はなかったのが残念。

 ■ヒップソリ:
山頂付近では若者から中年のオヤジの多くが色とりどりのプラスチック製の「ヒップソリ」を持参していた。流行しているようである。実際に滑っている所は目撃していないが童心に帰り面白そうで機会があれば一度、滑ってみたいものである。因みに、一個、1,000円もしないそうである。

 ■藤原岳山頂にて:
何時もながら大賑わいであり、若者が大いように見受けられ心強い。昔ならカメラであるが今はスマホでの記念撮影が圧倒的に多いのも時の流れである。因み、我らの記念写真もスマホである。
今日の天候は完全無風で冬山とは思えない温暖さであり特段のアウターは不要であった。

■山頂からの展望:
晴天でないので、ボンヤリしていたものの、視程は良く見慣れた景色であるが眺望は楽しめた。
上の写真は南方で治田峠、静ヶ岳、竜ヶ岳と後ろに雨乞岳などが望まれる。左下は西方でサンヤリなどが望める。右下は北西方面で、御池岳の巨体が行く手を遮っている。
雑 感:
■八合目から上は、積雪量が多く、アイゼンを付けての歩行が小気味よく、快適であった。
■往路は午前中で気温が低く雪面が硬くて滑べりやすい。雪に足を取られ転倒、スリップすればピッケルを持っていないので滑落スピードがコントール出来ない。転倒・スリップしないよう要注意である。
■今回の登山では、雪面が硬く、折角、持参した「わかん」も出番がなく残念であった。折を見て、軟らかい雪の中を「ワカン」或いは「スノーシュー」を付けて歩いてみたいものである。
■蛇足であるが、雪山でも天候が穏やか、多くのハイカーが訪れて踏み跡がハッキリしている山ならばアイゼンにより普段よりも歩きやすく、安全に別世界を体験できる。
雪山未体験者には、折を見て是非とも雪山にチャレンジすることをお勧めしたい。