2007年Ｆ１GP開幕戦：豪州GP決勝

過度な期待は禁物，と思って見始めた決勝ですが，ほぼ予想通りの内容でした。
スタートでライコネン(扮：フェラーリ)に逃げられればそれでおしまい，というトップ争いの見られないゲームはやはり今ふたつです。
個人的にラテン系のチームは好きではありませんので，赤馬を応援する気には到底なれず(91-95年頃の低迷期は別)，このままGPシーンを席捲されるのではないか，と危惧しております。
また，スタート直後，後方から白煙を上げたトゥルーリ(伊：トヨタ)のマシンにひびり，琢磨がトップ10に残ってくれることを願いましたが，やはり叶いませんでした。

トヨタは相変わらず決勝でのスピード不足だし，A久里はピットストップのタイミングを誤ったり，作業に時間がかかったりと，若いチームならではの未熟さを露呈した感じです。
思いの外上位陣が崩れず予想通り赤馬とマクラーレンが上位にきましたが，今季はこの２チームの争いになることを示しているということでしょう。
新人らしからぬ堂々とした走りを披露したルイス・ハミルトン(英：マクラーレン・メルセデス)はさすがでしたし，ルノーはやはり昨年ほどセッティングが決まっていませんでしたね。
こちらも期待の新人であるヘイキ・コバライネン(扮)が再三アンダーステアに見舞われ，コーナーではらんでしまったくらいでしたし・・・。

しかし，マッサ(伯：フェラーリ)はホンダの後塵を拝していた筈なのに，いつの間に上位に上がったのでしょう・・・。
トヨタは同じエンジンのウィリアムズに抜かれるし，やはり過度の期待は禁物，ということでしょう・・・。
次戦は三週間のインターバルを置いて，熱砂のバーレーンです。
日本勢の活躍に期待ですが，スパイカー(ジョーダンのなれの果て。オランダのナショナルカラーであるオレンジ色だったので旧アロウズかと思った・・・)と絡んで飛んだアンソニー・デヴィッドソン(英：スーパーアグリホンダ)が背中を痛めて病院送りになったというのが気にかかります・・・。