koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

2007年F1GP開幕戦:豪州GP予選

2007年03月18日 09時51分47秒 | 車&モータースポーツ

不本意ながら早起きしてビデオを回す。
クィーンの「フラッシュ!」が鳴り響く中,予選第1ピリオドがスタート。
音速の翼を持ち極彩色の鎧を纏った現代のジークフリードたちが,アスファルトのコロシアムを駆け抜ける・・・(玉木正之氏風・・・笑)


いやー,久々に感動して目頭が熱くなりました。
これが昨年開幕戦のグリッドにつけるかどうかですったんもんだした挙げ句テールエンダー争いをしたチームなんでしょうか・・・。
第1ピリオドを初めて通過して17位以内に入っただけでも感動もんなのに,何と我等がたっくんが第2ピリオドも通過して第3ピリオドへ進出。
予選で遂にトップ10に入るという快挙に,私も右京さん同様込み上げてくるものがありました。


これは幾つかの意義があります。
まず,優勝争いの最右翼だった赤馬一台フェリペ・マッサ(伯)が第2ピリオドでトラブルに沈んだこと。
開幕戦とは,万全なオフを送った最強チームでもこうしたトラブルに見舞われる可能性があるということです。
その中で結果を出したのですから素晴らしい。


次に,フェラーリ,メルセデス,BMW,ルノー,TOYOTA,HONDAというワークス勢を相手に残ったのは琢磨とご当地出身のマーク・ウェバー(レッドブル・フェラーリ)だけであること。
しかも,本家のHONDAがルーベンス・バリチェロ(伯)が第1ピリオドで,ジェンソン・バトン(英)が第2ピリオドで姿を消し,プライベーターがワークスを喰ってしまったという点が素晴らしいと思います。


そして,HONDAのワークス2人が14位,17位と沈んだのに対して,琢磨のチームメイト(01年の英国F3以来のタッグ)のアンソニー・デヴィッドソン(英)も速さは予選を通して同等で,琢磨のすぐ後11位に着けていること(実況の三宅アナだか馬場アナだかが,間違って「ディヴィッド・アンダーソン」と思わず呼んだのはお笑いでした)。
チームとして安定してきている証拠だと思います。
プライベーターが資金もチーム大勢も安定したワークスを喰う,というドラマがあるからこそF1は盛り上がります。


全く期待をしていなかったTOYOTAも何とか第3ピリオドまで持っていきました。
第2ピリオドでお家芸とも言うべきギヤボックスのトラブルに見舞われたラルフ・シューマッハー(独)のマシンを,よく短時間で修復させたものですが,ギヤが噛んでしまったように見えたのですが,もしかするとステアリング交換によってフライ・バイ・ワイヤシステムが正常に戻り,シフトが可能になったのかもしれません。
ウィリアムズ勢の前に出たことで,かろうじて本家の矜持は保たれた,と言うべきでしょうか・・・。
ま,圧倒的な速さとまではいきませんが,得点圏でフィニッシュして欲しいものです。


王者フェルナンド・アロンソが抜けたルノーは,昨年の切れ味は無いですね。
もうヴェテランとなった「アッピア街道の暴走野郎」ジャンカルロ・フィジケラ(伊)が巧みなマシンコントロールを見せていましたし,大物新人の呼び声高いヘイキ・コバライネン(扮)も堂々とした走りでしたが・・・。
新人と言えば,マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン(英)もアロンソにひけをとらない走りで,優勝争いに絡みそうです。
殊勲賞はBMWでしょうか。
ニック・ハイドフェルド(独)が3位,昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーともいうべきロバート・クビカ(ポーランド)が5位,と脅威の速さを見せつけました。
ま,赤馬の席捲が予想される今季ですが,三つ巴,四つ巴の混戦を期待したいものです。


さて,午後1時10分からの決勝が楽しみですが,所用で出かけるので録画を見ることになります。


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2 コメント

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タイム差 (オオカミ)
2007-03-18 10:33:36
予選順位が10位というのは「なかなかやるな」と思ったのですが、ライコネンとのタイム差を観ると、2.8秒くらいですよね。去年の開幕から数戦あたりでは、ポールとのタイム差が3秒くらいだったから、まあ、0.2~0.3秒くらいは進化しているのかもしれませんね(笑)。少しは好い結果が出ることを期待したいです。
それよりもナカジマJrが金曜の午前中に琢磨よりもコンマ4秒近く速く走っていたのが嬉しかった(笑)。早くF1本戦デビューできないかなあと期待してしまいます。
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タイム差はいかんともし難いですね・・・ (koshi)
2007-03-18 12:02:51
オオカミさん,こんにちは。
早速のコメント,ありがとうございました。

以前107%ルールなんてものがあった時だったら,即刻出走不可だったことでしょうし,「予備予選(PQ)」なるものがあった90年代初頭までが懐かしいです。
ま,今回の予選順位は多分に「蜂の一刺し」的な内容たとは思いますが,本家ワークスを喰ったのは快挙と思います。

中嶋Jrの走りはスムーズで見応えがありました。
父と違ってTOYOTA系のドライバーですが,早くレギュラーになって欲しいです。

さて,決勝は本命ライコネン,対抗アロンソ,次いでハミルトンと見ます。
BMW勢が引っかき回してくれると面白くなりそうな・・・。
日本勢は手堅く走っての入賞に期待ですが,A久里さんのチームはどうかなぁ・・・。
毎年波乱の1コーナーで日本勢に何も起きないことに期待です・・・。
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