風通庵-直言

ヨモヤマ話

単独採決、それが正解

2007-01-31 12:29:08 | Weblog
 野党各党は、柳沢厚労相の罷免要求に対し、与党が応じなければ国会審議に応じないとする方針に対し、与党は罷免しないし、野党が審議に応じなければ単独で審議も辞さないとの意向を固めたようだ。
 それで「正解」だ。

 柳沢厚労相の発言と国会での審議とはいささかの関係もない。なにからでもイケイケどんどんの野卑な発想で、最初に反対アリキの野党根性に付き合う必要は毛頭ない。単独でイケ。
 それが「正解」だ。

遅すぎた柳沢発言惜しい流行語漏れ

2007-01-31 10:04:46 | Weblog
 柳沢厚労相の「女性と言う生む機械、装置---」発言は、時と所、人いわば人格から、晩節を汚す言い方と非難、野党はそろって罷免要求、しかも予算審議と絡めての要求は、小澤のいじけた根性が見え見え。大人気ない。こんなことは社民党の女性集団に任せておけばいいんだ。

 この柳沢発言、フランスのシラク元大統領が同様の発言をしていたら、彼の国の女性はどう反応したか。ちょっと趣味深い。ユ―モアとペーソスで反論していたかも。「整備と修理と運転」はお任せよ、とでも。
 また、アメリカのレーガン元大統領なら。いろいろきわどい発言を繰り返していた記憶があるが、アメリカ女性の反応は、と、ちょっと気になった。

 日本の場合は相手構わず言うと、本人の意に反して受け取られて、逆に自らが迷惑を蒙る事があるが、その典型がこれだ。しかし、柳沢氏がユ-モアに満ちた人物とは思はないが。いわば洒落が利きすぎたのだ。去年の12月までであれば、偶然にも、「機械」「装置」のいずれかが、流行語になっていたかも。そう思うと、いささか遅すぎた柳沢発言であった。

教育3法案に政治の風か?

2007-01-29 11:15:12 | Weblog
 教育3法案即ち教員免許法、学校教育法、地方教育行政法の各改正法案を、安倍首相が今国会へ提出したいとするのに対し、下村博文官房副長官が「成立して欲しいとは思うが、柔軟に考えてもいい」とテレビ番組で述べ、今国会での成立にこだわらない考えを示したことから、兎角安倍首相の指導力に難癖を付けたい報道陣、早速、今国会での成立微妙(読売新聞19、1、29)と、打ち上げた。

 一方、柳沢厚労相が、島根県議の会合での講演で「女性は産む機械、装置の数は決まっている」と言ったと、野党議員が批判し、辞任要求も辞さずとか。それは辞しても無駄だろう。なかなか今日ビ正常な機械が少ない。製造メ-カーの社長が居並ぶ役員と共に頭を下げる事が多い。いや、この問題はちょっと横に置いて、別の機会に回そう。

 -----今国会での成立微妙と、打ち上げた。しかし、首相が一つの大きな目標を掲げ、官房副長官が現実的な見通しを述べて、それでいいではないか。
 そこで、政治の「風」に話題を変えよう。
 これら教育改正問題について、教育再生会議の議論に快く思っていない議員がいる。それも既に新聞で報じられているが、所謂文教族と言う族議員。ゆとり教育の廃止は駄目。もっともっと議論が必要。拙速に過ぎる、3法案を成立させるには時間が足りない等々と。教育界の現状より自分達の権威を重視しているかに見える。
 下村官房副長官の発言にも、政府内でもハ―ドルが高くて全部成立は難しいとの声があるとか、学校教育法改正案で副校設置の議論が進んでいないとか、地方教育行政法の関連でも、人事の硬直化とか教育水準の格差とか、要するに「議論が進んでいない」、この一言。目的は、議論を進めての「先送り」。そして、首相の指導力がどうの、取り巻き連がどうのと批判に晒す。物事がなかなか進まない。議論の名の下に進まない。

 だから、国会の審議はすべて風まかせということになる。一般的な政治風景がこんな姿である。このようなわが国の政治風土を「和治」(ル―ル・オブ・コンセンサス)と論じたのは日本国際フォ―ラム理事長伊藤憲一氏である。(産経新聞「正論」18、9、26)これは、民主主義の「法治」国家に対して、ロシアの「力治」国家、中国の「人治」国家とお国柄を巧みに言い表したものである。
 わが国を「和治」国家とは言いえて妙である。
 consensus,即ち、一致、同意、大多数の意見、総意、世論と解される。このコンセンサスを政治の世界に置き換えるといつも聞かれる「議論を尽くして」だ。この言葉の影に隠れて支援団体の意思を反映させ、反対意見を正当化し、審議を遅らし、法案を先送りさせ、結果首相の指導力がないと人ごとのように言ってはばからない。仮に指導力を発揮して、強行手段をとれば既に言われている「右傾化」、独裁者と遠慮なく批判する。だからこその「風」たより。

 議論を尽くして国民世論を喚起し、何事も総意を持って決定する。これがもう既に民主主義の論理を逆利用していることになる。ブログ子常に主張している「修正民主主義」の考え方は、熟成しすぎた民主主義の弊害を少なくする思考。氏の言う「和治」国家がいい悪いは別にして、現状の異論のない分析が、ますます政治の停滞を招かない事を乞い願う。

体罰は教育上あってしかるべき、なくて不思議

2007-01-28 11:34:33 | Weblog
 教育再生会議に現場の教師、教育経験者がいないと言う声を聞くが、いない方がいい。もしいて、仮に、現状をトクトクと喋ったら、成る話も成らん話になる。第三者的に、総論的に、総花的に話し合ってこそ今回の第一次提言がまとまったと思う。

 ブログ子の考え方の内、学校教育に集団生活を、嘗ての林間学校の充実をはかって、夏休み中に1週間位の集団生活、共同生活を体験させる、そんな制度の必要性と、もう一つ、いじめる子の登校停止より、むしろいじめられる子を登校停止して、いじめられない強く逞しい子に仕立て直す、そんな制度の方が現実的だと、書き入れた。

 もう一点改めて追加しよう。教師の体罰についてだが、昔は教師は必ず、1メ―トルくらいの竹か、棒を持っていた。それで掛図を架ける、黒板を指す、それ以外に体罰として頭を叩くのに使う。悪い事をした子供の側へ行って、パ―ンと叩く。それで終わりだ。或いは、頬っぺたをパ―ンと叩く。それで終わりだ。物事の処理が早い。ところが、言葉で諭してどれだけの効果が期待できるか。話し合いで、どんな解決が可能か。時間をかけて、ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う、先生が生徒と言い合って、結果どうにもならない。うやむやで放置。その繰り返しだ。
 
 先生 おい、君、なんだ、それは。
 生徒 (口真似で)なんだ。
 先生 おい、
 生徒 (口真似で)おい。
 先生 (腹立たしく)なんだ、その態度は。
 生徒 (平気な顔で、口真似で)なんだ、なんだ。

 こんなことが平然と行われていいのか。生徒と言い合って大人気ない。先生の方が根負けして黙ると、生徒は他の生徒の協力を得て、勝ちを誇る。
 ここで、体罰が認められれば、パ―ンと一発ビンタを食らわすと、それですべてが終わるのだ。教師にその程度の強制力を与えてもいいではないか。バカ親共々、もっと強権力で指導をするべきだ。
 強制力のない教育は駄目だ。
 
 スポ―ツでの暴力事件、特に野球部で、しばしば問題になるが、監督や先生の暴力は、ことの次第を問わないで、監督や先生が悪者になる。客観的に見た場合、必ず生徒の日常の態度に問題がある。それに対しての見るに見かねての暴力、他に方法がない所謂体罰であっても、監督や先生が悪者になって、善人が悪人に謝る結果になる。スポ―ツに暴力はつきものだ。管理暴力か、秩序ある暴力か、言葉は適切でないが、一考しては----?

二酸化炭素濃度の上昇で、わが体温も上昇

2007-01-27 11:28:31 | Weblog
 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素濃度が海水中で上昇を続けているのは、大気中の濃度の上昇の影響で、海水が大気中の二酸化炭素を吸収出来なくなっているためで、気象庁気象研究所はこの温度上昇と二酸化炭素吸収との関係の解明を進めると、読売新聞(19、1、26)は報じている。
 海水が大気中の二酸化炭素を吸収出来なくなると、温暖化が早まる可能性もあると言うが、いまや温暖化の真っ只中にいるのではないかと、肌で感じるのだが。

 作・一作日、電車で繁華街へ出た。何処もかしこも、暖房と人いきれで時ならぬ汗をかいた。とは言え、大寒を過ぎて幾日も立たない折から、Tシャツで出掛けるわけには行かない。

 わが学生時代の昭和30年前後、アパ―トの一室で火鉢に炭火、夜は分厚い布団二枚かけてまだ寒く、頭からオ―バ―を被って寝た。毛布を敷くほどの余裕はなかった。冬の見繕いは、洋服の下の肌着として、下は毛の長パッチ、上は長袖のシャツ二枚重ねで、しかも外套(オ―バ―)、手袋なしでは寒くて過ごせなかった。
 夜、アスファルトの上が薄氷に覆われていたこともある。

 遡って、昭和20年代の半ば、高校時代、恩師が東北地方の出身であった。半年間は雪にうづもれた土地で生まれたため、四国の温暖の地が憧れの土地であった。来てよかった、と。今、東北地方で半年間も雪に覆われているだろうか。経済活動が停滞すると政治問題になるだろう。

 さらに,遡ろう。
 わが幼少の頃過ごした四国。戦中。比較的温暖な土地柄ながら、朝、通学の途中、防火用水の中に張った氷を割つて歩いた。夜明けの温度は0度を下回っていた証拠だ。寒風に晒されて朝礼で、校長先生が「今朝は寒い筈です。3度です。撃ちてし止まむの精神で,頑張りましょう」と言っていた記憶がある。

 この体験からでも、いかに温暖化が進んでいるかが分かる。科学的な証拠もヘッタクレもない。肌で感じてきたいわば実感だ。
 いま、夜道の暗がりがなくなったし、夜空に輝くネオンの熱気だけでも相当大気を暖めていると思う。だから、温暖化を止めるため、二酸化炭素の消費量を減らすことがまず第一で、そのためには、ビルも住宅もすべての冷暖房を全部止める。ネオンも市街地の中心部を除いて全部消す。もとより電車の冷暖房も止める。したがって、生産活動に直結する以外はすべてをストップさせる。
 夢のまた夢以上に困難。だから、温暖化は一層進むので、それを前提にすべて対処しなければならない。まもなく、地球の95%まで海になるかも。そうなれば、土地も建物もいらない。たくさん水着を持っている人が一番豊かな人になる。
 そんな時代が来ること請け合い。
 

韓国ノ・ムヒョン大統領は「過去志向」

2007-01-26 15:36:53 | Weblog
 韓国の大統領ノ・ムヒョン氏は日本海の名称が余程お気に召さないらしい。歴史問題は未来志向でとか言いながら、「日本海の名称は植民地時代の産物」と言うノ・ムヒョン氏に、何でも植民地支配に結びつける新たな歴史曲解と、産経新聞は報じている。安倍首相は26日の国会演説で、韓国とは未来志向でと述べているが、韓国は「過去志向」から逃れられないようだ。
 
 戦後レジュ―ムからの脱却を目標にした安倍首相とは逆に、日本の植民地支配を自らは体験していないから、空想の中から思い起こしての屈辱政治、そこから一歩もでないノ・ムヒョン氏。この志向、どう考えても、いかに欲目で見ても「卑屈な半島根性」。屈辱感を味わってこその生き甲斐かも。はっきり言って、何故にチョウセンと言って蔑視されたか、そのワケを自ら答えているようなものだ。
 屈辱を主張する政治、屈辱外交、その一言。

 矛先を日本海に向けて、日本海にでもケチをつけなければ、日本の植民地支配の実情を知らない。日本で言えば団塊の世代だ。何をどうしようと言うんだ? 日本海はあくまでも「日本海」だ。もし、屈辱材料がまだ欲しければ、朝鮮半島を「日本列島北半島」にでも変更するか。東シナ海を「西日本海」に変更するか。

 折角二重瞼にしたのにだ、いじけた素性は直っていない。屈情政治があなたの施政か?

「椰子の実」―日本の歌百選に

2007-01-26 14:11:46 | Weblog
 郷里を離れて異郷で彷徨う自分の姿を、遠い島から流れてきた椰子の実に見立てて----、だが、いずれの日にか故郷に帰ろう、と。
 いま、団魂の世代が古里に帰って、嘗て自分を送り出した古里は、もうない。まさに砂漠、心の砂漠。さて、歌は―、


   「椰子の実」

               島崎藤村作詞
               大中寅二作曲
 
  名も知らぬ 遠き島より
  流れ寄る 椰子の実ひとつ

   故郷の 岸を離れて
   汝はそも 波に幾月

  旧(もと)の樹は 生いや茂れる
  枝はなお 影をやなせる

   われもまた 渚を枕
   ひとり身の 浮寝の旅ぞ

  実をとりて 胸にあつれば
  新たなり 流離の憂い

   海の陽の 沈むを見れば
   激(たき)り落つ 異郷の涙

  思いやる 八重の汐々
  いづれの日にか 国に帰らむ

宝塚カラオケ店の火事、みんなが「まァあァ」

2007-01-26 09:28:31 | Weblog
 客8人が死傷した宝塚カラオケボックス「ビ―ト」の火事、想像するに周辺みんなが「まァ、まァ」の安心症候群。

  経営者―娘婿が消防署に勤務している。少々のことは融通が利く。

  娘婿・消防士―何かあったらユウテ来て。

  消防署・消防士―ニ次会は「ビ―ト」へ行こう。○○の嫁ハンの親が経営しているらしい。安心だよ。気楽にな。もう何

      回か来ているんだ。

    ―ここ届け出ているか?

    ―知らない。奴が適当にやっているんじゃないかな。

    ―いまは遊びだ。仕事は仕事。公私混同するな!

 新聞情報では、このカラオケボツクスへは何回か来ているが、消防法に違反しているとの認識はなかったと言っているが、そんな事があるだろうか。職業意識は誰にでもある。消防士なら当然建物の防火施設にまず目が行く筈だ。遊びだから気が付かなかったとの言い訳は通らない。

 身内、親族はじめ友人、知人が消防はもとより、保険所、警察、税務署、許認可権を有する役所に勤務していると、どうしてもその縁故を利用したくなるし、それを自慢したくなる。またその逆もあって、署の付く所で働く者は、自分はもとより同僚の身内、親族、友人、知人とまだそのイトコにハトコからその遠縁までも頼って100円でも安くして、いわばタカリ根性丸出しである。

 違反建築、無届を知らない、気が付かない、そんな筈がない。しかし法の下ではそれが知らないでとおるのだから、しかたがない。法の下の平等で。

 死者が二人でているが、仮に、二人を殺した殺人事件なら多分死刑であろうが、誰が事件の当事者か。まァまァで見過ごした周辺関係者の少しずつの刑の分割、分担で、執行猶予付きの懲役刑などになると、また役所の無責任体制が問題になるだろう。

 死に損かも。

ヨン様 韓国芸能界でトップの所得税はいいけれど

2007-01-25 20:24:32 | Weblog
 ヨン様ことぺ・ヨンジュンさんが、韓国芸能界で所得税がトップの日本円で12臆5,000万円とか。所得の9割以上が日本での稼ぎで、日本様さまだとsankei web が伝えている。
 
 がしかし、喜ぶのはちょっと待てよ、ヨンさま。油断にならないのがあなたの国韓国。何時なんどき、あの所得は日本の植民地支配の後塵か-----?等々と言い出して、 ノ・ムヒョン大統領はもとより、二代目ノ・ムヒョン、三代目ノ・ムヒョンまでが、所得を遡ってでも剥奪しにくるぞ。

 日本の代役、いやァ、主役だ。

 

ゆとり教育の何処が正しい?

2007-01-25 11:46:49 | Weblog
 教育再生会議の報告にクレ―ムをつける文教族。大島理森元文相、河村建夫元文科省、公明党の四ッ。(新聞に名の出た議員)

 「ゆとり教育が目指したものは間違っていない。----」では、どこが正しいのか。いまの学校の混乱を何と見るか。
 「ゆとり教育を否定すると、これまでやってきた人間力向上の改革につながらない。」では、いままでの教育でどれだけ人間力の改革が実現したのか。人間としての規範意識を破壊し、教育を混乱に導いただけではないのか。教育現場の混乱の現状改革と、己の今までの活動の権威とどちらが大事か。己の権威と言いたいのだろう。
 「国会提出前に、十分、与党の中で議論させて欲しい。」そうすれば、その段階でツブシテあげる。どうせそんなものだろう。

 郵政の場合もそうだったが、党の方針と、己の支持母体とどちらを優先させるか。族議員として、支持母体が一票にも影響するから、党は二の次。支持母体の権益擁護にこれだけ活躍しました。けん制力こそがチカラと能力。どうか私の活躍ぶりを見てください、と、族根性丸出し。相も変らずご支援を。党から変な目で見られることも族の活動の証になる、と、まァこの程度。