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風通庵-直言

ヨモヤマ話

あーァ、菅さん、いよいよ!

2011-05-31 13:20:19 | Weblog
 あーァ、菅さん、いよいよ来るところまで来たでェ、また先送りか? こんどはそうはいかんやろ、ハッハッハ。誰か言うたように、民主党の議員には、人も羨む経歴の持ち主が多いし、人間的にも立派な人がいてる、そやから、そんなところに期待した向きもあったかも知らん。確かにそうやけど、ところがや、菅さんの、菅政権のやってること見てたら、まさに「田舎芝居」や。肝心なところで小道具を忘れたり、立ち合いで曲げ飛ばして、笑われたり、恥かいたり----。
 元はと言うたら、政権運営のノウハウがないからやろ。他人を批判はできても、オノレ自身に経験がないから、いま政治に何が重要かの重要性の認識もない。特定の思想の持ち主だけの、狭い範囲の議論で、狭い範囲での相互理解で、アウンの関係だけで、オノレの見解が批判にさらされた経験がない。こんな輩が、天下の「政」に手出しすること自体がもともとの間違いのもとや。
 数は力を金科玉条に集まったはエエけど、烏合の衆、党の思想に賛同して集まってないから、オレがオレがで、個人のエゴむき出しで、しやから党の綱領さえいまだに出来ん。綱領のない党ってあるか? これは民主党と言うより「民主議員群」とでも言うべきやなあ。数で集まって数で破綻。数が党分裂の起爆剤になるかも。
 
 仮に、民主党が野党にいていまの東日本大震災が起こったと仮定したら、菅さんはもとよりその他大勢が自民党をナンと批判したか。想像に難くない。脱原発を主張して、こんな時に一枚岩になって。いやー、実は、その方が党としては性に合うていたかも知らんなア。この点は、民主党にとってミスキャストやったなあ。後手後手の原因の一つがこれや。自分の思いと世間の期待との間にブレがある。これどう言うことかと言うと、オノレらは全共闘とか、日教組とか、総評とか、総じてアンチ----で、反政府的----。周辺の支持者も同様。従って、当然これを政治目標に掲げていわゆる政治改革をしたい。そんな青雲の志で取り組んではみたものの、長期にわたる自民党政権で国家機構から国民の思考様式すべてが大きな壁になって立ちはだかる、そんなところに物事が後手後手に回って、国民の側から見ると頼りない。予期しない大震災に見舞われたものの、菅さんが、いや、民主党が政権について、何が決まったか、なんか決まったもんがあるか? ただ、混ぜっかやしただけ、そんな感じやがな。

 ホント言うたら、東日本大震災の発生の際、えーイ、これまで! と、即座に政権の座を投げ出しておいたほうがよかったんとチャうやろか。なァ、菅さん。

 

やっぱり食べ物は大阪やな

2011-05-21 18:10:09 | Weblog
 大阪の食い倒れ言いますやろ。始めは、何のことやろ思てましたんや。かわからなんだんですヮ、慣れっこのなってるから。いやそんな大層なことはおまへん。みんながみんな食通とは限りなへんさかいになあ、しやから----。
 あんた一体何がなにが言いとおまんねん?
 いや、すんまへん。実は----、

 もうだいぶ前のことで、いまさら、と、思わんでもおまへんねんけど、京都のとある繁華街のそば屋、そのそば屋、看板に「ニシンそば」言うて書いてまんのや。ニシンそば言うさかいに、ニシンがそこのそば屋のメインや思いますやろ、いや、常識的に。そこで、その、「ニシンそば」でっけどなあ、熱々のそばの上に、いま冷蔵庫から出してきたばっかりの冷たいニシンが乗ってますのや。そんなニシンそばっておまんのんか? いや、まあ、そら、そばの上に、紛れもないニシンが乗ってるさかいに、ニシンそばにちがいはおまへん。おまへんけど、それはチョッとひどすぎますやないか、オッサン!
 と、言うようなわけで、それでも京都のお方は、「おいしオスなァ」言うて食べてんのんかなァ、京都の人はなんとも味音痴やなァ、思た次第ですわ。
 これが仮に大阪であったら「オッサン! なんやねん、これ、ニシン冷たいやんか、こんなんあかんわー!」ですわ。しやから、大阪では、そこらへんの立ち食いそばでも、味は京都の一等地より上ですわ。

 やっぱり京都や。
 場所は忘れたけど、普通の和洋食店、特にどうと言う店の作りでも、メニューに変わったものもない、そんな普通の食堂で、「チャージ料」取ってまんのや。テーブルチャージを。もうだいぶ前のことやから、いまはどうかそら知りまへんけど。
 そんな店が流行るって、やっぱり京都のお人はお上品どすなァ。

 もう一つ言うたろう。
 見るからに京都風の和食堂。表に「3歳以下の乳幼児の同伴はお断りします」、いや、ご遠慮くださいであったか、それは忘れたけど、どっちにしても、そんな看板がかかってますのや。なんとも高飛車でっしゃろう。
 大名商売ですヮ。

 しゃから、京都は、味より何より[ええ格好」ですわ。それが証拠に、金があろうとなかろうと「京の着倒れ」言いますやろ、ははは。

季節は、風薫る五月なのだが、だが、だが、

2011-05-19 09:21:52 | Weblog
 一旦権力の座についたら、いかにハンカン、四面に楚歌を聞こうとも、足許から崩れ去ろうとしても、去りがたいその心境やナニならん? 
 <総理大臣も官房長官も、学生時代から反体制の側にいた。反体制の人々は「権力を奪取して正しく行使する」ことを目標とする。念願の権力を得て、一挙手一投足が注目され,ひと声で国が動く---->(外交評論家・岡本行夫氏、産経新聞)
 さぞや楽しかろう。
 と、思いきや、解釈はいろいろ。いまは、もう「超ベテラン」という方々が物事を動かしていく時代は終わらなければ----側近中の側近寺田学氏の言。あーでもない、こーでもないと素人集団が、モタモタしながらめいめいがそれぞれの云いたいことを言っては先送りばっかりする時代かも。灯台元はやはり暗い、か。
 そのベテランとかに属する参議院議長の西岡氏は、首相としての責務を放棄し続けてきた。必死さも、決意も、術もなく、今、お辞めにならなければ、原発事故がもたらす重大な課題も解決できない、と。こちらも燈台元、でも違うのはなぜか?

 
 夏の甲子園も節電のため、決勝戦も午前中に行う予定とのこと。蝉も午前中に泣いてくれ。午後は電力の消費が激しいから。


 何しろ先送りが多い。TPP参加や第二次補正予算案の先送りで、「先送り政権」の名をほしいままにしている今様の党・民主党。経団連の会長の一言に続いて今度は経済同友会の会長が「いまの民主党政権には国家像がなく、その場しのぎの対応が目立つ」と述べて、批判。
 確かに国家像はない。それは総理大臣も官房長官も、学生時代から反体制の側にいたからで、そんなものが権力の座にいる限りは当然のこと。


 俊坊ー、江木俊夫、既に消えてもう忘れられた存在であったが、またぞろグループで歌手活動を開始したとか、テレビで見た。まだ生きていたような。もうええ年やなァ。


 
 参議院は憲法審査会規定を制定し、憲法審査会の運営体制が衆参両院で決まったが、民主党の衆参の審査会委員の選任は、例によって例のごとく「先送り」された。先送りはお手の物。
 前原氏が党の憲法調査会の会長就任したが、民主党が憲法改正に前向きで取り組む党か、否である。もう一度言おう。総理大臣も官房長官も、はたまたそれ以外の議員も、学生時代から反体制の側にいたから、むしろ憲法改正に反対の立場、平和憲法としてあくまでも死守したい、そんな腹つもりではないか。


 
 「遺憾」と「不適当」は日本とロシアの応酬。遺憾とは外交用語なのか。ロシアのイワノフ副首相の北方領土訪問に、わが国の外相が「遺憾」と抗議したことに、ロシアの外務省は日本の遺憾は不適当との声明。「ロシアの主権は国際法上、議論の余地がない」と。わが国は国際法上どうなのか。議論の余地が大いにあるのではないか。
 ビザなし交流で国後島を訪れていたわが国の訪問団は、ロシア側が放射能の影響を懸念するとの配慮から船内で放射能検査を実施したと言うが、ロシアにそんな遠慮をするから、日本は暗にロシアの領土と認めているように解釈される。
 「遺憾」とは、相手の期待に背いたときの言い方と、新明解国語辞典は説明している。
 尖閣諸島も、いまに同じ運命になるぞ。人のいいのもほどほどに。



 地震や津波は兎も角として、兎も角であるが、関連しての原発事故は専門知識が必要なだけに、政治主導の政治家はもとより、報道関係のアナウンサーまで、対外的に相当の苦労があったのではないか、と、他人事ながら同情する。特にニュースを担当するアナウンサーは図解した工場内部やら装置やら、放射能がどうのと、「それわしゃ知らん、勘弁して」なんて通用しないから、大分勉強した、いや勉強させられたのでないか。仕事とはいえご苦労なことじゃなあ。
 それで賢こなったかなあ。



 国家「君が代」。入学式や卒業式で、国歌「君が代」を斉唱する際起立しない教職員がいることは、先刻、孫達のその式典に列席して目で確かめてきた。教員の資質とこれとは関係がないように思うが、仮にも、その時の生徒が社会人として社会に出た時、その時、起立しない教員がいたことを記憶していれば、元より記憶していればの話、それが通用する社会って何だろう、それが教職員の世界か、あるいは学校という社会か、何んとも礼儀も何もない、いい加減な社会であることよ、と思うのではないか。上司のタテついて当然視して、それで世の中通用するほど、世の中そんなに甘くない。そんなことを痛感するのではないか。いや、それも、生徒がそれを覚えていての話。
 進歩のない、変化のない閉鎖社会である。その癖何んとなく世なれた感じの、ひねくれた人間の集団でもある、教員の世界と言うものは。
 大阪の橋下知事よ、頑張れ!!



 
 IMF専務理事ドミニク・ストロスカーン氏(62)は性的暴行事件で引責辞任。我が国の内田裕也氏(71)、スチュアーデスと愛欲17カ月とかでメディアから引っ引っ張りだこの人気。IMF専務理事が堅気なら、こちらは歌屋であるから、メディアと有無相通じて視聴率稼ぎと人気の挽回か起死回生の策か。歳が歳だけに、笑っちゃうなあ。
 ええ歳して。


 
 いま流行の菅降ろし。フィンランドで開催の気候変動問題に関する国際会議に出席していた鳩山ポッぽが急遽帰国した。たぶん「菅降ろし」が気になるのでは、との噂。以前は小沢グループをオミットとした菅グループであったが、いまや菅降ろしの動きが活発な小沢グループ。それに呼応してか、あるいは別行動か、自民党も菅降ろしに動き始めている。
 さて、いま菅降ろしして、出来損ないの復興処理の後始末をさせられるか、あるいは口先だけの菅降ろしで、四面に居座って楚歌を歌うか、さてどちらが得か。
 何回でも言おう。総理大臣も官房長官も、学生時代から反体制の側にいたから、そんな輩が権力の座について何ができるか。それが何事も「先送り」の今の有様。経済や企業の活性化なんて、とんでもない。労組か日教組にしか支持されない民主党なんて。
 


 


 

  

世は「春宵一刻値千金」と思いきや

2011-05-17 10:36:12 | Weblog
   「春宵一刻値千金」と思いきや、世は既に五月も半ば、 

   風薫るの候。

     被災地の被災者にもか?

     いやー。

   参議院予算委員会の質疑は、夏。

   菅一座の寿命は、秋。

   いづれ経済は、冬に。

     外交も安全保障も、


 わが国を始めドイツ、インド、ブラジルのG4カ国の国連安保理事会の常任理事国入りを反対する反G4国際会議が開かれたようだ。その反対の主導権を握るのが中国である。
 わが国の国連負担金は、アメリカに次いで二番目で、国連の運営に多大の貢献をしているが、中国は「安保理の正当性は第二次大戦の戦火に基づく」ものと主張、敗戦国の日本の負担金は当然との解釈である。
 いつまで、第二次大戦の戦勝国の有利が通用するのか。日本は永久に敗戦国か。そこらあたりの議論を尽くして、ことの次第では「国連脱退」を仄めかすか、負担金の不払いを通告するか、いずれにしても一度強行手段に出てはどうか。
 民主党政権では、おぼっつかないかも知れないが。
 
何故か----?

 日本はややもすれば米国に依存しすぎていた----と、民主党の鳩山なる前総理が中国の胡錦涛首席に言って、ご機嫌を取り計らった。これと一脈通じるのが、沖縄の米軍普天間基地移転で、最低でも県外と見通しもなく言い続けたこと。結局は、沖縄県民に対する基地負担の軽減よりも、中国に対する配慮即ち中国の目と鼻の先の米軍基地を取り除いて、中国の安全を優先しての配慮であったことが後になって分かった。
 その結果、中国からわが国に何ほどの友好的な配慮があったか。
 むしろ、軽率な総理の足許を見られ、その効果は逆であったことは、日々のメディアの報道を見れば明らかで、中国にとって日本は御しやすい国のナンバーワンであろう。
 言い放題、し放題。
 日本は言われ放題、何でもされ放題。
 日本は平和憲法の国である。
 何んとも好都合の国であることよ。

 G4は以上のごとく。そこで今度はG8である。

 「日本の原子力・エネルギー政策に関する将来構想」について、G8で、菅さんが、日本の総理大臣の菅さんが発表する。(27,28の両日、フランスド―ビルで開催) 
 結局、原子力の安全性を高めて、その上での継続使用し、太陽光や風力発電等の再生可能なエネルギーの利用の拡大が骨子のようだが、「2030年において総電力の50%を原子力とする」とのエネルギー基本政策を抜本的に見直し、再生可能エネルギーの最大活用を目指す。そんな内容のようだが、それなら当然の内容で、何もこと新しいことはない。
 東電の福島第一原発の事故を教訓にして、原発の安全性を高める。もとより安全性を高めて周辺住民の安心を与えない限り稼働できない。要は安全性をどのようにして高めるか、その方法は?
 再生エネルギーの最大利用も当然のことで、風力、火力、水力と、それに当然メタンハイドレートなどの新しいエネルギーの開発と、何もかも当然の内容で、その具体的な利用方法、企業化など実際運用面をどうするのか、それが重要ではないか。ただ、お題目だけの羅列か各項目の入れ替えだけなら学生のレポートの域を出ないし、それなら何も日本のエネルギー基本政策の見直しなんて必要なかった。
 何しろ民主党と言う党、労組、労働者の支持する党であるだけに、企業との関連が薄く、企業の内部に立ち入る能力もない。ここでも具体策が見えない。
 G8では、わが国の原発の安全性と政策に関心が集まっているので、菅さん、この上は主要8カ国主脳会議の席で恥かくな!
 
 

 


 
 

新エネ・メタンハイドレート

2011-05-14 20:15:53 | Weblog
 結局はこれら新しいエネルギー資源獲得の一つの方向として注目される。  

 メタンハイドレート----。
 産経新聞(5,14、)夕刊がトップに取り上げているが、何の番組であったか、テレビでもすでにメタンハイドレートなる新エネルルギーの原料を採取して、容器に入れてライターで火をつけて実験していた。もうすでにメディアも過去に何度も取り上げていて、一般にもよく知られている。

 「燃える氷」なる名称、実は、日本書紀の天智天皇の御代。天皇が新潟地方への行幸のさい、「燃える水」を献上したとの記録がある。この「燃える水」こそ実は現在の石油である。石油資源に乏しいわが国でも、新潟が唯一の石油の産地であることがこんな記録からも分かる。地下から噴き出した水が燃えることが不思議であったようで、土地の人々は「燃える水」と言っていた。水と思っていたものが実は石油であった。従って、燃える筈である。この「燃える水」の「水」をメタンハイドレートに置き換えて「氷」としたようだ。なかなか学のあるところ。化学と考古学のドッキングである。
 自然のドライアイス状のもの。
 因みに、「燃える土」は石炭である。

 日本列島の周辺が最も埋蔵量の多い土地柄のようで、新エネとして将来が楽しみ。

評価は歴史の中で、さて、

2011-05-14 08:32:50 | Weblog
 「----わたしの政治判断である。評価は歴史の中で判断して----、」

 と、中部電力の浜岡原子力発電所の全面停止要請に対し、参議院予算委員会(5,13、)で菅首相が述べた。行政指導と言うわけ。首相の政治判断での行政指導であると述べた。本来は法律に基づいて指導するべきだが、緊急性の高いもの、一時的なもので、法律の制定が間に合わない場合は、行政官庁が情勢判断で指導する。それが行政指導である。戦後政治の一つの形態ではあるが、ことが原発で、原子力の平和利用と言う過去の大前提までも覆すような行政指導では、影響力が大き過ぎないか。しかも、首相の個人的な、私的な意思決定によるもの。それは世界がいずれ「脱原発」に動くと言う左派リベラル的な物の考え方による、その先駆者としての姿が菅さんの脳裏をかすめて、これはチャンスと、そんな感じがする。
 経団連会長の「民主党政権になってから結論だけがポット出てきて何がなんだか分からない」と言う言葉も、言い得て妙。


 それにしてもダー、菅さん、評価は歴史に待つとは何んとも高飛車ではないか。イヤハヤ、歴史を待つまでもなく、すでに評価されているではないか。経団連会長の言う結論が先走る民主党の特色に、もう一つ付け加えれば、面の皮の厚さであろう。誰の面の皮かと言えば、それは鳩山。沖縄の普天間基地移転問題で、味噌つけて、いや味噌つけただけでなく、日米関係からわが国の安全保障まで危険水域に陥れておいて、仮にこれが北朝鮮なら国益を損ねた罪で公開処刑されること請け合い。一旦は議員の辞職も仄めかしたが、単に仄めかして様子見て、またぞろ居座る厚かましさ。大体、わが国は戦後のスタートからずっと民主主義・自由主義圏に入っていて、国の諸施策から制度すべてがそうではないか。アメリカこそが友好国。ロシア、中国はわが国にとっては潜在的にはテキコク、大きな声では言えないけれど「テキコク」である。
 わが国の歴史に一大汚点をつけた。
 菅さん、この鳩山の汚点と、あなたの待つ歴史の評価と、どっちがどうか?
 似たようなもの。
 

 厚かましくも中国の「東京ガールズコレクションIN北京」とか言うファッションショウにシャシャリ出て、東日本大震災に対する義捐金有難うと謝意を表して恥かいて、会場をしらけさせたとか、さもありなン。嫁はんに引かれて北京参り、か。
 どれもこれも、似たり寄ったりである。 


 


 

「責任政治家」は今いずこ

2011-05-10 13:32:05 | Weblog
 「責任政治家」は今いずこーの表題は、さる5月1日読売新聞、本よみうり堂<ビタミンBook>評論家・片山杜秀氏のコラムの表題で、チョッとした思わせぶりからそのまま使わせてもらった。
 主たる内容は、ドイツの社会学者、マック・ウエーバーの「職業としての政治」の著書から、政治家の分類を簡単明瞭に、その中の一つに「責任政治家」がある。ただし、以下の文章はそれとは無関係である。念の為。
 

 記者出身の政治家、もともとはぶら下がって、か。
 苦虫をかみつぶしたような顔をして、肩で風を切ってそそくさと歩く政治家の横合いから、何かを聞き出そうとすり寄る記者たち。そしてどこかへ消えていった政治家に対し、暗闇に屁踏んだような顔をして離れていく記者たち。あれ格好いいか?あれが記者の仕事のすべてではないにしても、あれで記者冥利に尽きるとはいかに欲目に見ても思えない。まあ、普通なら、なろうものなら、一度はあの横柄な態度で、記者たちを振りまいてみたい、一度でいいから付き纏われてみたい、と、人間なら誰でも思うだろう。他人事ながら、そう思う。優越感と劣等感の対立。聞こうとする立場と聞かれまいとする立場の関係。だから、ひょっとすると記者たちの日々の取材活動は、最終目的の政治家になるための手段かも知れない。
 最終目標は政治家。
 
 
 
 また、公務員、国家に限らず地方も含めて、いや、地方のほうが極端かも。一生職業が安定しているとかと人が羨むが、こんなにも政治家に弱い職業ってあったものか。普通言われる中間管理者から上に行くほどその悲哀を感ずるらしい。おい、君! 呼ばわりされて、ひれ伏す以外にご無理ご尤も。義務ばかりで権利がない。やはり選ばれたと言う自尊心は誰にもあるが、昨日まで土建屋をやっていたおっさんが、急に議員になって横柄なものの言い方で命令されて自尊心に傷がつく。こんなことってあるものか。蛇に睨まれた蛙もおなじ、逃げるに逃げられない哀れさ。だから、なろうものなら、死ぬまでに,一度でいいから、あの議員と言う職業についてみたい。そして、公務員を呼び捨てにしてみたい。自尊心の強い、義侠心のある人ほどそう思って、そこそこ務めた挙句の果てに、仕事そこのけで議員にコネをつけて、最後は議員に。そして、センセに----。
 中には、労組からの支援があって、強力なバックを得ることもある。民主党の政治家にその例が多い。

 ただしかし、民主党の言う政治主導と、これとは次元が異なる。民主党の急こしらえの政治主導と本場イギリスとでは成り立ち方が違う。


 政治家も三代も続けば政治を業とする家業で、むしろ「政治業」と言う方がふさわしい。自民党に多いようだ。支持基盤がしっかりしていて新人などがなかなか割り込めない。仕方なく民主党から立候補する。そんな手合いも意外と多い。二大政党制の先輩国イギリスでは先ずあり得ないと、その間の事情については京都大学教授の中西輝政氏「大正デモクラシーの呪い」(Ⅴoice、22,5)に詳しい。政治主導についても。
 だから、当選の可能性の高い党なら、どの党からでも立候補する。勿論投票する側も同じで、どの党でもいい。そこで、結果として、ばら撒きに目が眩む。  

 こんな日本独特の風土から、政治家になって権力の分け前にあずかり、権力の配分関係に影響を及ぼそうとの野心からか、立派な経歴を打ち捨ててまでも政治家を希望する30代、40代のエリートマン。傍目にもいささか惜しいような気がする。自ら選んだ職業に限界を感じてか。それなら一種の挫折ではないか。本来ならその逆で、一層の野望を抱いて議員への鞍替えか。しかしながら、結果として?マークのつく人もいるような。
 だから、言わんこっちゃない、ウエーバーの「職業としての政治」には、政治家の値打ちをはかる眼力のためのビタミンが一字一句にまで漲っていると、評論家の片山杜秀氏は結んでいる。志のある方は一読を!


 

関西系でポスト菅の陳列

2011-05-08 19:57:53 | Weblog
 きょう、日曜日、関西系のテレビ番組で、菅さんの後の総理、ポスト菅は誰がいいか、いろいろと陳列されていたが、その中で、平沼元経済産業大臣を支持する誰かがいたが,それならいいと思うなあァ。
 一口に言って「生真面目」。
 さすが、それはそれでいいんだが、ところが、誰か知らんが、あの張りぼての野田さんを支持する人がいたが、精神状態から常識から、教養の程度を疑いたくなった。
 あの「張りぼて」の野田とか言うのンが、何とかの担当大臣やそうな。
 谷崎純一郎やないけれど,「蓼食う虫」も好き好きやけど、あのゲテモンが、ポスト菅とは,なんぼなんでも、ひどすぎる。
 仮にも、不幸にして、あの張りぼての野田が,ポスト菅にでもなったなら、もう新聞もテレビも絶対見んぞ。ひょっとしたら気が狂うかも。
 名は体を表し,体は心を表すから、どうせ碌なこともなかろうに。

 嘗て、毒舌和尚でその名を売った今東光氏、その絶頂期の総理大臣が岸信介、おれは、あの下あごの張ったそッ歯の間延びした顔を、朝新聞で見ると、一日気分が晴れねえやな、と、講演会で言っていたのを思い出すが、わが輩も、あの張りぼてに、同様の嫌悪を感じるなあ。
 民主党は、半端もんばっかりよくも集めたなあ。もっとまともな奴はいねェのかよゥ。もういまから、あの張りぼてはご免被りたい。

確かに左翼リベラルやなァ

2011-05-07 11:49:01 | Weblog
 これは、やっぱり、自民党なら自民党が、政権を取り戻さんことには、根本的な解決にならへん。いつまでも同じようなことの繰り返しや。菅さんは一生懸命にやっている言うけれど、菅さんのやっていること、国民だれも望んでへん。双方にブレがあるんや。
 「ブレ」とは?
 「左翼リベラル」や。
 国民全体が左翼リベラルにでもなったら、「ブレ」はなくなるやろけど----,
 もう一ぺん、自民党に政権交代することやなあ。

 と、先に結論を言うておく。

 「なんと言っても国民の安全と安心を考えた。重大な事故が発生した場合の日本社会全体の甚大な影響も合わせて考慮した。」と、浜岡原子力発電所のすべての原子炉の運転停止を中部電力に要請した。

 根本は原発の否定である。
 本来なら、国の総合エネルギー政策を中心に、企業活動において必要な電力需要と供給量の見通し、電力会社間の支援、電力会社の損失、雇用労働者の生活問題等々大所高所から総合的に議論をして、そのうえで元より地域住民及び国民生活の安全、安心は政治の目的でもあるから結論を出しても遅くはなかった。
 ただ、国民の安全と安心を与えるための目的と、それによって失われる物心両面のプラスマいイナスをどう考えるか。あるいは考えたか。
 菅さん NO!
 現に被災して不自由な生活を余儀なくされている人達といえども、将来電気のない生活あるいは時間停電のある生活を了とするだろうか。
 原発はもうこりごり,稼働には絶対反対と言いながらも、早期復旧を望んでいる筈である。そこで政府として必要な施策は「原電としては引きつずき緊急安全対策を着実に実施していき、新たな知見が得られれば追加して安全対策を講じること」であると日本原子力発電敦賀地区本部。(産経新聞、23,5,7、)正解である。


 企業各社の「製造業集積地に打撃」、「生産見直し必至」とか、「あまりにも唐突」と、いずれも生産活動に打撃を与えることを懸念しており、保守系議員は「今後のエネルギー政策も含めて総合的に判断したのか」(石原自民党幹事長)、[いかなる権限で首相が原発停止を要請できるのか」(石破自民党政調会長)、「なぜいまか。いきなりすぎる。」(東順公明党副代表)等々に対し、菅さんとは同列のリベラル派・福島党首は「首相の英断を高く評価。脱原発の未来を切り開く大きな一歩」と。また共産党の穀田国対委員長は「浜岡原発は活断層の上にあり停止は当然」。また、このまま永久に閉鎖するべきとするのは石橋克彦神戸大名誉教授で、はっきり色分けできる。
 社民党や共産党から高い評価を得るようなことでは、企業活動の将来は「曇り後雨」か「嵐」。

 
 世界じゅうの原発反対派が注目しており、日本が脱原発の方針を打ち出したとのねじれた噂が流れれば、その影響は計り知れない。いかなる権限で菅首相がと言って、法的に権限がないにしても、やはり一国の首相の方針である。左派リベラルの首相の方針が、わが国全体の方針に拡大されないうちに、そして、社民党や共産党の思想とされない前に、降ろしておく以外に根本的な解決法はない。
 沖縄・普天間飛行場問題での鳩山の迷走ぶりと言い、子ども手当てのばら撒き政策に目がくらんでの政権交代によって、内外で国益を大きく損壊した。


 結論は上で、既に述べた。

 

夏立ちぬ いざ生きめやも

2011-05-06 20:14:40 | Weblog
 今年は東電の原発事故もあって、夏場の電力不足が予想される。しかも今年の夏場は例年に比して高温とのこと。従って、6月からのクールビズの着用を、今年は1カ月早めて5月からである。
 すでに、和歌山・白浜では全国に先駆けて、去る日に海開きした。
 と、言うような次第で、早速、半そでのポロシャツを出して着た。

 それは涼しかったろうな。
 いや、まだチョッと寒かった。
 へー、それでどうした?
 エアコンを点けた。
 
 まあ、そんなこともあり得るだろう。何のためのクールビズ----?