大山を鳴動はしたけれど----

　大山を鳴動はしたけれど----。
　ネズミ一匹の獲物さえなし。ただ、鳴動しただけ。賛成で固まっていた公明党が一転維新と同じ立場に回っての否決。

　ほな、いままでの混迷は一体何やったんやろ。
　さあア、知らん。

　問責決議の文面を見るまでもないが、要は例の慰安婦発言に端を発して、市政面即ち水道事業の一元化、市営地下鉄・市バスの民営化、都構想などの停滞化からと想像するが、３０日、朝、ほぼ可決で固まっていたものが、その日の夕方、あえなく否決。
　
　府知事の松井氏の「問責は市民の辞職勧告。民意をしっかり問う」と、選挙を暗示した一言がよく効いた。橋下氏は「私は知らない」と。----なんとも有無相通ずる絶妙な呼吸。ここらあたり嫌みがないね。　
　
　やっぱり、松井氏も「維新の子やなア。」

　識者ヤ賢者の各種感想はあるけれど、街頭で拾った女性の「橋下さんに勝たれへんからやろ」の一言が、最もよく自状を表しているようにテレビを見ていて思った。

　元来、ネズミは一匹もいなかったのかも、ね。

　
　これですべては終わった。近い将来、慰安婦問題についてのわが国の自虐的立場を解消してもらおう。

　
　
　

そう言うとやっぱり選挙やなァ

　７月の２１日は衆参同日選挙やと、鬼の首でも取ったように持論を振りまいた人がいたかと思うたら、いや誰がと、同じ人が、踵を返して後は素知らぬ顔。なんせ、選挙のセの字を聞いただけでも血が騒ぐ政治家、党を含めて----。
　株が乱降下する折から、いまはそんな時期のようや。

　選挙前の増税論議は、与党にはタブー。それは分かっているけど、例の慰安婦の河野談話やら、後の近隣諸国条項やら、安部さんは総理に就任するまで、いやその後も「戦後レジュームからの脱却」で、見直す口ぶりであったンと違うやろか。いや、別に安部首相の責任をトヤカク言うつもりはあらへんへんけど、ブッチャけた話が、や、それが大阪の市長・維新の共同代表の橋下さんの「慰安婦問題」に絡んで、急に「従来の内閣の方針を踏襲します」とか言い出したり、憲法９６条の改正も、改正に反対か消極的な野党の声にかき消されてか、安部さんなんとなしにトーンダウンしたような、そんな気がするンや。と、言うのも、やっぱり選挙を意識してのこととチャウヤロカ？
　と、仮に、言うては見たものの、どっちにしても、なにがどうなろうとも、自民党を支持してるサカイに、その点は「乞う・安心」や。

　維新の橋下さんが、慰安婦問題で内外のの非難を受けるようになったのを理由に、みんなの党の渡辺代表は、価値観が違うから維新との提携を止めます言うて宣言するや否や、これ幸いと民主党がみんなの党とは価値観が同じとか、似ているとか言い出して。民主党にしても政権与党を経験はしたものの、味噌付けて、脱退者が出るおりから、ネコでも杓子でも、首の付いてるもんならなんでもええわ、呼び込んどこう、どうせなら。
　なんせ、人数は多いほうが賑んぎゃかでええとか。けど、そらまた纏まれへんやろなァ。ところが、なに思うたか、はっきり選挙対策に、馬淵氏、長妻氏、それに二番で満足する連肪。いくら顔並べてもどいつもこいつもお披露目が済んでる奴ばかりや。政治は経験こそ大事。経験のない者が風任せに躍り出て、なにをしたか、国益を害した、ただそれだけや。
　
　それも知ってか知らずか、知らん筈はなかろうが、みんなの渡辺さんも、急に民主党と価値観が一致して、オノレの勝手で直ぐ一致するンや、提携するらしい。
　渡辺さんも、みんなはわが党とでも思うのか、いや思うのなら思え！　一人だけ突出してるぞ。ワンマン党で、間もなくナニガシが脱退するやろ。

　要は、選挙の空白地域を共同で候補者を推薦する。そのための提携らしい。

　いや、ところが、勝手なもんで、維新とみんなは価値観の違いから提携を破棄したんやけど、どっかの地域では、既に決まっておる候補者はやはり共同で推薦するらしいですわ。こっちは価値観が一致したんんか分かりまへん。
　それは「部分一致」言うもんでっか。
　そうらしおますヮ。

　まだそれどころか、自民党にも、みんなの党は距離感が近いとか言いだして、距離感もなにもあったもんか、元々は親父の代から自民党で、自民党の生え抜きのに、オノレの都合勝手で脱退したんやないか。忘れたかッ！　
　いまさら八方美人ズラするな！。

　維新の橋下氏は、外国の記者団との会見で、市長の辞任を問われて、「それは選挙できまる。次期選挙で市民がどう判断するか」です、と、やはり気になるのは選挙の方らしい。

　なんや知らんけど、自民党は別にして、ご都合主義の形式ばっかりが目立つなァ。

　日本維新の会は、一時は低調になるかも知らんけど、持ち直すやろ。民主党のごちゃ混ぜより、人材が豊富で党としての纏まりもええし、今後の活躍に期待がもそうや。
　そのうちに頼りになるぞ、安部さん！　

　なあ、安部さん！　北や西に気を取られんとミナミ向いて頑張ろう。先送りやトーンダウンは投票者にすきを与える。思たとうりに突進セよ！

　

　
　　

それでもトオルちゃんを支持します

　いまや世界の橋下のトオルちゃん
　慰安婦をめぐる発言で、外国特派員協会で３００人の記者と記者会見。いまや橋下のトオルちゃんは世界の橋下氏の名を高らしめた。
　
　ただ、「パンドラの箱」を開けただけ。それも時期外れに。
　ことの次第はともかくとして、橋下のトオルちゃんの言ってることに間違いはないから、支持します。
　誰だ？　沖縄のアメリカ兵に、綱紀粛正を言ったのは？　男の性欲が「綱紀粛正」で収まるか？　アホ！　「武士は食わねど高楊枝」の性欲版。
　韓国の元慰安婦が、橋下のトオルちゃんのこと「あんな市長----。」と、あざ笑っていたが、市長は市民からの信任で決まるもので、慰安婦とはいささかの関係もない。オノレは黙っておれ！
　
　いまの時代の社会通念で、過去の事態を裁定することの不合理こそ、間違っている。　いまでこそ韓国だが、過去もいまと同じ韓国であったか。結局は、植民地支配され、男は炭鉱労働者に、女子は慰安婦に駆り立てられるような、そんな国柄であったんだ。
　ついでに言うなら、中国とて、第二次大戦が終わるまで、広い国土に租界なる治外法権の外国人居留地を認め、自国民の統治さえ出来なかった。そんな時代をもう一度思い出せ！
　
　なんせ季節外れの展開。　

　

　

「チャンドラボース」という名前

　テレビを見ていて昔懐かしい名前、その昔、と言っても子供のころ、ラジオかなんかで聞いて聞き覚えのある名前であった。その名は、

　「チャンドラボース」

　インドの独立運動家で、第二次大戦前・中、インドがイギリスの植民地であったことから、独立運動に身を投じ、旧・ソ連、ドイツ、イタリアを歴訪し、協力を求めるが断られるの連続で、当時イギリスの対戦国の日本に協力を求めるが、間もなくその日本が敗戦、帰国の途中飛行機事故で死亡。
　インドの独立運動に身を投じ、時代に翻弄された悲劇（？）の人物のようで、わが国とは浅からぬ因縁があるようで、東京に、

　「チャンドラボース・ジャパン大学」の設立が計画されているとか、ナントカ----。

　そう言えば、いまやそのさなかにある安部戦略外交の一環としてのインド訪問に絡んでのニュースで、偶然、久しぶりに、何となく、子供時代に聞いたその名が懐かしく、思い出したのであった。


　

落花生はあくまでも落花生

　落花生はあくまでも落花生である。　　

　あるテレビ番組ー、
　農家の落花生の生産業者が出演。
　テーブルの上には落花生のはいった駕籠がある。

　番組の司会者が、落花生を一つつまみあげて、「この、落花生と言うものは、このまま枝に生っているものですか。」と聞いた。

　なるほど。それは当然の疑問と思うし、いまさら何を言うか、とも思うし----。

　生産業者「いやー、花が咲いて、それが下に落ちて、地中で生ります。」と。

　落花生、その名前の通り、花が咲くのは上で、身が生るのは地中である。普通なら花が咲いた後に身がつくのだが、この落花生だけは別である。これと同じように、上で花が咲いて、地中で実が育つものに「ジャガイモ」がある。まあ、花と実とが無関係とは、これくらいのものではないか。
　無花果は、これとちょっと趣が違って、花は咲かないが、実はなる。従って花の無い果実である。これは果実そのものに合わせて文字を当てただけで、名前と漢字とは無関係である。これも特別な事例であろう。

　落花生は、和歌山県が主たる産地と聞いたことがあるが、確かではない。３０センチか５０センチくらいまでの低木草で、繭型の殻が地中で育つ、なんとも不思議な植物である。
　いまは、落花生と言うより、商品としては一般に「ピーナツ」とか「ナンキン豆」とかで売られているから、案外都会っ子にはその生い立ちが分からない。そんなわけで落花生が殻をつけたままで枝に生っているように思うのだろう。

　そう言えば、あの「枝豆」と称するもの、収穫の時は「大豆」（ダイズ）である。これは落花生と違って、枝のままで生っている、従って青い枝のままで取り入れるのが「枝豆」であるが、枝が枯れて乾燥して、カラと豆を仕分けるのは農家の仕事で、カラのままで天日に干して乾燥させててより分ける。この時分けられた豆が味噌・醤油、豆腐の原料になる。
　本来「大豆」は、味噌醤油や豆腐の原料として農家で生産されたもので、酒のつまみの「枝豆」は、後の時代の食べ方である。

　当然すぎる疑問に、当然すぎる言い掛かり。

千年過ぎても変わらない被害者は相手にしない

　歴史認識で反日をあおりたてての大統領なら、さもありなん。「加害者と被害者の立場は千年過ぎても変わらない」と、アメリカで、オバマ大統領の前で、被害者意識を振りまいての演説。さすが、韓国女大統領。

　敢えて言うなら、韓国に被害者意識と慰安婦がなければ何がある？　

　大きなツラしてアメリカくんだりまで行って、被害者意識を高唱して、アジア外交と地域の安全を日本抜きの米・中・韓で。大統領就任後の外交も、米、中と、日本抜きの中国重視。歴史認識と被害者意識、それに落ち目の日本を除外しての中国重視。それで誰が喜ぶか。答えは明確。中国。

　そんな折りしも、わが国では、内閣官房参与の飯島勲氏が電撃訪朝。北のナンバー２と会談。中国は歓迎したが、韓国は日本に出し抜かれた感じで非難。わが国は韓国に関係なく拉致の優先解決を望んでいる。

　中国は、一時は世界の工場として、また消費地として、人件費の安さからも注目を集めたが、国境問題やわが国を始め東南アジア諸国とも、島しょの領有権問題も絡み、中国から撤退し始めている。
　離れる国があれば、近寄る国ありである。
　新聞情報だが、いまだに中国にすり寄る国は、他ならぬ韓国とイギリスくらいではないか。イギリスは消費地としてやはり無視できないとの理由から。

　中国にしてみれば、こんな結構なことはなかろう。折からの中国離れを危惧して、就任間もない首相が、資金援助をちらつかせてドウカツ外交、インドを始め主要国を歴訪している。その傍らから、日本除外で中国で、米・中・間の三国同盟でアジアの安全を保つ腹つもりとは。
　中朝関係は、日中関係、日韓関係以上に悪化しているとはいえ、それこそ歴史に刻んだ同盟国で、韓国が北との関係をいかに中国頼みにしても、それは女大統領のにわか仕立て、いずれウンもスンもなく北中心に南北統一して、影の薄い存在で、北の言い成りの韓国に成り下がること既に明らか。

　いまさら、誰かの歌ではないが、こんな韓国なんて「捨てちゃえ！　捨てちゃえ！」とばかりに、評論家の石平氏は、中国も韓国も「日本敵視政策」をとっている。従って、この悪友国家との関係は根本的に見直して、両国とは一定の距離をおきながら除外した国際大戦略を構築するべきだ。
　アジア外交に関してはインド、ベトナム、タイ、フイリピン、ミャンマー、モンゴル等は日本の友好国で、いずれも中国の膨張を食い止めなければならない共通の危機感がある。要するに、中・韓以外のアジア諸国との連携、米・露・欧の三極との関係強化、環太平洋大経済圏の構築の三つの戦略を展開していけば、日本の立場は安泰である」（産経新聞、２５，５、２３、オピニオン＜謝絶中韓にすすめ＞の一部・略）と。さすが当を得た見解である。

　----、ナニ？　慰安婦----？　韓国から来ていた、大阪に、ウンうん、中止----?
２４日に、大阪で、ウン、橋下大阪市長との面会の予定であった、韓国の、ウン、慰安婦----、橋下氏との面会を、急きょ中止に----。
　いま、ちょうど、ＴＶのニュースが伝えていた、あーそうか。
　慰安婦慰安婦云うなかれ。韓国では、歴史の真っただ中に生きた生き証人として、国賓待遇ではないにしても、韓国が認めた新興エリートである。
　道理で、橋下市長との面会も、急きょドタ・キャンしての帰国と相成った、そんな次第。
　このエリート、女大統領の言からすると、子子孫孫まで千年続くようだ。仇やおろそかにしたら罰が当たるかも、ね。

　申し遅れたが、いまは亡きわが親父は大の朝鮮好きであった。何故か、現役での徴兵で朝鮮へ。二度目の招集でもまた朝鮮へ。要するに向こうで言う「日帝のナントカ」であった。終戦時は太田。従って朝鮮の話はよく聞かされた。何かの時に、朝鮮ではこうするとか、こんな時には朝鮮ではこうだ、とか。
　終戦による引き揚げ後によく聞かされたのは、朝鮮半島のような、あんな資源のない、何もないところで一つの国は成り立つ筈がない。特に北は。今後とも日本の支配、援助がないとやっていけない、と。
　しかし、当時と現在とでは、国が成り立つ要件が違ってきている。国に資源がなくても、北のように周辺国をドウカツするだけでも成り立つし、韓国は、現代とか、サムスンとか、ＬＧとかの世界的な企業の存在で、女大統領は、日本を排除して中国ともどもアジアの盟主たらんとの野心を覗かせ、おまけに加害者への恨みは千年たっても忘れないと豪語する。

　いやはや、そんな時代かも。　

慰安婦が、こんどは価値観に

　日本維新の会が、共同代表の橋下徹しの慰安婦発言に端を発して、人気急落と見たみんなの党が、選挙協力を解消すると、渡辺代表が正式表明した。理由は、日本維新の会とは価値観が違うから、と渡辺代表。
　一方の日本維新の会は、橋下氏が「価値観なんて、どこでも聞いてない筈だが----。」と、逆に迷惑顔。
　そこへ待ってましたとばかりに、民主党の高木氏が「みんなの党と民主党とは価値観の共通するところがある。」と。すでにその前に海江田氏が同じことを言って、秋波（プロポーズを政界では秋波と言うらしい）を送っている。
　けど、元々、みんなの党と民主党とは政策上の違いがあったんじゃなかったか。また一方、大阪維新の会の橋下氏は、石原新党がみんなの党と提携した時に橋下氏は渡辺氏を切るように、石原氏の申し入れていたんじゃなかったかな。それが、日本維新の会とみんなの党とは石原の慎太郎氏を通じて協力関係になった。なんかそんないきさつがあったやに記憶するが。
　当初は橋下氏が渡辺氏を敬遠していた。

　さて、政治の世界は子ども並み。指きりゲンマンしたかと思うたら、針千本飲む前にパーにするから、信用も何もない。
　それも言うなら、橋下氏の「慰安婦問題」が，わが党とは相いれないからとでも云えば、まだしも可愛らしい所があるのに、慰安婦と言う言葉の代わりに、「価値観」とか、そんな英語使って、
　
　わたなべよ！　ええ格好するな！　親父より器が小さいぞ！　なんなら価値観の同じ民主党に救ってもらえ！

Ｌe's learn Ｅｎｇｌｉｓｈ ・・・・・

　小学校でも週一回、外人の先生の英語の授業があると、孫娘から聞いた。英語はよくわかるかと聞くと、「ううん」と、アイマイな返事であった。

　いや、申し遅れたが、この孫娘（孫息子も）父親の勤務でアメリカ生まれ（もとより国籍も）で、小学４年までかな、アチラの学校で英語の日々で、帰国後初めて日本語での学校生活、そしてもう２年である。もとより両親ともに日本人で、家庭では日本語である。
　英語圏からの帰国子女を対象にした英語教室へ、毎土曜日通っている。
　アチラの友達とはメールで通じあっている。

　だから、学校での英語の授業はどうだろうか----と、思って聞いてみた次第である。それに対して「ううん」であった。
　総じて学校の授業そのもの成り立ちが、そうであるように、いかに外人先生でも、発音そのものは別にして、単語を覚えて、文章を組み立てる式で、仮にそれが小学校でも、である。従って、孫娘が幼稚園から小学校へと子供ながらに、徐々に、日々必要な言葉を、肌で覚えてしゃべっていた英語との違いから、そこに「ううん」があるようだ。
　
　先生は、あんたがアメリカ生まれで、アメリカの学校でいたこと知っているかと聞くと、「知らない」との答え。

　語学の勉強や、学校での授業の難しさとでも云うか、英会話と発音は一対、英語としては英文法と一対と、そして単語を覚える。こうなると勉強方法としては他の科目と何ら変わらない。と言うようなことを、われわれは考えるが、いまはどうかな。
　グローバル化への対応のための必要性からの英語として、小学校からの指導は当然で、既に遅きに失しているかもしれない。いまはアルファベットからローマ字くらいはみんな知っているから、せめてアメリカ人の記者会見なんかは字幕なしでもわかるようになってほしいもの。

　だから、英語はしっかり勉強しておきなさいと、孫娘、孫息子に言っている。


　ことのついでにチョット言うてみたい----、
　日本人は外国語、特に英語の不得手な国民のナンバー１（ナンバー２は韓国人）らしい。ところが、発音では韓国人が一番巧いとか、いや、真偽のほどは知らないが、わが国の５０音より数が多いから、それだけ発音が正確になるとか。そんなことを聞いたことがあるが、われわれにしてみれば、チョチェンジン、チョチェンジン云うて、ひとパカにする式の朝鮮人の日本語を聞かされていたからまともには信じられない。パク、チョン、シェ、チュウなんか、日本語の破裂音や擬音に類する音が多いから、つい真似して、それがパカにする原因にもなっている。いまさらながら、そんな気がする。

空飛ぶ「車椅子」

　アメリカ生まれのオスプレイは便利なもの。上へ飛び上がって、前へ飛んで行く。
　
　先ず定位置から上昇し、空中で前進飛行に切り替わる。まさにヘリコプター式飛行機である。
　
　沖縄基地への配備に、落下事故の多発を理由に、地元住民が反対しているが、これも、その他の反対と同じ、何かと言えば反対で、一見してそれとわかるような反対のプロが、先頭切っての反対デモと見るのは偏見か。対象は何でもいい、なんせ反対である。
　だから「最初に反対ありき」である。

　それなら、このオスプレイなるヘリ飛行機の機能を応用して、「車椅子式ヘリ飛行機」に転換できないものか。

　ひと口で言うと「空飛ぶ車椅子」である。

　隣の他人は、独創、創作は不得手でも、真似だけは本物を凌駕し、しかも特許登録までして、わがもの顔をする。油断も隙もならないから、早い者勝ちである。

　車椅子の上に、雨傘でも取り付けたような形で、プロペラをつけ、同様に後ろにもプロペラをつける。正面取り付けた電源装置で、右飛び、左飛び、上昇と、降下と操作する。空飛ぶ、上昇と言ってもせいぜい５０メートルくらいか、高層ビルの間くらいまで。
　車庫の上か、玄関先に、車椅子ポートをつくって、「ほな、チョット行ってきます。」と言ってヒューッと上がって、わが家はもちろん隣の家の屋根を下に見て飛んでいく。
　　「電線注意」
　空中では交通事故もないから、誰に気兼ね遠慮もなしに歌でも歌いながら、なんならカラオケ装置でも載せて、一人気楽に飛べないものか。

　----と、思うのは勝手、想像するのは自由。そうでなくても飯島勲氏の訪朝のテレビ番組はもう見あきたし聞きあきた。
　

　

　

その方が余程「本末転倒」

　橋下氏の主張を、敢えて支持する。　

　沖縄の地域政党「そうぞう」。初めて聞く名称であるが、その代表が元衆議院議員の下地幹郎氏で、「大阪維新の会」と政策協定を結んでいるようだ。同会長の橋下氏が、米兵の性的エネルギーをコントロールするためには、風俗業を活用して欲しいと、米軍司令官に言ったことに対し、下地氏は「米兵の不祥事防止は、綱紀粛正で解決するべき問題で、風俗業で綱紀粛正をはかろうとすることは本末転倒だ」と、苦言を呈した（産経新聞２５，５，１６）ようだが、その苦言こそ、本末が転倒している。

　橋下氏は、「（自由恋愛とかの隠れた名称のもとに）法律上認められた風俗業の活用のどこが悪い。女性の人権侵害と言うなら、風俗業の全面禁止を主張すべきだ。」と息巻く。

　その通り。異議なし。

　さらに続けて「建前だと人間社会は回らない。性の問題は建て前と本音がせめぎ合う」とも。

　下地氏の言う「綱紀粛正」は建前で、若い米兵を相手に、建前だけで解決できない現状を、本音の部分で風俗業の活用を主張したもので、問題の根っこは同じで、その解決方法に、本音と建前で、下地氏の本末転倒が出てきたもので、橋下氏の本音の部分を本末転倒というその考えこそ「本末転倒」で、それは一種の精神論。当たり障りのないお役所的発言。
　米兵の地元少女レイプの発覚で、「綱紀粛清を一層厳しく」するとの米軍司令官の言葉は最近聞いたようだ。裏と表がひっくり返っただけで、なぜ本末転倒か。
　
　思うに、橋下氏、ーー米兵の性のコントロールには、風俗業の、風俗嬢のお世話にでもなったらはッはッはッはッ、出会い系はいかがか、はッはッはッはッはッ　と笑いで後を濁しておけばこうも問題にならなかったのでは、と、思うことしきり。しかし、やはり、そこは、若い、世間ずれしていない、無鉄砲さとでも云うべきか、惜しいなあ。

　で、ノボリ旗立てて女どものデモとは何事かッ！　ここでも、アンチ橋下を結集しての嫌がらせかも。彼氏の過去の言動から、反対したくも、正面切って出来ない、声を上げられない、しかも大方の人気を集めて公私ともに一人勝ち。しかも全国ベースで拡がり大きくなっていく。
　いやー、見ていられない！
　府庁から継続する陰のアンチ橋下が、この時とばかりに、恨みつらみを吐きだそうとしてのデモだろうが、これも一過性の、移り気な女の不毛な妄信でしかなかろう。

　どうぞ、お通りください。

　もし、デモ連がデモ板に書くように、風俗業云々が女性の人権無視なら、それを真剣に思うなら大阪南の繁華街で、風俗嬢を相手に言ったらどうか。併せて出会い系にも。しかも公然と、この手の営業が成り立っている現実、それに頬かむりして、今さららしく橋下のトオルちゃんの発言を今更らしく「女性の人権」もクソもなかろう。順序が違う。デモの方向が違う。本末転倒とはこっちのこと。このほうが余程「本末転倒」である。

　また、それぞれの政治家は、橋下発言と一線を画してことなきを得たい、その種の発言が多い。そんなことは何のその、世界に発信してこの際慰安婦問題に切りをつけよ、橋下のトオルちゃん！