風通庵-直言

ヨモヤマ話

いじめられッ子は逞しい子に再教育を

2007-01-09 14:44:52 | Weblog
 いまや学校で深刻ないじめ問題についての教育再生会議での議論で、いじめる子を登校停止するかどうかで意見が二つに割れているようだが---、

 いじめはいまさらの問題ではなく、昔からあった。
 子供特有の「意地悪」、「根性悪」、「ふざけ」等々が、されるものにとっては
 いじめとなる。
 どんな社会でも、いじめのない社会はない。
 指導といじめが平行する事もある。

 いじめる側が、果たしていじめを意識しているか。作為的なものかどうか。なにしろ子供の事、場合によっては子供のけんかに大人が口出しする式の他愛のないものかも。会社内での社員間のいじめに、大臣はじめ国家機構が総力を挙げて仲介の労をとってくれるか。
 
 いじめられたらいじめ返せ。教師のこんな話聞いた。いじめる子もいじめられる子も担任教師にしてみれば同じ生徒児童で、どちらにどうと片寄った指導は出来ない----と。
 いじめられたらいじめ返せ。それくらい逞しい人間になれ。学校でいじめに合い、登校拒否し、社会に出て会社勤めをしても人間関係がうまくいかず退職を繰り返し、結局は責任のないバイト、パ―ト、フリーターと、不安定な生活に甘んじての今度は格差社会の下の方を這いずり回る、そんなことにならないか。

 いじめる子を別教室に収容したり、登校を差し止める前に、いじめられる子を別教室に隔離して、「強く、逞しく、質実剛憲」に、まづ腕力、体力を鍛え上げるんだ。そんな教育、再教育、誰も怖くない、強い子を育て上げ、いじめる子と対等な立場に立てるような子になるような指導をするべきだ。
 
 

狙われる「団塊さん」 よく気をつけよ

2007-01-09 10:51:43 | Weblog
 団塊の世代が定年に達し、その数800万人とか言うが、これはマスコミの見込みの数。昭和22年から24年の間に生まれた戦後世代だが、生まれた数がそのまま会社員になってそのまま定年になるとは限らない。自営業あり定年のない中小企業勤務者ありで、実はその方の数が多い筈だ。それを一纏めにして、定年退職だの、定年延長だの、退職後の生き方がどうの、一大社会変動でも起こりかねないようなマスコミ報道。これはマスコミお得意の話題作りだ。

 話題の一つに、定年退職者の退職金が一人当たり平均3000とか万円とか。だから企業によってはその金を当てにして、その金を狙つて、企業活動の再生を図りたい、そのまたとないチャンスと見ているようだ。
 ある評論家は、従来は企業を儲けさせるために働いたが、退職後は自らのために収益を上げる事を考えなければ。そのためには投資信託はもとより、株式についても関心を持たなければ、とか、如何にも出来すぎた発言をしているが、その筋からの頼まれ発言では真実味がない。それで損しても、損は個人の責任で、企業に損はない。あるのは「得」ばかり。

 「団塊さん」よ、気をつけよ。うまい話に乗ってはいけない。うまい話に乗って損をした例の豊田商事以後、同様の事件が後を絶たない。それほど儲け話、単なる話し、に人々は如何に弱いか。銀行預金の利息が当てにならない現実が背景にあることも事実だが、それは兎も角だ、「預金利息以上の収益を望むと危険が伴う」。これを毎日、朝、目が覚めると同時に暗誦しなさい。

 「団塊さん」よ、気をつけよ。就職した当時は、退職後は退職金の利息だけで並の生活が出来る仕組みであった。その想念から離れられず、悪質利殖の餌食になることの愚。預金利息以上の収益を望むと危険が伴う。
 マスコミが危機感を煽るもう一つに、年金の問題がある。確かに、45万の給料の人が、退職後は25万の年金で生活できるか。出来ないだろう。じゃぁ、どうする? 政治が悪い。小泉さんがどうの、安倍さんがどうの、社会保険庁の無駄使いがどうのと議論を面白可笑しくエスカレ―トさせるが、それはそれで読み物として楽しく読んでおけばいいんだ。
 在職中の45万の給料が、年金での25万になっても、生活は出来ます。45万の方向から25万を見ると如何にも頼りないが、いざ25万になってみると、以外や以外、それがあまり変らない生活が出来るから不思議だ。25万の方向から今度は45万を見ると、これまた不思議なんだ。どうして? 知らない。評論家に聞いてみて。

 「団塊さん」よ、きをつけよ。退職後は「増やすより減らさない」、常にその心掛けで。