以前は、薬局で容態を言って薬の調合をしてもらっていたが、いまは出来ないのかな。薬剤師とはどんな資格か。トイレットぺ―パ-やティシュの販売に薬剤師の資格はいらないと思うが。効かない薬の販売に資格はいらない。
年をとると病気でなくても肩が凝る、腰が痛くなる。そんな時はどの家庭でも子供が肩たたきをする。童謡にある「母さん お肩をたたきましょう タントンタントン タントントン---」のあれだ。腰の痛みには腹ばいになって、幼児が上に乗って踏む。いずれも家庭の子供の役目だ。核家族化して子供がいない家庭と、老人がいない家庭。だから老人の肩こりや腰の痛みまで医者へ行く。薬局で買ったサロンパスも効かない。それもそうだが、本来家庭内で治まる老人の生活習慣上の痛みまで医者に行く。整形外科がその専門で、効かない高い薬を薬局で買うより、医者へ行って初診料を払ったほうが安い。だから医者へ行くんだ。
医療費の問題を論じても、期するところ「家庭の問題」になるんだ。少子化・高齢化だけ切り取っても何の問題解決にもならない。論じて楽しむ、聞いて腹立てる程度のものだ。
医療費問題は古くて新しい。医者は高いほうがいいが、国民は安い方がいい。支払う側は赤字赤字と言っても、政治上の配慮が働く。政治家も立場によって、医師会の族議員は医療費を高く、国民の側に立つと安く、どちらが強いか。
健康保険でも国民健保でも、病気に対して給付を行うので、検査とか予防には給付されない。そこで法律の規定にある「保健施設」をいかに活用するかだ。厚生年金の保健施設は保養施設の温泉やらゴルフ場を作って問題になっているが、健保関係こそ、この規定をうまく運用すれば効果的である。予防によって病気を少なくして、医療費を少なくする。病気の発生率を下げる努力をして、医療費を少なくする。これが、治療費のコスト下げるより合理的である。