風通庵-直言

ヨモヤマ話

富山の薬屋さんよ もう一度

2006-05-31 11:26:22 | Weblog
 富山の薬屋さんが来なくなってから久しいが、あの薬はよく効いた。柳小折を幾つもかさねて大きな風呂敷に包み、自転車の荷台に積んで、ご機嫌は如何か、と。飲んだ分だけお金を払った。飲んでなければ、今年はお息災で御座いましたね、と。子供には紙風船をくれた。あの薬はよく効いた。どの家庭でも欠かせない常備薬であったが、いま薬局で販売している薬はどうしてあんなに効かないのか、不思議だ。医学の進歩より病気の進歩が早いと言えばそれまでだが、普通は先ず効かない。製薬会社の宣伝がいかにいい加減か。だから、医者へ行くんだ。初診料が上がっても、薬代より安い。だから、医者へ行くんだ。
 以前は、薬局で容態を言って薬の調合をしてもらっていたが、いまは出来ないのかな。薬剤師とはどんな資格か。トイレットぺ―パ-やティシュの販売に薬剤師の資格はいらないと思うが。効かない薬の販売に資格はいらない。
 
 年をとると病気でなくても肩が凝る、腰が痛くなる。そんな時はどの家庭でも子供が肩たたきをする。童謡にある「母さん お肩をたたきましょう タントンタントン タントントン---」のあれだ。腰の痛みには腹ばいになって、幼児が上に乗って踏む。いずれも家庭の子供の役目だ。核家族化して子供がいない家庭と、老人がいない家庭。だから老人の肩こりや腰の痛みまで医者へ行く。薬局で買ったサロンパスも効かない。それもそうだが、本来家庭内で治まる老人の生活習慣上の痛みまで医者に行く。整形外科がその専門で、効かない高い薬を薬局で買うより、医者へ行って初診料を払ったほうが安い。だから医者へ行くんだ。

 医療費の問題を論じても、期するところ「家庭の問題」になるんだ。少子化・高齢化だけ切り取っても何の問題解決にもならない。論じて楽しむ、聞いて腹立てる程度のものだ。

 医療費問題は古くて新しい。医者は高いほうがいいが、国民は安い方がいい。支払う側は赤字赤字と言っても、政治上の配慮が働く。政治家も立場によって、医師会の族議員は医療費を高く、国民の側に立つと安く、どちらが強いか。
 健康保険でも国民健保でも、病気に対して給付を行うので、検査とか予防には給付されない。そこで法律の規定にある「保健施設」をいかに活用するかだ。厚生年金の保健施設は保養施設の温泉やらゴルフ場を作って問題になっているが、健保関係こそ、この規定をうまく運用すれば効果的である。予防によって病気を少なくして、医療費を少なくする。病気の発生率を下げる努力をして、医療費を少なくする。これが、治療費のコスト下げるより合理的である。

 

年金制度は抜本改正を

2006-05-29 11:28:54 | Weblog

 国民年金の保険料の納付率を上げるために、強制的に徴収するより、納付を免除したほうが、本人のためにもなろうと安易に温情味をだしたところが逆作用して、社会保険庁の責任問題になっているが、これこの責任追及しても本来の解決にならない。政権争奪戦の一端か、まあその程度。
 国民年金も含めて年金の一元化をアホの一つ覚えのように民主党が言っているが、それは制度の本質を無視した考え方だ。共済と厚生年金は同じ職域保険で、これは一元化できる。ところが、国民年金は自営業者が対象で、定年もなければ退職、離職もない。保険料が高いと言うが、それは当然のこと。年金額が低いと言うが、それも当然のこと。現在の国民年金は制度疲労以前の問題で、いまここで抜本改正しないと間もなく破綻する。国会で責任追求しても間に合わない。


 国民年金の制度は、自営業者が対象で、もう一つは職域保険の加入者が転職した時のツナギの役目、この二つがポイントになる。しかも強制加入にするところに無理がある。自営業者などは公的保険より自ら選んだ私保険(保険会社の制度)に加入すればいいんだ。だから任意加入にするべきだ。自営業者の範囲について、この度の会社法の改正で社長一人の株式会社も出来るが、この場合の厚生年金法(健康保険法)
の任意包括制度と、自営業者との適用範囲をどう調整するのか、検討の余地がある。


 現行の年金制度を一時停止して、新しい制度を設定しても、その制度によって年金を支給するまでには40年くらいの余裕がある。その間、障害か遺族に例外的に支給する以外には金を集めるだけである。しかも制度として決めた年金額が40年先で如何なる価値があるか、大いに疑問が残る。そこで思いつくのが、法の規定にもある「福祉施設」への金の投入である。厚生年金のほうでの問題はそれである。長期にわたる保険だけに難しさは残る。


  昭和36年に「国民皆保険皆年金」制度を実施するに当たり、既存のソコラあたりの健保や年金の制度を寄せ集めて実施した所に元々の無理があり、その結果がいま現れている,と言える。
 現行の健康保険制度は、大正末期に制定したものであり、厚生年金保険は昭和18年に制定している。しかも当時は、工場で働く現場労働者が対象であった。それをそのまま現在も適用しているから、当然無理がある。賃金とか賃金日額とか。過去に何度か改正が俎上にのぼったが、労組関係が、改正イコ-ル改悪だと悉く反対してきた。


 国民年金は、国民皆保険皆年金制度の実施で、強制加入にしたところで無理が出来た。任意加入にして、年金支給開始年齢までの保険料の納付額に応じた年金額を支給する制度に改めない限り、成り立たない。


条件なし支援の好きな韓国ノ―大統領

2006-05-27 15:04:33 | Weblog
 条件なし、見返りなしでの支援。
 米国とは一線を画す、日本の兄貴面はいや。
 その筈、なにしろ北朝鮮とは同一民族ですからね。
 
 南北を結ぶ鉄道も施設、試運転の矢先に中止を言われ、その原因は韓国にあるそうですよ、ノ―大統領さま。将軍さまのご機嫌の取り方が足りなかったんじゃなかったのですか、ノ―大統領さま。原則合意している靴、衣料、せっけんの原材料や、地下資源投資については当面見送るとか。いや、折角の合意、見送らないでドンドン提供してあげなさいよ、ノ―大統領さま。将軍さまは喜びますよ。大規模な鉄道資材や駅舎建設は留保するとか。それも留保なんてケチなこと言わないで、ノ―大統領さま、ドンドン援助してあげないといけません。なにしろ中止の責任は韓国にあるらしいですよ。だからその責任の所在がどこにあるか、政権をあげて検討し、直すべきは直して将軍さまの気に入るようにして、予定通り鉄道を開通してあげなきゃ、ね、ノ―大統領さま。
 韓国の世論が反対しても、ノ―大統領さま、あなたは北の将軍さまの支援を目的に選ばれた大統領でしょう。万一の場合は韓国の領土も北の将軍さまのために明け渡してあげなさい、ノ―大統領さま。あなた一人の力で無理なれば金大中の力を借りれば簡単でしょう。あのかたも、将軍さまの一味ですからね。

かまびすしいA級戦犯の分祀

2006-05-25 11:12:33 | Weblog

 靖国神社にわだかまりなく参拝するためには、分祀問題は避けて通れないと、古賀誠・自民党元幹事長は「心の中の分祀」を主張している。それなら、

 「---かけまくもかしこき靖国神社のおおまえに、A級戦犯の分祀により、戦争犠牲者の霊末永く安んじ奉てまつらんこと、かしこみかしこみ---」と、手を合わせて、二拍二礼。

 

 また、山崎拓・元副総理は、靖国神社とは別の戦没者追悼施設を検討する超党派の議連「国立追悼施設を考える会」の会長であるが、ついでながらその「---考える会」の事務局を靖国神社の社務所に置き、追悼施設の建設用地を靖国神社の境内に確保すればよい。そうすれば、見解の相違なく総てが解決する。なにしろ、A級戦犯の分祀派も合祀派も靖国神社へ行けばいいんだから、両者の顔が立つ。

 

 しかしそれでも、8月15日の日本武道館での戦没学生の慰霊祭は、天皇・皇后両陛下を迎えて挙行されるだろう。


少子化対策はにわとりの飼育と同じか

2006-05-23 11:35:19 | Weblog
 人は見かけによる。猪口少子化担当大臣は、風俗・エステ担当大臣のほうが適任だ。小泉さんどうやらおめがね違いではなかったかな。
生活を知らない女が、どうして少子化の担当なんか出来るのか。少子化なんて企業経営や金融政策と違って、多分に人間的、私的なんだ。金を出す、施設を作る、さあ子供生めでいいものか。にわとりに卵産ませるのと訳が違う。


 常識的に考えて、少子化対策なんて家庭の現状を先ず考えて、家庭の創造的な改革で、家庭環境や家庭の再構築、これがべ-スになつて、バラマキはその次の段階になる。
 むやみやたらとマンションを買って、核家族化を奨励するな。マンションの購買意欲を高めるのも経済の隆盛に貢献するかも知れないが、将来における破綻にも貢献する、と。将来どころか現在最早耐震偽装で生活が破綻している例があるではないか。


 自民党内でも、「猪口氏の主張は、育児をすべて家庭の外に任せきりにしようというのと同じだ。」(5月23日読売新聞)と指摘しているが、言い当てて妙だ。ジェンダーとか何とか訳の解らない思考、いや思考どころか蛮行、が頭をかすめるからだろう。


 政府与党の少子化対策(5月16日サンケイ新聞)の政府・政務官会議「家族・地域の絆再生プロジェクトチ―ム(PT)」のまとめた
 三世帯同居の支援
 高齢者を活用した子育て環境整備
 「家族の日」の制定
 出産に関する相談体制の充実
と、出来ているではないか。これでいいんだ。これをべ―ス、土台、基礎にして、その上に、上物として政府・専門委員会の生み育てやすい社会とか、自民党案の経済支援と社会の絆等々を構築すればいい。
 にわとりの飼育との違いをよく理解して、政策の立案を。 

和解はいやだと民団

2006-05-22 10:27:14 | Weblog

 民団新潟県地方本部は、北朝鮮による拉致問題が解決しない限り朝鮮総連とは和 解しない。横田めぐみさんの拉致事件が発生した県内では、北朝鮮に対する反撥が強く、県レベルでの和解は難しいと判断した。これに対し総連新潟本部は「われわれは拉致に関係ない」と、不満のようだ。(5月20日読売新聞夕刊)
 それはそれとして、そうシラを切るなら強制連行とか慰安婦とかは二度と言うな。われわれこそ関係ないのだ。
 いつだったか、やや旧聞に属するが、北朝鮮の学校(高校か大学かは?)の日本語科の学生がテレビで、戦中の強制連行と慰安婦から日本人は残酷だとさも昨日か一昨日かのような言い方をしていた。60年以上も前の植民地と宗主国との間の出来事と、いまや独立国家同士で平和な時代の拉致と言う出来事と、どちらがどうか、天秤に掛けて計ってみろ。
 総連新潟本部が、われわれは拉致にかかわっていないと言うなら、われわれこそ強制連行も慰安婦もかかわっていない、それどころかいささかの関係もない。


核・ミサイル迎撃機器開発産業(株)

2006-05-20 17:12:48 | Weblog
 こんな事、大きな声では言えないけれど(ハッキリ言うと笑われる)、どなたか漫画家のかた、こんな漫画どうだろう。核を主食にミサイルを副食に「おいしい、おいしい」と食べて、核とミサイルがないと生きられない、核とミサイルを常食とする、そんな怪物か第三の動物が時空を超えて生きている漫画を創作してみては。
 どらえもんとどうだろう。


 日本に核がないとは世界の人々は思ってもいないようだが、、仮にいま核を持とうと思えば実験もなにもいらない、しかも保有のプルトニウムの量からいって5発(?)くらいの核はできる(国会議員の先生の言)とか、そんな話しを聞いたように思うが、日本が今更、核を持って世界の覇権を競っても何ほどの利があろうか、最早そんな時代でない。
 将軍様、この点はどうやら時代遅れのようだ。いやまだいけるか。


 禁止するとかえってそれに反撥し、遣ってみたくなるのは個人も国も同じのようだ。なんだか偉くなったような気になるのかな。いや、それしか他に打ち勝つものがなければ、他のなにを犠牲にしてもやってやろうというのが、北朝鮮の核開発かな。
 国連の核拡散防止条約は現実的でない。インド、パキスタンの核実験では無力、北朝鮮、イランの核開発には打つ手がない、打つ手がないどころか援助する国さえある。だから開発阻止は現実的でない。


 国連の核政策に似て非なるものが、わが国の憲法第9条だ。改正反対を信条とする政党も自治体も市民団体もあるが、今更そんな事、両手を合わせての「ナムアミダブツ」と同じで、的の決まらない独り言か、雑言か、はたまた戯言か。
 現実的でないと言うこと。どうやら、日米政府は、弾道ミサイルの発射探知についての「情報共有システム」の構築に向けての検討が始まるようだ。要するに、弾道ミサイルの探知、追尾の精度の向上、迎撃システムの配備等々で、ミサイル防衛(MP)の日米協力である。


 そこで国連は兎も角、わが国は核問題については開発とか保有とか、その阻止とか、そんな下策より一歩進めて、弾道ミサイル迎撃のスタンダ-ドミサイル(SM3)に準じた高度な迎撃システムの開発の研究をはじめてはどうか。核を無力化することが唯一核開発の阻止になり、核保有を有名無実にする。
 パトリオットがそうだが、一層の精密化、組織化、ミサイル自体が自らを迎撃する、招き寄せる、だからミサイルより早い速度で着弾までに打ち落とすか爆破させる。そんな研究開発の会社か研究機関かを政府が検討してはどうか。いやもう既に始まっているかも知れない。内緒,ないしょ、ナイショ。
 核・ミサイル迎撃機器開発産業株式会社-----。 

ようこそ、いらっしゃいませテポドン様

2006-05-19 21:44:53 | Weblog
 北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン」の発射準備をしている様だが、燃料注入などの兆候は確認されていない、と。韓国の民団と朝鮮総連が和解したためのご祝儀かも。だから、これに対してわが国は、可なり前から知っていた、燃料注入が開始されてない段階で何んとも言えない、危険水域には入っていない、等々と総じて様子見だが、そんなに悠長なことを言われては、当の北朝鮮は拍子抜け、危機感を煽った効果がない。早く燃料を注入して、ドンドンミサイルを飛ばしてはどうか。全部飛ばせば気が済むであろう。
 北朝鮮にしてみれば、止めて欲しいのではないか。手は振り上げたが、さて。韓国か中国が止めにいくかも知らないが、ボツボツ財布の中が寂しくなっている時だけに、いつもの恫喝外交でどの程度の効果が期待できるか。足許を見られているのではないか。しっかり飛ばして消耗してくれ、と。

こんなニュ―ス・あんなニュ―ス

2006-05-18 21:27:55 | Weblog
 韓国民団と朝鮮総連との和解は、同一民族としての運命共同体の醸成で、本国の崩壊でも南北共に運命共同体。


 韓国の大統領、下降気味の人気の挽回策には「反日」が打ってつけだが、小泉首相、政権批判があっても反韓や反中は一言だにしない。むしろ何時でも首脳会談をする用意があると、余裕を持って、平然としている。勿論、年甲斐もなく二重まぶたの整形もしない。


 過日死亡した元衆議院議員松野頼三氏、私の師匠であったと、小泉首相はその死を悼むが、生前、米軍基地に反対なら、9条改正して自国軍を持つ、このどちらかだといっていたが、現実的な言葉だ。


 米軍は、グァムでの軍事演習に中国軍幹部を招請しているが、米中両国の信頼醸成と、東シナ海での活発な動きを見せる中国軍の牽制の両方の意図がある、と。
 一方、福田元官房長官の訪米に予想外の厚遇。これはポスト小泉のアジア外交特に対中友好の政策を見せる福田氏が、その候補に噂されるからで、米国の本音は北朝鮮には中国が、中国に対しては日本が影響力を及ぼすのに適任と、アジア全体の均衡を考えてのことではないか。アジアには、育ちの良くない、自尊心の強い、成り上がり国家が多いからだ。


 中国の軍事費が17年連続2桁だと言うが、国内民衆の反政府活動や不意の暴動に1桁の軍事費、他の1桁が純粋の国防費と、まあこんな具合に、軍事費の住み分けが行われている。


 ヒュウザ―の小島社長、まさに不動産屋のために生まれてきたような人。親分風吹かして、強気に言えば言うほど偽装偽装してくる。正義感あふれたような言い方をすればするほど偽装偽装してくる。見せ掛けだけで、人間のいい加減さ、まさに生まれつきの不動産屋。


 小泉首相と小沢民主党代表との党首討論、あれ予告編かと揶揄する向きもあるが、いや、ほんの、今回は「おちかづきのシルシ」です、って。