風通庵-直言

ヨモヤマ話

福田さん、それはないよ。

2008-06-28 11:39:03 | Weblog
 アメリカが北朝鮮へのテロ支援国家解除の手続きに入ったことに、福田首相は拉致の日朝交渉のテコを失ったことにはならないと、まるで他人事のよう。それはないよ、福田さん。
 ブッシュ大統領が拉致を忘れないと言をうが、ライス国務長官が北朝鮮を追求していくと言をうが、強力な交渉のテコを失ったことは誰の眼にも明らかである。にも拘らず、だ。

 30代、40代の中高年者が、いまだ自立出来なくて親の年金で生活する事例を国家に置き換えると、日本の現状がまさにそれである。アメリカの属国的な同盟関係を当然視している。

 同盟国のアメリカ頼みの交渉で、梯子を外されてなおも性懲りもなく緊密な連携の模索は、従来の緊密とはどのような違いがあるのか。自民党内の対話派と圧力派との抗争が報じれれているが、いまは党内抗争の時期ではない。ましてや福田さんの「私もそう思う」の発言は、対話派に近いか対話派に乗っかるか、いずれにしても党内抗争に油を注ぐようなもの。そこは首相、日本の知恵を結集して力強い外交力、政治力で拉致問題を解決する、完全に解決しない限りは制裁の解除は一切しないと、国民に向かって、その方針を述べるべきであった。拉致被害者の家族だけでなく、国民一人ひとりが関心を持って見詰めている。対話派も圧力派もない。首相としては強い政治力で両派の見解を一つにまとめる努力が必要である。またそこが首相、総理としての政治力の発揮、腕の見せ所でもある。
 就任当初、拉致は私の政権で解決しますと威勢のいいことを言った手前もあり、今度こそはうっかりすると命取りになるかも。


 仮に、福田さんがこの拉致問題を全面的に解決したら、何故かかる人道や人権を無視し、国の存在を無視され、存立を危うくするような行為を北朝鮮に許したか。そして、今の今まで解決できなかったか。それを総括をして国民に示し、了解を求めて欲しいものだ。


 

 

聞えてくるのは将軍様の高笑いだけ

2008-06-27 10:26:01 | Weblog
 福田首相「拉致問題は私の政権で解決します。」

 北朝鮮「拉致問題を再調査します。」

 日本「経済制裁の一部を解除します。」

  (アメリカ―日本の経済制裁の一部解除で、わが国もハ―ドルを下げよう―。)

 アメリカ「北の核の申告でテロ支援国家指定を解除しよう。」

 日本(対話派)「これで北と対等に対話が出来て、拉致の解決も容易になる。」

 日本(圧力派)「これで交渉のためのカ-ドを一つ失った。」

  中国―五輪に花を添える―。

  日本―日本の拉致を置き去りでアメリカ不信。でも、韓国のようなデモはない―。

  福田首相―また支持率が下がる―。

  北の1の申告でアメリカは100の見返り。

 北の将軍さま「早速、日本のテレビにもわしの笑顔が放映されておる。ははははは。

運営を誤っている人材派遣業

2008-06-26 16:13:09 | Weblog
 人材派遣の事業がいま社会問題になっているが、この法律が制定された当時は、人材の受け入れ業種も登録人材も法定されていた(ように思う)。例えば、芸能プロダクションのような斡旋業か、家政婦、調理師の派遣とか、一定の資格か技能の所有者など臨時の、短期の人材の派遣業で、高度経済成長を背景に事業所の人材不足を補うための窮余策として、むしろ事業の側からの要請ではじまった。労基法の何条かに、法律で定める場合の他、人の斡旋で利益を得てはならないとの禁止規定があり、その適用除外として制定されたのが、この人材派遣事業法(?)である。
 特定の商品の大売出し、例えばデザイナ―、新車の売り出しの臨時の宣伝マン、土地・建物等不動産の販売などの臨時セ―ルスマンもあったやに記憶する。
 これがいつの間にか現状の売り手市場の失業救済事業に転じた。これで問題が生じない筈がない。終戦直後のニコヨンさながらの感がする。しかしまだこのニコヨンは国の失業救済事業で国家事業であったが、いまの人材派遣業はまさに人間搾取事業である、と言ったら悪いか。
 人材派遣業と言う事業体が、商品である人材を雇用して、その商品を派遣先に賃貸しして、一定の賃貸し料を取って、雇用している人材(商品)に給料を支払う。労基法上はもとより社会保険上の使用者も、派遣業者であって、派遣先ではない。だから、派遣先の業務の実態に併せての人材の賃借りであるから、不安定な労働と、低賃金は当然で、派遣先では常雇いの従業員と同じ人件費(賃借り料)を払っていたとしても、派遣業者の手数料分だけは確実に給料が安くなる道理である。しかも働いた分だけしか給料は支払われない。しかも業務上の実績にもまらない。
 いくら格差を論じても解決にはならない。認識を改めるか、脱却以外に策はなし。
 
 この事業はやはり特定の技能者や特定の資格者の、一時的な、短期の、斡旋業に戻すことである。
 

雨の季節に Sing’ng In The Rain.を!

2008-06-25 14:54:46 | Weblog
 <ナンデアル、アイデアル> は植木等のチョット気の利いた洋傘のコマ―シャルで、雨降りが待ちどうしい感じがした。勿論、傘の一本も買いたくなる。

雨に因んで―、
 1952年(?)、アメリカのミュ―ジカル映画「雨に唄えば(Sing’ng in The Rain)」の中で、雨の中を傘をさしてタップを踏みながら唄ったジ―ン・ケリ―の格好良さに憧れてタップダンサ―になった人がいるとか。歌としてもよく流行った。そこで、思い出して―、


    Sing'ng in the Rain

          作詞 ア―サ―・フリ―ド
           作曲 ナシオ・ハ―ブ・ブラウン
             唄  ジ―ン・ケリ―

  Ⅰ’m singing in the Rain,
  Just singing in the Rain,
  What a glorious feeling
  I’m happy again.
  Hold it!
  Thumbs togather!
  Elbows togather!
  Knees togather!
  Toes togather!
  Buns togather!
  Heads down!
  Tongues out!

  

いずこも同じ、当てにならない政治家の言動

2008-06-25 10:20:59 | Weblog
 ブッシュさんもライクさんも、皆、同じでんな。当てになりまへん。まあ言うたら政治家の習性言うもんでっしゃろか。イラク攻撃は、次に北朝鮮を攻撃する、そんなスケジュ―ルではじまったもんやと記憶してますねんけど。ところが、フセインの首は切ったものの大量破壊兵器が出てきまへん。今になってCIAが間違うてた言う始末で、泥沼から抜け出されへん。ブッシュさんもライクさんも、これは困ったしくじった思ても、シャポ―を脱ぐわけにいきまへん。任期も後僅かで―。そこら辺の弱みをジッと傍観しているような北朝鮮やおまへん。自分の罪でも相手の罪に摩り替えて、責任追及してまだ賠償させるくらいのシタタカナ、あの北朝鮮。
 そこで、北の核問題でっけどな。今になったら、六カ国協議も、拉致も、何もおまへん。六カ国協議は元々が北朝鮮の核を廃棄させるための周辺国の集まりでしたやろ。それがいつの間にかアメリカの北テロ指定排除のための米朝二国間の話合いになって、ライクさんも北が核計画を申告したら、テロ指定を解除する、行動には行動を、とか言うて。ヒルさんも、核兵器については次の段階で究明するとして、六カ国協議が核廃棄について論議する第三段階で取り扱う言うてますけど、それはアキマヘン。

 ―チョット、これ、想像でっけどな。これ、北朝鮮の創作プログラムと違いますやろか。ヒルさんが北に、「あんたところ希望を、一応のスケジュ―ルの形で出して下さい、ませ。それにわが国が乗っかりますサカイに。」その結果が、これ。

 「北朝鮮の核計画の申告にともないアメリカ政府がテロ支援国家指定解除手続きに入る。」

 だから、北朝鮮とアメリカのヒルさんと、朝鮮総連の三者が了解して決ったもんやと思いますヮ。これを後生大事にヒルさんから了解を求められた斉木何とか局長は福田さんに報告して、ニンマリ解決解決と、解決を振り回した。この段階では、例に三者と、斉木さんと、福田さんしか内容が示されてへんかった。安心してかどうかは知らんけど、内容が公表されて他の閣僚や、中山女史などの直接担当者も含めて、また拉致家族会からも拉致が置き去りではないか、拉致をどうすると、騒ぎ出したもんやさかいに、福田さんも思惑が違うてチョット困って、また支持率が下がる、そこでまた、すぐ解除されるものではない議会の承認が必要とか、北の核が解決するなら歓迎とか、回り回った発言を繰り返して、「今後ますます日米が緊密な連絡を取り合うことが必要」とか。それは福田さん、言うのが遅かった。

 アメリカのブッシュさんもライクさんも、同盟関係は日本とだけではない。しかも、沖縄基地問題も解決の緒にも付かないし、自衛隊派遣の恒久法も先が見えない。海上給油もねじれとかで一ヶ月ものブランク。日本もボツボツ自活の道を確立して、できれば日米関係は国と国との一対一の関係でありたい。
 と、まあ、言い逃れは何とでも言えます。それは日本の政治かもオンナジ。「口は重宝なもの」とは古今東西みないっしょや。過去の柵は任期終了までになるべく無くしておこうと言うのが本音。拉致問題は日朝間で解決してオクンナハレ。何しろ、うちら、9月まで何とか言い逃れが出来たら、それでヨロシオマス、と、ブッシュさんもライクさんも大阪弁です。

 これで北朝鮮は多年の念願であった日米関係の離反の策に成功したことになる。これにはアメリカが大いに協力的であった。
 米朝間はこれで安泰。
 日米関係は離反の方向へ。
 これで建国60年の記念日には、マンビョンボン号で将軍様に最大のプレゼントが献上できて朝鮮総連は最大の貢献者になろう。日本は踏み台である。

国家公務員一種合格者の最高は東大の417人

2008-06-24 21:08:49 | Weblog
 国家公務員採用一種試験の東大からの合格者は、07年の437人に対し08年は417人と減少はしていても、出身大学別ではやはり最高である。

息子「やっぱり東大だなァ。」
母親「ホラ,ご覧よ。国家公務員になるにはやっぱり東大よ。」
息子「もう1年浪人するか。」
母親「1年でも2年でも。東大へ行つて国家公務員になればその費用くらいは取り返すよ、天下りで。」
息子「国家公務員制度改革基本法が、ねじれないで可決成立しているよ。」
母親「ヘッチャラよ。大臣が変わればすぐ廃止。ご覧、郵政も、もう見直すって言うじゃない。」


充実感・達成感のみなぎった中村聡志さん

2008-06-23 10:12:16 | Weblog
 中村聡志さん(横浜国立大学4年、大阪府豊中市出身)が、イランを旅行中に武装集団に誘拐され、約8ヶ月振りに父親の淳貴氏他関係者共々リックサックを背負って関西空港に降り立ったその姿をテレビで見て、その温和な容貌や落ち着いた態度から何とも表現できない感動を。それが第一印象であった。
 「さすが----」
 「やっぱりなァ----」
 その何とも言えない感動が、しだいに彼の記者会見における物怖じしない堂々たる態度、その言葉からは終始何かの充実感・達成感のような純粋な心が伝わった。第一印象のままで----。拘束中の生活の中で「命を脅かされたと感じることはなかった。」と述べているように、いかに武装集団といえども、彼の温和で自信のみなぎった対応に攻めあぐねたか持て余したのではないか、とさえ思えた。
 「母の手料理と大阪の食べ物が食べたい。」
 「----ただ僕自身が、精神面でどうなるだろうかと不安を感じることはあった。そんな時には家族や友人、将来のことを考えることで、自分をコントロ―ルできた。」
 「8ヶ月が意味のなかったことにしたくない。今後の僕自身の生き方が、その意味を作っていくと思います。」
 等々―、これが本当だなァ。第一印象に間違いはなかった。
 
 連日のように無差別殺傷事件とかで「親は他人」「社会が悪い」「誰でもいい、出来るだけたくさん殺したかった」等々メディアが報じ、国の将来が危ぶまれる予感さえする折から、いや―、どうしてどうして、まだまだ悲観するに及ばない。こうして未来に躍動する若者の姿を見ては、まだまだわが国も捨てたものじゃないぞ。教育力をなくした学校とは言え、そこからも育つべき若者は育っている。親子関係も同様に。もっともっと表舞台を見ようよ。


 

女性教諭 指挟まれ切断―大阪堺市の中学で

2008-06-22 10:19:22 | Weblog
 無差別殺傷事件の発生を期に、家庭や学校の指導力やしつけの低下、弊害が指摘される折から、折も折、大阪・堺市の中学校で、授業時間を前に教室に戻ろうとしない男子生徒らを注意した女性教諭が、生徒の閉めたドア―に指を挟まれ、切断する大怪我をし、すぐ救急車で運ばれ、縫い合わせ手術を行なった。
 これを産経新聞が報じた。

 市教委は、「校内で起こった大きな事故だが、生徒に『けがをさせよう』と言う悪意はなかったため、口頭で注意した」と言う。
 要するに、校内で起こった事故だから、校内でウヤムヤにして揉み潰したと言うこと。校長は校内事故が大々的に外部へ知れ渡り、マスコミの餌食になることを恐れた。それに市教委も同調した、と。被害者の女性教諭は、管理職から事情が事情だけどもそこは教師の一員として、我慢に我慢をして貰って、公傷でとか、上からの圧力に屈して泣き寝入りかも、ね。
 一方、生徒には、ドア―の閉め方の所為にして、機嫌をとって、責任をウヤムヤにして、と。生徒の親には情状を殊更詳しく説明して、恩着せがましく、関係者の親心で事が穏便にすんでよかったとニンマリ笑った状況も―。まあこんな構図のもとに揉み潰されたのであろう。
 本来なら、こんな時こそ生徒に事の重大さを徹底的に説明し、責任を追求しておくべきで、これが教育である。

 学校の教育力が問われている。
 生徒自身が先生にけがをさせると言う悪意はなかったとの市教委の生徒性善説には大いに疑問である。生徒の一人が「ばばァ、どっか行け」と言いながら先生の後ろからバタ―ンとドア―を強く締めた拍子に人差し指が挟まれた。だから悪意はなかったとは如何なる解釈か? 生徒の行為にすべて悪意はないで押し通せる時代は過ぎている。けがは人身事故である。けがをさせたら誰かれなく厳しく責任を問われる、「信賞必罰」、時に法の裁きを受けることをしっかり教えておく必要がある。
 校内での生徒性善説先生性悪説が、いかに社会に出てから障害になっているか。「挫折に弱い」「悪いことはみんな相手」で,自分に非はない。一般的に事件を起した少年達に共通する点は、知能指数は低くないが、対人関係能力と自己制御能力と言う心の知能指数が低いと明星大学教授・高橋史朗氏(産経新聞、6,22、)の教育界批判である。
 
 

東シナ海ガス田問題,オオキナシンテン?

2008-06-21 21:00:29 | Weblog
 東シナ海の天然ガス田開発をめぐり対立していた日中両政府は、最終合意した。

 日本側―、日中間の懸案だった東シナ海のガス田問題は、一応の決着を見た。中国側が境界線と認めていなかった日中中間線を事実上の基準に据え、中国側が提案していた尖閣諸島付近での共同開発案をはね返したのは、日本外交の一定の成果だ。
 
 中国側―、今まで強硬姿勢をとり続けてきたわが国が、日本側の主張する共同開発に応じたことに、日本側は「日中関係重視の表れ」と解釈していてわが国の思惑にまんまとハマッタ。日中の中間線もヘッタクレもあったものか。どうせ、いずれ、早晩、日本列島をすっぽり覆って、まだ向こうまで、わが国の排他的経済水域に入ってしまうんだからナァ。日本なんて、先進国面しているが、何のことはないベイビ―,ベイビ―。乳首でもくわえさせておけばいいんだ。

第三のキャラ、今度は「な―むくん」

2008-06-21 16:34:06 | Weblog
 奈良・平城遷都1300年祭のマスコット「せんとくん」の不評から、地元デザイナ―団体が「まんとくん」を公募で選んが、それに続いての第三のキャラとして、寺院の親睦団体「南都二六会」が聖徳太子をモチ―フにした「な―むくん」を発表した。ただし、ここでそのイラストを示せないのが残念です。
 「な―むくん」は仏教の帰依を意味する「南無」に由来し、仏教の興隆に努めた聖徳太子にちなみ、眉毛と目を太子が制定した「十七条憲法」の十七に見立てている。(産経新聞、6、21,)
   
   眉   ―   ―
   目   七   七
    
   口      口 
 
 なるほど、いかに不評とは言え、一つ、二つ、三つまでもマスキャラを作ればさぞや意に適う作品が、と思いきや、折角の十七に見立てた眉と目の一方、どちらでもよいが目をパッチリ開けて、口角から舌先をペロッと出したらもっとよかったと思うんだが、既に決った今となってはただただ残念の一語。