風通庵-直言

ヨモヤマ話

限りある資源を守るため「5円」頂きます

2007-01-18 20:54:29 | Weblog
 エコ----。
 ス―パ―で弁当類を買ったとき、サ―ビスとして付いていた「割り箸」が、必要な人だけ、5円の有料になるとの張り紙があった。その理由が、限りある資源を守るため、だ。
 レジ袋も同様に有料のところもあるようだ。
 有料にすれば、資源が守られるのか、いささか疑問だ。限りある資源を守るのなら、廃止すればいいんだが----。仮に、割り箸を付けるのを全廃すれば、現に困るのは製箸業者だろう。産業界の一分野を占める製箸業者の経営が破綻する。既存の業者を破綻させても、限りある資源を守るかどうか。その分岐点がむづかしい。

 レジ袋が普及した頃、ポリエチレンは、石油精製で高性能のガソリンを精製する過程で発生するポリプロピレン、エチレン等が原料となるので、殆ど無限のように言われていた。ところがそのガソリンが頭打ちとなって、その原料にも影響し、製品としてのレジ袋にも、限りある資源が適用され、スーパーのレジ袋の廃止か、有料化か、議論されている。もし廃止すれば、割り箸の廃止同様、産業界の一角を占める製袋業者が破綻しかねない。資源には限りがあっても、だから業者が破綻してもいいとは言えない。

 有料にしても、資源は守れないが、資源を守るために廃止すれば業者の経営が破綻する。そこで恐れながらも、足して二で割つたか、あるいは玉虫か。それが有料で、数を少なくして、使用可能年数を延ばす方法。
 地球の温暖化防止、例の京都議定書もこの程度のものではないか。容易に判断がつく。