風通庵-直言

ヨモヤマ話

エエなァー、梅干しのおにぎり

2014-09-26 18:43:49 | Weblog
 梅の産地の和歌山では、梅干し入りのオニギリを奨励する条例を可決したとか、テレビのニュースで見たが、食べ物の普及の条例とは時代も変わったもの。

 と、言うことはーーー、

 夏と言わず、冬でも、ジョギングでもして汗かいて、ごくりと喉が鳴るほど水を飲んだあとでの「梅干しのオニギリ」にかじりついた時のアノ味わい。素朴な食感。飽きへんなァ、あの味は。
 オニギリでも、特に海苔まきである。それこそ「一味違う」ヮ。梅の酸味、スッパサと海苔が意外とよく合う。あれは不思議である。もとより、胡麻をまぶしてもええ。

 「おむすび」なんて高尚な言い方をすれば、ほんの少しだけ味が変わる、そんな感じがする。だから「オニギリ」である。
 
 遠足、登山、物見遊山、どこへでも自由自在に気軽にお供してくれる。なんとも付き合いのええ食べ物ではないか。
 
 このオニギリこそ、調理方法もなければ、作り方もないし、上手下手もない。炊いたご飯に梅干しを中へ入れてにぎり込んだらシマイ。タッタそれだけのこと。
 単純にして味わい深いから、御馳走のあとでの口直しに最適ではなかろうか。
 おうすと一緒にどうだろう。
 ピザやハンバーガーが時代を代表する食べ物のように振る舞うが、それだけにわれわれ日本人の味覚がマヒしているのではないか。そんな折、口直しとでも云うか、家庭での食べ物として、もう一度見直してもエエンとチャウヤロカ。

 日本の食物の特色として、直接「手で握る」のに、にぎりずしとオニギリがある。外国のように油で炒めたり、火を通したりしない。にぎりずしは別にして、オニギリなんかは共稼ぎ家庭でも簡単に作れるし、もっと普及してもエエように思うなァ。
 





 

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