風通庵-直言

ヨモヤマ話

大連立なんて仰々しく云うなかれ

2011-03-31 20:13:41 | Weblog
 日々、日を追うごとに明らかになるのは、大震災の解決のメドではなく、民主党菅政権閣僚の頼りなさである。どいつもこいつも、人後に落ちる人間ばかり。菅さんは、フランスのサルコジ大統領やアメリカのその筋の協力を得、IAEA から助言を得ようが菅さんの顔色は一向に冴えない。前代未聞の大事故に遭遇して、何とかかとか言い訳はしているが、先の見通しはまったく立たない。たっていない。自衛隊やらアメリカやら、官・業やら、オノレの思想に合わない、常日頃快く思っていない、そんなものばかりの協力がなければこの難関を突破できない。そんな事態に巡り合わせている。党内はもとより、閣僚の中にも、適任者はいない。いないどころか、節電啓発担当相とかの子供染みた役職に蓮肪を、災害ボランティア調整担当の首相補佐官に口から先に生まれたような辻元清美を充ててお茶を濁す程度の人事が精いっぱいのところ。それこそボランティアに任せておけばいいもの。
 万事休して自民党に協力を求めたと思うのだが、谷垣総裁からあっさり断わられた。断ったことに異を唱える向きもあるようだが、敢えて異を唱えなくても、どうせ今の民主党の面々では何もできない。国内の復旧事業から住民の生活保障から、企業活動のまで、手が回らないし、もとより知恵も回らないし、能力もない。最後には自民党の協力が必要になる。必要と言っても、頼む、頼まれるの関係でなく、自然に、いつの間にか、である。わざわざ、自民党の方から、折角の大連立をむげに断ってなんて物乞いのまねまでする必要はない。気がついたら、いつの間にか、民主党と自民党が与野党入れ替わっていたなんてことになりかねない。いや、ほんとの話。結果においてそうならざるを得ない。いまの民主党の面面を見ればそれくらいのこと、火を見るよりも明らか。
 結果においての大連立、そうであるべき。
 

「エキホス」----? 知らない。

2011-03-31 13:10:05 | Weblog
 こんなことがあった----、
 
 朝起きると、妻の片方のほっぺたが赤くなってはれ上がっていた。原因が分からない。そこで「エキホス」でも貼っておけば何とかなるだろう、まあ、素人判断だが、そう思ってスーパー内の薬局へ買いに行った。
 「エキホス」----と言うと、白衣を着た薬剤師らしいご婦人が、
 「えェ? エキ----ス?」と聞き直す。
 「エキホスです」
 「エキオ----ス----? 」 
 これなら知らないなと思って、
 「分かりませんか」と言うと
 「どんなものですか?」と、聞き返す。これなら皆目わかっていないなと思って
 「あー、結構です。すみませんでした」と言って引き返した。

 この薬局は、トイレットペーパーやティッシュや粉せっけんを山と積んだ今流行りのドラッグストアーではないのだが、時代感覚の違いかなと思ってそこを出て、今度はその言うドラッグストアーへ行って、皮膚病の案内版の下の陳列棚を探してみたが、さすがに「エキホス」なる薬はなかった。だからえーイままよと、「ステロイド」の表示のある皮膚薬(「第二類医薬品」)を950円で買った。
 素人の思いつきながら、その薬が効いたのか、翌朝腫れが引いて赤みもなくなっていた。

 いやー、驚いたね。わがご幼少の頃、妹のリンパ腺がよく腫れて、その都度「エキホス」を張っていた。わが家には常備薬であった。うどん粉を練ったように白い粘着性の貼り薬であったが、薬局の薬剤師が知らないと言う、時代遅れの薬になっていたとは、いまの今まで知らなかった。


 一回塗るだけの塗り薬950円、むしろ皮膚科の医者の診察を受けたほうが初診料の500円で安上がり、しかも薬局でも通じない薬を買いに行く必要もなかったのに、と後で思った。


 ----これとはイササカの関係もないのだが、「薬」と言えば、これも、わがご幼少の頃、富山の薬屋が薬の入れ替え、ただ入れ替えるだけ、に来て、はい,ぼくチャンと言って紙風船をくれた思い出がある。あれは待ちどうしかった。あれでよく商売になっていたなあ、と今になって思う。。
 これも、わがご幼少の頃の思い出ー。学校の行き帰りにいつも目にしたのが、電柱ごとに張ってあった「仁丹」(ギリシャ神話を思わせるような兜をかぶった上半身の男性)と、「浅田飴」の(「せき一服、よわき人に浅田飴」)のブリキ盤の広告、ステッカーとでも言うのか。幼き頃の思い出であるが、今もたばこやには「仁丹」があるのか。「浅田飴」なるものはとんとお目にかからない。
 

 えらい、ご退屈さま。

「勉強するのがお好き」----民主党首相

2011-03-30 12:42:53 | Weblog
 震災発生の翌12日、「原子力について少し勉強したい」と菅さんは福島第1原子力発電所に向かった。発生してからの勉強であるから、これはまさしく「一夜付け」の勉強。総理の立場からすれば「泥縄式」。これがために原子炉内の圧力を下げる東電の作業を遅らせ、初期対応に支障をきたしたのではないかと、参議院予算委員会で野党から追及された。

 ところが、前首相の鳩山さん、就任以来、沖縄米軍普天間飛行場の移設問題で、海兵隊そのものは抑止力として沖縄に存在する理由にはならないと、移設先に「最低でも県外」と当てもなく主張していたが、ついに兜を脱いで「学べば学ぶほど」駐留米軍全体の中で海兵隊は抑止力として維持されると言う考えに至ったと、かねての主張を恥ずかし気もなく引っ込めた。それが無理なことは最初から分かっていた。

 と、菅さんの勉強は、さにあらずと参議院予算委員会で本人が否定したが、鳩山さんの「学べば学ぶほど」は、これで首相の座をおりて、議員辞職も仄めかしたが、後日前言を翻して、支持者からの支持もあって、なおも政治活動にまい進したいと、今に至っている。


 勉強したり学んだり、向学心の強いそれぞれの民主党の首相ではあるのだが----。 

いまだ先が見えない---この先どうなる?

2011-03-30 09:20:31 | Weblog
 いまだ先が見えない。この先どうなる? 大丈夫か? 民主党菅政権で----。

 まさに「やせ馬のケツ叩いてる」の比喩そのもの。

 「あらゆる情報は正確に、かつスピーディーに報告していただかないと、政府として適切な指示が出せない」と、3号機での作業員被曝事故の原因となった水の危険性の報告が東電からなかったことに官房長官は不快感を表明した。
 一方、菅首相は、放射線、原子炉工学、原子力などの専門分野の学者15人を内閣官房参与に起用、「船頭多くして----」と非難されても東電や官僚が伝える情報に不信感を募らせての措置のようだ。

 官邸は頼りない。いまの官邸頼るに足らずで、東電自体が官邸を当てにしていないからではないか。現に東電自ら原発の先進国フランスへ協力を求めている。
 どうやら、双方で不信感のよう。
 そもありなん。
 

 いかに国民の生活が一番の公約の政権でも、東電出身の連合の元会長笹森氏を内閣特別顧問に起用はしているが、この偶発事故になにほどの役に立ったか。本来なら復旧の主導権を握るはずの日経連の米倉会長は、個人的との前置きで、申し訳程度に「法人税減税の見直しもやむ追えない」と、はにかみながらの発言。
 
 そんな折、「東電の国有化案浮上』と産経新聞は伝える。ただし、東電の副社長は「承知していない」と。一時的にでも国の管理下に置けば経営基盤は安定し、国の意向が事業運営に全面的に反映する。そうなれば原発の安全性や電力の安定供給に関して国の責任が明確になる、と。まさかこの機会に、中国の国営企業をイメージしていないかが気にかかるが、民主党にはそれを理想とする思想の持ち主の議員がいて、こんな機会に本性を発揮するのではないか。いっそのことJALも元に戻して純国営に、被災地の農地は人民公社を手本に再開発とか言い出しかねない。それだけはご免こうむりたい。
 こうなると、あの郵政見直しのおっさんのドラ声なんかかき消されてしまうぞ。 

 なんせ長期化。経済のパイは小さくなり、忍耐も限度に。

ばら撒きなくして何の民主党政権ぞや?

2011-03-28 08:52:17 | Weblog
 子ども手当てが駄目ならこっちの方で

 (激甚災害に指定)巨大地震で甚大な被害を受けた被災自治体の道路や港湾施設の早期復旧事業に「激甚災害法」に基づいて国が約9割を負担する復旧事業費にたいし、これ以外に法の対象外の公立病院や上下水道などの復旧事業についても国がその費用を上積みシt負担し、実質的に98~99%を国が負担するようになる。なお、特別交付税も阪神大震災での300億円の増額に対し、今回は500億円の見込みで、最終的に国の負担が1,000億円規模に達するとの見通しである。
 

 がれき撤去の費用も

 倒壊した家屋などのがれきの撤去費用は、ほぼ全額国庫負担とし、自治体の出費を軽くする。阪神大震災のの際は国が97・5%を負担したが、今回はさらに国の負担を増やす方針。要するに「全額負担」。


 農家への補償

 原発事故による農業への補償について、出荷制限によるところは勿論、それ以外のところでも原子力発電所の事故が原因のところはしっかりと補償していく必要がある。


 自宅の損壊に新支援基金

 住宅が損壊した世帯に支援金を支給するために新たな基金を特別立法出創設する。これも方針。


 すべて阪神大震災の際の補償を超えて、ばら撒きなくて何の民主党政権ぞや。


 

この大災害の後始末は----

2011-03-27 11:28:03 | Weblog
 この大災害の後始末は? 

 結局は、民主党・菅さんの手に負えんで,持ちも下げも出来んで、途中で投げ出してしまうんとチャゥやろか。そうなったら、国内の混乱はもとより、諸外国にわが国のメンツ丸つぶれやで。

 菅さん、どないしはるつもり? 「復旧のメドが立たなくて----」と。東電の自己責任はともかく、被災住民の救済は政府の責任や。もうあかんわ言うて投げ出さんといておくんなはれ。悪い時に悪いことが重なって、世の中皮肉なもんや。


 ----なんせ分からん。二次災害である原発事故について、説明そのものが分からん。自分が科学音痴と言うだけの理由ではないとは思うけど、なんせ、分からん。アナログがデジタルになること以上に分からん。
 昭和20年代か、30年前後か、中国核実験が盛んであった当時、雨降りには放射能雨に当たらないこと。放射能で毛が抜ける、頭が禿げると言われた。当時は実験段階であったけど、今は世界的にもそれなしでは生活が成り立たない存在。

 阪神・淡路大震災は地震による災害だけであったけど、今度は地震、津波、それに原発事故の三重の災害。菅さんは北日本が潰れると既に認めているが、うっかりすると日本全体が潰れるぞ。

 バンダービルト大学日米研究協力センターのジェームス・ e・アワー氏は産経新聞<正論>で、世界第二の民主主義経済大国は、明治維新、戦後の復興と、目を見張るような奇跡が三度可能であると、以下の提言をしている。
 第一、安全な原子炉の建設の決意。東芝は小型モジュラー原子炉を始め安全な原子炉の世界トップめーかーである。
 第二、TPPの批准
 第三、普天間飛行場の名護市辺野古への移転、沖縄の米軍再編計画の実施。
 第四、集団的自衛権を行使する権利を明確に、国家安全保障法の成立。
 菅首相の支持率が落ち込んだのは、首相のしたことが理由ではなく、しなかったことが理由である。例えば、TPPの批准を推進せず、日本の領海に不法侵入し海上保安庁の巡視船に体当りした中国船の船長を起訴せず、米国との沖縄の移転合意の実行をめぐって煮え切らないこと等々----。
 言われるまでもなく、菅政権がしなかったこと、それはその通りだが、先ず持っ指摘されたようなことをしないのが現政権の特色でもある。

 この時にして、この政権である。

 

悪い癖がついたなあ

2011-03-26 14:32:39 | Weblog
 首相、菅さんの会見で、「----ではありませんか」。

 あれは鳩山の口調じゃ。どこが気に言ったか、菅さんがまたゾロ言い出した。強い指導力、主張、オノレの決意、覚悟、決心を述べて、それで締めくくったらいいではないか。それでいいものを、それをあえて、「----ではありませんか」と、善良な市民をオノレの決意の中に巻き込むか、オノレの主張に自信がないために、善良なる市民に同調を求めるか。最後に、あえて内容を弱くしている。

 菅さんにも悪い癖がついたなあ。
 

卒業式の季節です

2011-03-25 08:45:45 | Weblog
 久しぶりで「ラジオ深夜便」を聞いた。3時台「日本の歌・心の歌」は、時節に因んで最後は「仰げば尊し」で締めていた。
 
 歌詞は、

  一、仰げば尊し 我が師の恩
    教えの庭にも はや幾年(イクトセ)
    思えばいと疾(イト)し この年月(トシツキ)
    今こそ別れめ いざさらば

  二、互いに睦(ムツミ)し 日頃(ヒゴロ)の恩
    別るる後(ノチ)にも やよ忘るな
    身を立て名をあげ やよ励めよ
    今こそ別れめ いざさらば

  三、朝夕馴れ(ナレ)にし 学びの窓
    蛍のともしび つむ白雪
    忘るる間(マ)ぞなき ゆく年月
    今こそ別れめ いざさらば

 いつの日であったか、産経新聞の<産経抄>でも取り上げられていたが、なにしろ日教組のお嫌いな歌、歌詞、内容で、一番は「我が師の恩」、二番が「日頃の恩」、三番が「学びの窓」となっていて、特に日教組は一番の「我が師の恩」、二番の「身を立て名をあげ」の立身出世が気に入らないとか。今度の教科書の改定で音楽の教科書に取り入れられたようだが、二番抜きで一番と三番だけのようだ。何でもいい。教科として取り上げられただけでも一歩前進である。直接担当の音楽教師が無視しようが、削除しようが、それは別問題。何度も言うが、民主党政権で日教組をバックにした議員や参議院会長の存命中は仕方がなかろう。
 ラジオ深夜便では、「旅立ちの歌」(どっかの中学の校長の作詞で,同校の音楽教師の作曲)も流していたが、聞いていてこれも悪くはないなあとは思った。ただ、われわれの感覚からすると、「旅立ち----」と言うと、35日や49日とかの死者の旅立ちの法会のイメージが強いが、主観的なものか。チョッと気になった。
 ただ、生徒の卒業と言う人生の転期、と言っても小学生や中学生ではいまだ実感がわかないだろうが、一種の儀式としての「厳粛さ」「情感」は、やはり「仰げば尊し」に勝るものはない。歌詞は二次的なものとして。
 誰かの歌の文句ではないが「青春時代が夢なんて、後からしみじみ思うもの」で、卒業式、入学式も、成人式も、結婚式も、それぞれ形こそ異なれ、生涯のうちの節目節目の行事で、立ち止まっては思い出しては、次なる飛躍への糧となる。また、思い出深く「後からしみじみ思うもの」である。また、そうであって欲しい。

 そんなことを考えながら,聞いていた深夜便である。

 

エリザベス・テーラーさんが死んだ

2011-03-24 13:33:11 | Weblog
 エリザベス・テーラーさんの死を聞くや、あれー、まだ生きてたんかいなー、である。

 もうそれなら恐らく90歳代であろうと思いきや、ところが、ところがである----79歳とは驚いたね。へー、79歳でっか。ほな、かく言う吾輩と同世代ではないか、と思うと二度目のびっくり。

 ことほど左様に、典型的なアメリカの女優、しかも神話的存在で、戦後間もなく封切られたアメリカ映画「若草物語」に出演していたらしいが、それは知らなかった。出演作「陽のあたる場所」なんて何がしかの流行語にもなったように思う。今も「雨の朝巴里に死す」、「クレオパトラ」は記憶にあるし、「バージニア・ウルフなんかこわくない」「熱いトタン屋根の猫」の二作は戯曲の映画化であった。そんな記憶がある。

 

バカの仲間なら大バカではないか

2011-03-24 13:08:57 | Weblog
 大きなドくちタタくな! 閣僚の数増やすのがバカなら、そのバカの仲間入りするなら大バカではないか、違うか、亀井さん。

 バカと知りつつ仲間に入っているのも、支持団体の郵政の賛成欲しさからだろう。民主党の閣僚3人増に対し、人を増やせばいいというものではないと批判するなら、われに振り返って、与党にさえ入っておればいいというものでもなかろう。
 政治資金をたくさん出して、効果がなければまさに死金、局長たちの嘆き節がどこからともなく聞こえてくる。

 3人や5人の弱小政党、ソコのけソコのけお馬が通る。