Vinylcyclopropanation of Olefins via 3-Methoxy-1-propenylrhodium(I)
アリル位にメトキシ基を有するアルケニルロジウム錯体とオレフィンの反応。2度のcarborhodation(前半はアルケニルロジウムを触媒的にトランスメタル化、あるいはアルキンへの付加により発生。後半は分子内での3-exo-trig環化を経たcarborhodation-β酸素脱離)によってビニルシクロプロパン骨格を得る。
京都大学村上先生のグループ。ぱっと見、以前の報告とどこが変わってできる骨格が違うのかわかりませんでした。連続反応になるようメトキシの位置を設計していて、よくできています。アリルカルベン等価体の反応とみなしており非常に面白いです。
不斉の検討としてBINAPを用いていて、85% eeを出しており、これは室温では進行しない様子。
ビニルシクロプロパンの反応性がわからないのですが、初めの付加を受けるオレフィンは分子内や反応性が高くないといけないといった制約になりそうです。配位子を変えてオレフィンの反応性ごとにいじれると面白い誘導体ができそうな気がします。
アリル位にメトキシ基を有するアルケニルロジウム錯体とオレフィンの反応。2度のcarborhodation(前半はアルケニルロジウムを触媒的にトランスメタル化、あるいはアルキンへの付加により発生。後半は分子内での3-exo-trig環化を経たcarborhodation-β酸素脱離)によってビニルシクロプロパン骨格を得る。
京都大学村上先生のグループ。ぱっと見、以前の報告とどこが変わってできる骨格が違うのかわかりませんでした。連続反応になるようメトキシの位置を設計していて、よくできています。アリルカルベン等価体の反応とみなしており非常に面白いです。
不斉の検討としてBINAPを用いていて、85% eeを出しており、これは室温では進行しない様子。
ビニルシクロプロパンの反応性がわからないのですが、初めの付加を受けるオレフィンは分子内や反応性が高くないといけないといった制約になりそうです。配位子を変えてオレフィンの反応性ごとにいじれると面白い誘導体ができそうな気がします。