以前、リブロポートというところから「レナレナ」
という絵本が出ていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/61/42f53624eaf47d5b1bf5051452bd257b.jpg)
江國香織さんが「絵本を抱えて部屋のすみへ」の中で
書かれていたので、知っている方もいると思うのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b7/ab1caf39f412a83b733d840c4be682c7.jpg)
ほんとにほんとに風変わりなので、立派に大人に
育ってしまった人には、たぶんすこぶる不評に違いない
絵本なのです。
「・・・出ていました」というのは、ただいま絶版中だから。
江國さんが書かれていても、どこからも再販されることが
ないのが、ちょっとさみしいところ。
それほど、私個人としては、惜しいと思っている絵本です。
左には、前半16こま、後半8こまのこまわりの絵
右には、その絵を淡々と説明する、手書き文字。
登場人物といえば、マッチ棒のように、体も髪も
細ーいイメージの女の子レナレナと、その他少しの小動物。
登場人物が誰たるかとか、持ち物とか、そんなことの
詳しい説明はいっさいありません。
見開き1ページずつのお話は、子どものころ、
もしかしたら考え、実行したこともあるかもしれない
不思議でおかしな世界です。
ミミズを引越しさせてあげるために、専用の箱を
用意したり・・・
味見した雨水がおいしくて、雨水でお茶を飲もうと、
雨水をためたり・・・
小箱の中に、つめのきりかすをしまってあったり・・・。
はっきり言って、今だったら顔をしかめたくなるような
ことばかりです。
なめたペロペロキャンディーの棒を髪につきさして
遊んだ上、地面にさして、ミミズの壁にしてあげるなんて
最高だけれど、今じゃ絶対にやらないこと。
でも、どこかでこんなことを楽しんでいる自分もいる。
そしてほんの少しだけ、ちょっとやってみたい気持ちと
素直にうらやましい気持ちが混じるのです。
あー、ここまでが前置きです!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
そんな突拍子もない絵本をこよなく愛していたら、
同じ作家さん、同じ翻訳家さんの訳の絵本「ボッケ」に
出会いました。
『ボッケ』
ハリエット・ヴァン・レーク 作/ 野坂悦子 訳
朔北社
表紙のインパクトある絵の丸い目に、見つめられました。
作者を見て、中を見て・・・ 絶対読みたくなりました。
レナレナ同様、ボッケとその友達リーは、何者なのかは
さっぱりわかりません。
むかしむかし、どこにもいない 女の子が いてね。
でも、きっと もうすぐ でてきてくれる。
もし でてきたら、その子のなまえは「ボッケ」
ヤナギの木のなかに すむと おもうよ。
タッタタラー!
ボッケです!
こんないきなりの登場で、木やカラスと話したり、急に
コブタに変身したり、ワラジムシにのれるくらい
小さくなったり、空飛ぶ手段に長い髪を妄想したり・・・
一段とシュールな感じがアップしている気がします。
不思議な不思議なおはなしの世界。
この作者のハリエット・ヴァン・レークさん、
オランダの方なので、2/1~大丸ミュージアム皮切りの
『オランダ絵本作家展』にも展示があるようです。
(それもレナレナです!)
ちなみにこの作家展は、徳島、ハウステンボス、兵庫、
帯広ほか、全国巡回予定だそうですよ。
という絵本が出ていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/61/42f53624eaf47d5b1bf5051452bd257b.jpg)
江國香織さんが「絵本を抱えて部屋のすみへ」の中で
書かれていたので、知っている方もいると思うのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b7/ab1caf39f412a83b733d840c4be682c7.jpg)
ほんとにほんとに風変わりなので、立派に大人に
育ってしまった人には、たぶんすこぶる不評に違いない
絵本なのです。
「・・・出ていました」というのは、ただいま絶版中だから。
江國さんが書かれていても、どこからも再販されることが
ないのが、ちょっとさみしいところ。
それほど、私個人としては、惜しいと思っている絵本です。
左には、前半16こま、後半8こまのこまわりの絵
右には、その絵を淡々と説明する、手書き文字。
登場人物といえば、マッチ棒のように、体も髪も
細ーいイメージの女の子レナレナと、その他少しの小動物。
登場人物が誰たるかとか、持ち物とか、そんなことの
詳しい説明はいっさいありません。
見開き1ページずつのお話は、子どものころ、
もしかしたら考え、実行したこともあるかもしれない
不思議でおかしな世界です。
ミミズを引越しさせてあげるために、専用の箱を
用意したり・・・
味見した雨水がおいしくて、雨水でお茶を飲もうと、
雨水をためたり・・・
小箱の中に、つめのきりかすをしまってあったり・・・。
はっきり言って、今だったら顔をしかめたくなるような
ことばかりです。
なめたペロペロキャンディーの棒を髪につきさして
遊んだ上、地面にさして、ミミズの壁にしてあげるなんて
最高だけれど、今じゃ絶対にやらないこと。
でも、どこかでこんなことを楽しんでいる自分もいる。
そしてほんの少しだけ、ちょっとやってみたい気持ちと
素直にうらやましい気持ちが混じるのです。
あー、ここまでが前置きです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
そんな突拍子もない絵本をこよなく愛していたら、
同じ作家さん、同じ翻訳家さんの訳の絵本「ボッケ」に
出会いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/5b/b8fd65e7402a442381a5d2d6f264feff.jpg)
ハリエット・ヴァン・レーク 作/ 野坂悦子 訳
朔北社
表紙のインパクトある絵の丸い目に、見つめられました。
作者を見て、中を見て・・・ 絶対読みたくなりました。
レナレナ同様、ボッケとその友達リーは、何者なのかは
さっぱりわかりません。
むかしむかし、どこにもいない 女の子が いてね。
でも、きっと もうすぐ でてきてくれる。
もし でてきたら、その子のなまえは「ボッケ」
ヤナギの木のなかに すむと おもうよ。
タッタタラー!
ボッケです!
こんないきなりの登場で、木やカラスと話したり、急に
コブタに変身したり、ワラジムシにのれるくらい
小さくなったり、空飛ぶ手段に長い髪を妄想したり・・・
一段とシュールな感じがアップしている気がします。
不思議な不思議なおはなしの世界。
この作者のハリエット・ヴァン・レークさん、
オランダの方なので、2/1~大丸ミュージアム皮切りの
『オランダ絵本作家展』にも展示があるようです。
(それもレナレナです!)
ちなみにこの作家展は、徳島、ハウステンボス、兵庫、
帯広ほか、全国巡回予定だそうですよ。
あ~、この『オランダ絵本作家展』へ行ってみたいよぉ~!
記載されている地域は、遠いところばかり。。。
名古屋にも来て欲しいよぉ~!!!
レナレナ!見てみたいです^^
ほんとフラニーさん、いろんな絵本をご存知で勉強になります♪
また、いろいろ教えてくださいね!よろしく~^^
あのとぼけっぷりはホントに見事(笑)
リブロが倒産するかも??という噂が流れた時に、大急ぎで在庫を調べてもらって購入した1冊です。
その時は噂で終わったんですけどね~。噂が流れるってことは経営難ってことだからその後やっぱり本当になってしまいました(泣)
今なら絶対売れたのに~といういい絵本をいっぱいだしてましたよね~。
新しい絵本が出てたなんて、ちっとも知りませんでした。うれしい!!早速チェックしにいってみようっと!!!オランダ絵本のイベントも行きたいな~♪兵庫ならなんとか行けるかも☆素敵な情報をありがとうございます☆
すっごい気になりますー!!この2連発☆
「レナレナ」絶版中なんですか?惜しいですね。図書館にあるかな?
探したいです!「ボッケ」の方は、今販売されているんですね。
両方、かなりのチェックものですね。このエキセントリックさ。
ハマるとかなりすきになりそうな匂いがプンプンします。
教えてくれて、どうもありがとう☆(いつもだけど...)
ホントに、フラニーさんは素敵な絵本、いっぱい知ってらして、
いつも尊敬の嵐です!!
二冊とも初耳でしたよ。
絶版絵本といわれれば余計に読みたくなりますね。
絵本展ですが、実は講談社企画の入館チケットプレゼントに応募したら当たりまして・・これはぜひとも行かねば、しかし、空いている日がない!と葛藤をしています。
ぜひレナレナの原画をこの目で見たいと思いました。
ご紹介どうもありがとうございました。
きっと途中巡回していくような気がするけれど。
nao-yuuka-ayuchan5さんちの娘さんたちも好きなうさこちゃんの展示もあるんですよね。
『レナレナ』は、左のページだけ見ていれば漫画みたいです。
だいたいおはなしを予想してから右ページを読むと、楽しさ倍増ですよー。
図書館にはたしてあるのかな。
こちらこそ・・・アップされる本を楽しみにみさせてもらっています!
リブロの絵本で欲しかったもの、わたしも、あちこち探してなんとか求めましたよー。
やっぱり版権の問題とか、売れる売れないとかいろいろあるんでしょうけど、なかなか復刊までの道のりは長いんですね。
『ボッケ』も本当に摩訶不思議な雰囲気が漂っていますが、つい、引き込まれてしまいましたよ。
ぜひ、出会ってみてください!
オランダ絵本が一同に集まるというのも、なかなか興味深いですものですね。
また行かれたら、ぜひレポートしてくださいね。
わたしも、行きたいと思っています!
今までお話させてもらっている限りの印象ですけど。
匂いをかぎつけてくれて、うれしいです♪
今、わが町の図書館で検索してみたら、『レナレナ』閉架に入ってました。
・・・って、これじゃ目につきませんよね~。
もしかしたら他館取り寄せかな。
一番好きな本は?と聞かれても答えられないほど好きな本はあるのに、案外マイナーなものが多くて、こうして書くのもちょっとどきどきしながらなんですよ。
あ!ペンギンブルーさんお勧めのエンデ本、ついに買ってしまいました。(←自分にあま~い ^^;)
函の中の黒の布ばりに、まずやられてしまいました。
わたしもどこかで見に行きたいです。
『レナレナ』は、講座でお勧めできるような絵本ではないと思うんですけど、突飛な発想が丸ごと楽しくて好きな絵本なんです。
マッチ棒のような女の子なので、原画がはたしてどんな感じなのか・・・。
あまり絵本とかわりないような気もしています。
リストを見ていたら、「鳥おじさん」もあるようなので、うれしいです。
この絵も(おはなしも)好きなのですよ。
すごい個性的な絵と内容ですね!
子供は大喜びしそうだし、大人の中のコドモゴコロがくすぐられそう。
『ポッケ』かと思ったら『ボッケ』だと気づいて、ますますずっこけそうになった私です…
そして、この原画展、すごく興味をそそられるのですが、リンクしてくださっているHPを見たのですが、“その他”ってどこなの~?って感じですよ。問い合わせないとだめなのかなぁ。あぁ、行ける所に来てくれたら、ぜひ行きたいです!
先日は色々ご心配くださってありがとう
なんとか復旧しましたので遊びに来ました。
さていつも思いますがフラニーさんの絵本への嗅覚(変な表現ですみません)はすごいですね。2冊ともぜんぜん知りませんでした。
その奇妙な世界を私も堪能してみたくなりました
図書館ならあるかな?見てみますね。