「虫」・・・
好きかきらいかというと、きらいな部類なんですが、
虫のつく言葉で、心や体の様子を表す言葉って、案外
あるものですね。
『はらのなかのはらっぱで』
アーサー・ビナード 文 きゅーはくの絵本4 針聞書
長野 仁 監修 フレーベル館
「虫の知らせ」「虫の居所が悪い」「虫が騒ぐ」
「虫酸が走る」「虫がいい」
他にも「本の虫」「点取り虫」「泣き虫」「弱虫」
「おじゃま虫」・・・などなど、気分や行動だけでなく
人そのものまで、虫に仕立てられることもあり。
そういえばわたしは、日常的に「腹の虫がおさまらない」かも
この絵本は、戦国時代に書かれた「針聞書」(はりききがき)に
描かれた63種もの腹の虫(寄生虫)をもとに、18種の
虫たちが登場して、腹のはらっぱを探検します。
虫たちそれぞれのキャラクターは、巻末に図鑑として
説明があって、実に独特・ユーモラス♪
それぞれ、住んでいる場所、その虫が引き起こす症状、
治療法などが書いてあります。
たとえば・・・
肺積(はいしゃく):色白で辛い物好き
性格は悲観的で泣き虫
鼻が大きく、においに過敏なくせに
生臭い悪臭を好む
宿主の右脇腹で生まれ、成長につれて
肺へ移動し、積(しゃく)になる
脾積(ひしゃく) :へそのまわりにすみ、土用(季節の
変わり目)に暴れる。
顔は黄色っぽく、大の甘党で鼻歌が
絶えない。宿主の多くは女性で、
生理不順をおこし、腰が立たなくなる。
虫によって、イメージカラーがあるのがおもしろいです。
これは陰陽五行説がもとになっているようです。
五行色体表(ダイジェスト版)というのが、またまた、
とても興味深い。
↓五行・色・臓・感情だけを抜き出してみると、↓
木 青 肝 怒
火 赤 心 喜
土 黄 脾 思
金 白 肺 悲
水 黒 腎 恐
は~、なんとも納得!
整体に行くと、背骨脇の肝臓のツボあたりがこりこりだよって
言われるんですよね~・・・体は正直だな。
もともと弱い腎臓は、「恐」の感情域なんだ・・・。
はーとかほーとか、妙にうなずくことが多くて、
解説もとても楽しめます。
実際こんな体裁の虫が体の中を動いていたら、
ぞぞーっとしますが、想像から生まれたそのユーモラスな姿と、
なかなかユニークな性格は、個性あふれる
つわものぞろいです。
この「針聞書」というのは、2003年の秋、九州国立
博物館(九博)が古書店から購入して、歴史資料の
収蔵品第一号となったものなのだそうですよ。
収蔵されているホンモノも、いつの日かお目にかかって
みたいです。
こちら・・・ついつい上野の本まつりフェスタにて購入の一冊。
20%引きの誘惑に負けました。
他にもシリーズ化されている、博物館編のキューハク絵本
どれもじっくり見てみたいところです。
好きかきらいかというと、きらいな部類なんですが、
虫のつく言葉で、心や体の様子を表す言葉って、案外
あるものですね。
『はらのなかのはらっぱで』
アーサー・ビナード 文 きゅーはくの絵本4 針聞書
長野 仁 監修 フレーベル館
「虫の知らせ」「虫の居所が悪い」「虫が騒ぐ」
「虫酸が走る」「虫がいい」
他にも「本の虫」「点取り虫」「泣き虫」「弱虫」
「おじゃま虫」・・・などなど、気分や行動だけでなく
人そのものまで、虫に仕立てられることもあり。
そういえばわたしは、日常的に「腹の虫がおさまらない」かも
この絵本は、戦国時代に書かれた「針聞書」(はりききがき)に
描かれた63種もの腹の虫(寄生虫)をもとに、18種の
虫たちが登場して、腹のはらっぱを探検します。
虫たちそれぞれのキャラクターは、巻末に図鑑として
説明があって、実に独特・ユーモラス♪
それぞれ、住んでいる場所、その虫が引き起こす症状、
治療法などが書いてあります。
たとえば・・・
肺積(はいしゃく):色白で辛い物好き
性格は悲観的で泣き虫
鼻が大きく、においに過敏なくせに
生臭い悪臭を好む
宿主の右脇腹で生まれ、成長につれて
肺へ移動し、積(しゃく)になる
脾積(ひしゃく) :へそのまわりにすみ、土用(季節の
変わり目)に暴れる。
顔は黄色っぽく、大の甘党で鼻歌が
絶えない。宿主の多くは女性で、
生理不順をおこし、腰が立たなくなる。
虫によって、イメージカラーがあるのがおもしろいです。
これは陰陽五行説がもとになっているようです。
五行色体表(ダイジェスト版)というのが、またまた、
とても興味深い。
↓五行・色・臓・感情だけを抜き出してみると、↓
木 青 肝 怒
火 赤 心 喜
土 黄 脾 思
金 白 肺 悲
水 黒 腎 恐
は~、なんとも納得!
整体に行くと、背骨脇の肝臓のツボあたりがこりこりだよって
言われるんですよね~・・・体は正直だな。
もともと弱い腎臓は、「恐」の感情域なんだ・・・。
はーとかほーとか、妙にうなずくことが多くて、
解説もとても楽しめます。
実際こんな体裁の虫が体の中を動いていたら、
ぞぞーっとしますが、想像から生まれたそのユーモラスな姿と、
なかなかユニークな性格は、個性あふれる
つわものぞろいです。
この「針聞書」というのは、2003年の秋、九州国立
博物館(九博)が古書店から購入して、歴史資料の
収蔵品第一号となったものなのだそうですよ。
収蔵されているホンモノも、いつの日かお目にかかって
みたいです。
こちら・・・ついつい上野の本まつりフェスタにて購入の一冊。
20%引きの誘惑に負けました。
他にもシリーズ化されている、博物館編のキューハク絵本
どれもじっくり見てみたいところです。
え~、読んでみたい、読んでみたい♪
病気なんかの解説?もしてありそうで、
興味惹かれます。^^
陰陽五行説なんかも、嫌いじゃなかったりするので、
割とすんなり納得しちゃうかも・・・って!!
私ってば、いつの時代の人なんだか!
こんなにいろんな虫が 私のおなかの中にもいるんだなあ・・・・。どうかお静かに願いたてまつりまする。
上野へ行かれていたんですね。暑かったでしょう。私も行きましたが、じりじりでした。
アーサー・ビナードさんは今月のクレヨンハウスの本学校だったのですよ。でも、ピョンさんの講演と同じ日で聞き逃しました。奥さんが木坂涼さんだと聞いてへーっとびっくりしました。
こちらも面白いですねー。虫は虫でも、こういう虫の本は読んだことないですよ!タイトルがまた面白いですね。
自分の中に住み続けている虫は、「お腹の虫」かな?
あのグニョグニョした動作や細っちい足が何本も一度に踊るように動く様を見てしまうと「ひぇーっ」と何もかも、放り出して走り去ってしまいたくなります。
あと、虫歯っていうのも、いやですね。
虫は確かに側にいられると気持ちのいい存在ではないのですが、例えば、体内にいるぎょう虫などが、いなくなったしまったことで、アトピーなどのアレルギーに対してやられてしまう人が増えてきているという話をきいたことがあります。体内に最低限はいてもらわなくては、困るものなんだと、納得しながらも軽い衝撃を受けたのを覚えています。
「手のひらに太陽を」という歌にあったように「みんなみんなともだちなんだ」ということでしょうか?
昨夏、九博に行って『まいごのぴーちゃん』と『じろじろぞろぞろ』を
買ったことを思い出しましたよ。
この絵本もすごく興味深いです。こういうの好き!
ええ?上野で買ったのですかあ。フラニーさんいつ行かれたのかしら?
実は私も昨日行ったのですよ~
(現実逃避で外出ばかりしてます。)
ちょっと買いすぎているので、しばらくは絵本買うのも
ちょっと控えようと思っていたのに、20%offの魅力に負け
ついつい私も買ってしまいました。
フラニーさん、ご心配お掛けしてごめんなさい。
お陰様で元気を取り戻してます。
私も半年程前から定期的に整体へ通っていますが
今、私の肩はパンパンらしいのです。でも、全く自覚がなく、
いつも痛い箇所も痛みがないのです。
先生から、今は気持ちが身体に向かっていないと言われました。
今はしかたないないでしょうって。
呼吸法を意識して下さいねって言われました。
食欲も出て来たし、大丈夫です
もうもっぱらこの虫たちのとぼけたような姿に魅了されちゃいますよ。
300年前に書かれたという人体図があって、そのおおざっぱさと、想像絵図がまたおもしろいんですよ。史さんも、陰陽五行説とか、お好きだったりするのね~。
ふふ、わたしもなんです(笑)
案外、食べ物の陰陽も、時々気にしたりするんですよ。
そうそう、せんだっての「おかばさま」読みました!
まるでお犬様・・・。それでもって、最後のオチもえっ!っと言葉につまってしまいました。
そのためだったのー!?って、狐につままれたような感じ。
ついでに、久しぶりにショートショート、楽しんでいます♪
虫が各所にいっぱいですからね~。
ほんと、どちらさまもお静かに願いたいです(笑)
上野めぐりには、きつい3連休でしたね。
くまなく見たつもりでいたのに、全然見ていなかったなーとあらためて再認識です。
ほんとおもしろいですね。
アーサー・ビナードさんと木坂涼さん、ご夫婦なんですか!!知らなかった・・・。
詩人なお二人、すてきなご夫婦ですね~。
図書館で予約してみなくては、と思っています!
この表紙絵の虫の姿にひかれまくってしまったのですよ。
タイトルも、さすがアーサー・ビナードさんのセンスがあふれてますもんね。
虫好きなるるさんちの息子さんたちは、腹の虫たちにも反応してくれるかなァ。
うちの人たちは虫嫌いなので、わたし一人喜んでいます(苦笑)
特に芋虫・毛虫系と麟プンまきちらすイメージの蝶類は、とっても苦手・・・。
でもこのユーモラスな想像絵には、心うばわれてしまいました!
「虫歯」もコハに歯磨きさせる際、「ムシムシくるよ~」なんて、一種のおどし作戦で、歯磨きはとても自主的にしてくれます。(→よほど怖いみたいです)
巻末に、寄生虫博士の藤田紘一郎先生の「清潔はビョーキだ」の文章が載っていましたよ。
一時期、とてもブームになりましたよね!
まさに、共生のススメということのようです。気をつけよう・・・(^^;
花鳥文様も南蛮屏風も美しくて、さすが博物館編だわと思いつつ、ぱらぱらとしか見られなくて・・・
今度またじっくり見てみますね。
このシリーズ、巻末の解説読むのも、楽しみですよね!
ふふっ、はらぺーにょさんがこういう絵本好きなの、はらぺこさんのほうにおじゃまするようになって、よーくわかるような気がします(笑)
きっとお好きだと思うナ・・・
上野!行かれてたんですか。あらー、ニアミスですね。
わたしは中日の16日、朝9時半ごろには、現地にいました(笑)
今日はね、こももさんにお会いしましたよ~♪(ことりさんで)
はらぺーにょさんの肩、かなりひどそうですね。
でもきっと少しずつほぐれていきますよ!
不思議と体が楽になると、気持ちも楽になっていることが多くて、心と体ってつながっているのねとあたりまえなことを痛感します。
悲しみからの再生にはプロセスがあって、涙や怒りもその過程なんだそうです。
だからおさえなくていいんだそうですよー。
ちょっとずつ、ですよね。
食欲がもどってきて、よかった!
秋ですし、こちらもちょっとずつ・・・楽しみにしています