みどりの船

絵本と絵本まわりのこと、日々の雑感を少し。

ある日のコハ本

2007-11-30 | 子どもと楽しんでいる絵本
11月もおしまいですね。なんと・・明日から師走ですよぅ。

コハさん、最近とってもおしゃまで、ちょっと微笑ましい
ようなことを言ってくれます。
来春幼稚園なのを、とても自慢にしています。
大きくなったねと言われるのが好きなコハは、わたしにむかって
「おかーさんも大きくなってる?」と聞くので、
「うーん、もう大きくなりたくないんだけどね・・・(内心、汗)
 小さく細くなりたいよ」と答えました。
「じゃ、コハがもっと大きくなって、おかーさんが小さくなったら
 抱っこしてあげるからね」
なんかだうれしい・・・。ほんとに、抱っこしてくれるといいな。

  コハ 3歳5ケ月のベスト 

 同点1位

  『わたしはバレリーナ

 まさに、乙女な心に響いてしまったのか、実際同じポーズを
 とってはご満悦です。
 夜寝る前に読むときも、必ずポーズをとらないと気がすまない
 らしく、立って読んでいる絵本です(笑)
 色・踊りの名前・ポーズ、どれも魅力的の様子。

 3じのおちゃにきてください
 
 先月、またわたしの本棚から見つけ出してきた一冊。
 少し前に限定復刊という形で出たときに、求めた絵本でしたが、
 同年代の友人の中には、この絵本が大好きだったという
 人もいます。
 「3じのおちゃにきてください・・・」と、謎の差出人から
 手紙がくるところ、次々と出会ったみんなで、連なって
 出かけるところ、特大ケーキの結末とその後・・・など、
 心をとらえるみたいで、何度も何度も読みました。
 レトロな感じの絵が、またとてもいい感じです。 

 同点3位
  『とこやさんにいったニッセ
 
 こちらも新顔でした。わたしの本棚から・・・。
 修了式だからと、母親と一緒にとこやさんに行ったニッセの
 希望した髪型に、釘付けです!
 最近、コハは、このニッセ頭にしたくて、お風呂で洗髪時に
 大奮闘中。
 うまくいかないのを見ては、床屋のおじさんが汗かいていたのが
 わかるね、と笑っています。

  『パンやのろくちゃん
 
 前半、図書館で借りていたので、先月に続きよく読みました。

 
 同点5位
  『だれのくるま?

 こどものとも年少版2007,12月号。
 シンプルな展開ながら、車と動物に魅かれていました。
 絵がすてきです。

  『なんにかわるかな?
 
 この文字のない絵本が、ほんとうに好きです。
 文字がないから、絵をじっくり見ながら、お話の先をつないだり
 作ったりの楽しみがあって、こちらも楽しく眺めます。
 コハは案外、積み木好き。

     『このがっきだあれ?

 先月に続き、このクイズ形式のしかけ本もよく登場。
 ”ムカデ”を見たことがないからか、これだけはどうしても
 答えられないのです。
 (こんなに何度も見ているのにね・・・)

  『おもちのきもち

  『もくもくやかん

 前半借りていた図書館本、かがくいさん2冊。
 おもちのきもち、またこれからの季節活躍ですね。


 同点10位
  『ちいさいみちこちゃん

 こちらも去年の復刊本。
 ちいさいみちこちゃんが、ちょうど同じ3歳というところに
 親近感がわいている様子。
 みちこちゃんが幼稚園に入れてもらえないところも、
 来年を楽しみにしているところも、共感するようです。
 よく読みました。ぐりぐらコンビの絵もなじみ深いのかも。

  『HO HO HO!

 簡単な英語のしかけ絵本。
 しかけが開く部分は、とてもシンプルだけど、ユーモアがあって
 かわいいです。
 サンタさんは、ちゃんとケーキやミルクをyum,yum!と食べていきますよ。

  『THE CAR BOOK

 何度も登場するしかけ絵本。
 セルの重なりと、時間軸にそって動きのある風景が、探し絵の
 ようで楽しそうです。

  『ゆうれいとすいか

 秋だったのに・・・いまやもう冬なのに・・・
 まるで季節感のない選書。
 ゆうれいもすいかも寒々しいですが、よく読みました。
 ところてんを押す用具も見たことがないと思うけれど、
 その部分が結構好きみたいです。

  『つみきでとんとん

 今月図書館で借りている絵本2冊。
 つみき好き、ここでも発揮です。
 どんどんつみきを積んで、できあがっていくものに、うれしそうに
 見いります。
 読んでいくうちに、自分もつみきの国の住人になった気分になるから
 不思議です。
 同じコンビの「おまかせコックさん」も借りてきたけれど、
 断然こちらの回数が多かったです。

  『あまえんぼフンガくん

 あまえんぼなのは、コハも自覚済み。
 フンガくんのあまえんぼぶりには、身に覚えがあるのか、
 いっさい否定しないのです(笑)
 5つのお話が入っていて、最後のお母さんのおつかいを忘れて
 帰ってしまうところが、とても気になる様子です。

来月は、ちょっと季節感あふれる選書になるといいなーと
思いますが、どうなることやら。
でも、ちょこちょこと、クリスマス絵本を読み始めています♪
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ナゲキバト

2007-11-28 | 読書雑記
『ナゲキバト』
ラリー・バークダル・作 片岡しのぶ・訳  あすなろ書房

主人公は、両親を交通事故で亡くした9歳の男の子ハニバル。
祖父と暮らすことになった生活を、大人になったハニバルが
回想する形で語られます。

祖父(ポップ)は、多くを語らない。
けれど、ここぞという時に物事の核心を静かに語って聞かせるのです。
それは押し付けではなく、ポップの考え、信念として。
最後の決断はハニバルに任され、その責任がいかに重くても
口をはさまず、ポップはじっと見守ります。

ハニバルが銃に興味を持って、「ナゲキバト」という鳥の
母鳥を撃ってしまった時も。
その後の処理も。
9歳の少年が、自分のついた嘘に縛られ、
友人のチャーリーとしでかすいたずらに、良心の呵責を覚えながらも、
強く自分の意思を主張できないでいる時も。

ポップはハニバルをひどく責めることもなく、
ハニバルがしなければならないことだけを諭すのです。

どうしてこんな接し方ができるのだろう。

人は過ちを繰り返しながら生きる。
それを深く反省するかしないかで、その後どう転がっていくのか・・・。
知ったことは言えないけれど、自分を見守りつつ、深い愛情をもって
接してくれている人の存在が、どれだけその後の自分を自律・自立
させるかを、あらためて考えさせられます。

ポップの話は、最後に向けて伏線がはられていて、結末は大きな
衝撃を受けます。
ポップの背負っている十字架の重さが、きっとそこはかとなく深い
ものだからこそ、ハニバルへの対応が愛情に満ちたものなのだと
確信します。
そして、いつも、ここで胸いっぱいになってしまうのです。

以前読んだ時に、印象に残ったポップの言葉をメモした
しおりがはさまっていて、思いがけなかったので
びっくりしました・・・。
読みなおしてみると、やっぱり心ゆさぶられる言葉たち。

 「たいがいの人間は、なにを願うのが自分にとって
  いちばんいいか、わかっちゃいないという気もするね。
  なにかをして、たとえ苦しくともその結果を引き受ける・・・
  それが人生だ。
  そういう経験をするために、人間は生まれてきたんだ。

  わしら人間は、祈るなら、苦しいことの意味を理解するのを
  助けてほしい、と祈るべきだ。
  苦しいことを取りのぞいてほしい、と祈るのではなくてね。」

 「人間はあることをするか、しないか、自分でえらべるんだよ
  -どんなときでもね。
  だれかに、むりやりやらされるわけじゃない。」

この言葉の奥にある事実を思い返せば、とても深い言葉です。
ほぅっと深呼吸して、流した涙と一緒に、浄化される感じ。

旅行に持参して、一気に再読してしまいました。
この本は、同じ訳者で新装版として出ているそうで、今は、
こちらの装丁なのだそうです。

 『ナゲキバト


(本当は、「とびきり好きな・・・」のカテゴリーに
 入れたいところですが。
 絵本ではないので、こちらに入れておきます。)

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雑記

2007-11-22 | つぶやき/バトン
いろいろ覚書。

 ◎ ファンタスティック!チェコアニメ映画祭開催中
     (HP→
   ただいま、渋谷ユーロスペースと吉祥寺バウスシアターにて
   チェコアニメ上映中です。
   今までも、各所で上映されてきているチェコアニメ。
   今回は、4つのプログラムが用意されていて、
   しかも前売りが2館どちらでも使えるため、
   なんと4枚つづりの前売りチケットを購入済み。
   前回のMOE裏表紙に広告があったので、ご存知の
   方もいるかもしれないですが・・・
   こんなものがもらえたのです。
   ちょっと魅かれていた小物。

    カメラです!
   
   まずは、先週末、2回分を観てきました。
   ガーリープログラムAとアニマルプログラムB
   一番気に入ってしまったのが、ガーリープログラムの
   中の、「魔法の水」というアニメ。

   

   これ・・・なんと全部ビスケットでできているのです!
   なんともすてき♪ アイシングなのか、模様の細かさ、
   表情の豊かさが素晴らしい、楽しいアニメでした。
   アニマル・プログラムの「鳥になった生活」も、ちょうど
   読み終わったばかりの古い児童書「夏の小鳥たち」と
   重なる部分があって、印象深かった。
   
   C、Dはそれぞれビタースイートプログラム、ナンセンス
   プログラム。
   さて、あとは何を観ましょう!?

   東京のあとは、横浜、名古屋、金沢と、巡回するようです。
   ちなみにプログラムもかわいいのですよ。
    
    (表)
    (裏)


 ◎ Fabulous OLD BOOK絵本フェア
  
   神戸の洋古書店Fabulous OLD BOOKが、東京青山の
   COWBOOKSでフェアを開催中。
   日程は2会期あって、それぞれフェアの内容が違うようです。

   11/17~12/2  
     Fabulous OLD BOOKが教えてくれる素敵な絵本の世界。

   12/15~12/25
     Fabulous OLD BOOKが選ぶ贈り物にしたい絵本。

   Fabulous OLD BOOK のHPでは、こちら
   開催中のCOWBOOKS南青山のHPは、こちら

   たぶん・・・・じろじろ見るだけでもとても楽しく、目の
   保養になります!
   とてもとても、行きたいなー。

 ◎ 天然生活1月号に・・・

   

   ただいま発売中の天然生活1月号「心をつくすおもてなし」
   特集も、気になっている奈良のくるみの木の記事も
   おもてなし、招くこと、カードのアイディアなども、
   いいなぁと思って手にとったけれど・・・
   なんといっても、身近なのが、ことり文庫さんの記事です。
   (こうめさん、おこらないでね・・・)
   「こんなふうにはじめました 私だけの小さなお店」の項で
   見開きで紹介されているのですよ。
   こうめさんの姿もちらり。ぜひ見てみてください!

   
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おとなたちの絵本部屋

2007-11-21 | 講座・おはなし会・企画展 他
ペンギンハウス、今月のおとなたちの絵本部屋講座のテーマは、
”高畠那生さんの絵本”

この方について知っていたのは、多作な高畠純さんの息子さん
ということだけでしたが、まだお若いのですね。
1978年生まれって・・・まだ29歳!
しかも同郷(岐阜)出身というところが、親近感です。
絵本を出し始めたのも、2003年というから、まだ最近なんですね。

  

  

  

イーダちゃんに読んでもらう本あり、みんなでじっくり見る本あり。
ご自身で文・絵をかかれている絵本のほか、
斉藤洋さんと組まれているものが多いのも、はじめて知ったことです。

わたしはなんといっても、「チーター大セール」のシュールな
おかしさが一番のお気に入り。
高畠那生さんの絵本は、いろいろ考えないで見たほうが
より楽しめそうな絵本たちです。
いや・・・考えていたら、楽しめないというべきか。

どの本にも、必ず青や緑の顔色の悪ーい人たちが登場するし、
(いったい何者だろう?)
おはなしの展開は突然思いがけない方向に発展します。
しかも、イーダちゃんの指摘で気付いたことですが、
同じおはなし内でも、家具の配置やら、肝心の家具やらが
統一感なくちょっとずつ変わっていたりもします。
メインの絵の脇に、ちょこちょこ描きこまれる(つながりが
ないように思われる)モノたちの存在もとても気になるし、
なんだかよくわからないけど、目が離せないという状態。
独特の世界です。
もしかしたら、ものすごく好みが分かれる作家さんかも
しれません。

最後に、『サキサキ』をみんなで読みあいました。
短歌を2回 → 開いた部分の解説 → 
最後にもう一度短歌を1回 一人ずつ順番に読んでいきます。
わたしが最初に読んだのは、なんと!! 大好きなあの短歌。

 痩せようと ふるいたたせるわけでもなく 
       微妙だから言うなポッチャリって
                       脇川 飛鳥

まぁ、ほんとうに絶妙な順番だこと・・・

久しぶりに全編読んで、このシリーズいいなぁとあらためて
思ったのでした。(→過去ログ 
『ぺったんぺったん白鳥がくる』をじっくり読んでみたいな。
与謝野晶子さんの秋の短歌がとてもよかったのです。

今回のおもちゃであそびタイ!ムは、ドイツHABA社の
『海賊ブラック』 去年ドイツのゲーム・オブ・ザ・イヤーの
キッズ部門で、大賞をとっているゲームだそうです。
画像は・・・白熱していてとれず。(検索でたくさん出ます)
要はお宝とりゲームですが、思いのほか難しいのが
”ふいご”の存在。
学校の振り替え休みでママについて来ていた小学生たちは、
迷いなく、とてもじょうずにふいごを扱っていて、
子どもはさすが!と感心したのでした。
わたしは、ふいごが何度もかすって、白熱したものの・・・・撃沈。
サイコロとコマとふいご、ゲームの部品は簡単ながら、
こんなに盛り上がれるのが、ボードゲームのいいところですね。

             

そしてお楽しみ、今月のおやつは・・・『にんじんケーキ』
にんじんケーキといえば、大好きなホグロギアンの
『にんじんケーキ』ですよ。(→過去ログ 

キレイ!

おいし~。こうばしいのはシナモンでしょうか。
バターでなくサラダ油なのがちょっとヘルシー。
素朴でなつかしいような、優しいおいしさ♪
今回お子たちが多かったのに、たっぷりいただきました。
今月も、満足、満足。
わたしもこの型持っていることだし、挑戦してみましょう。
絵本部屋で出してもらうおやつ、リピート率高しです
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せんをたどって

2007-11-16 | ユーモラスな絵本
気になっていたこの絵本、やっと見ることができました!

 『せんをたどって
ローラ・ユンクヴィスト/作 ふしみみさを/訳 講談社


各ページの色が違って、色使いもイラストもしゃれているけれど、
それだけじゃなく、とびきり楽しい絵本です。
なにせ、表紙の題字から、裏表紙の「おわり」まで、
中の絵もずーーーーと、ひとふでがきで描かれているのです。
線をたどっていけば、街を通り抜け、車が走り、
海を渡り、海にもぐり、空高く飛んだかと思うと、
森をぬけ・・・
その間ずーーっと、線はとぎれることはありません。
これは、どうしたって、たどってみたくなるってもんです。

作者のローラ・ユングヴィストさんは、ニューヨークで
ファッションや金融までいろいろな企業のパッケージや
広告を制作している方だそうですが、
イーダちゃんから聞いた、訳者のふしみみさをさん談によると、
日本語版の題字は、ローラさん自らデザインしてくれた
ものなのだそうです。
すばらしい!

原書はどうなのかしら・・・?と思ったら、こんな感じなのですね。
原書のイメージ通りの日本語版です。



いろいろおさんぽしていたら、作者のローラさんのHPにも
いきあたりました。(→ 
中に、printouts という欄があって、ダウンロードして
線をつないだり、色を塗ったりして楽しめるページが
ありました。ワーイ、楽しい・・・。
あとで、コハと線画をして遊んでみましょう。

本編のこの絵本のほうも、まだ全部線をたどれていないのです。
でも、やってみたい。 ガンバルゾ!
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11月おはなし会

2007-11-13 | 講座・おはなし会・企画展 他
11/10(土)地元図書館でのおはなし会。

今月のテーマは、「ともだち」
雨降りで、少ない人数だったけれど、下は2歳~上は小学生まで
幼稚園以上の子は、じっくり聞いてくれました。

今回、読み手も3人で、なかなか気忙しかったのだけれど・・・。
ちょっと静か目だったかな。

 ★未就園 ちびっこ向け★

 おとし絵 『ケンカと仲直り

  『コッコさんのともだち

  『あおくんときいろちゃん
 
 パネルシアター
 『いろんなパンツ』 

  『だるまちゃんとてんぐちゃん

  『ひよことあひるのこ
 
 おなじみのお話も交えてのプログラム。
 前半、時間的に、ちょっと長かったようです。


 ★園児 少し大きい子向け★

 定番 とことこブーちゃんのパフォーマンス
    「車をよける」バージョン・
    「もみじ狩りで、山でクマをよける」バージョン

  『まいごのどんぐり

  『ふたりはいつもともだち

 *手遊び 『こどもとこどもがケンカして』

  『ファーディとおちば

  大型絵本『ともだちや

 『ふたりはいつもともだち』の中のジュゴンとかめは実在で、
 今も鳥羽水族館で元気にしているとのことです。
 (読み手が電話確認してくれました)

 『まいごのどんぐり』大好きなお話ですが、こうちゃんが
 両ページに出てくるところが気になるという話になりました。
 (→二人に見える・・・?)
 片側を紙で隠しながら、読み手が読んだところ、
 おはなし会後、その読み方について質問があったようです。
 その紙が読んでいる間にずれてしまって、かえって気になった
 とのこと。
 なるほど・・・・読んだら、とってしまえばよかったのかも。

 そのころわたしは、別の方につきっきりで、2歳の子に
 絵本を読んでいたのでした。
 おかあさんは中国人。言葉がよくわからないからと、この
 おはなし会を楽しみに来てくれていますが、
 なにせまだ2歳。
 なかなかじっと聞くのは難しいのだけど、おかあさんは
 聞かせたい・・・。子は歩く、話す・・・。
 次回、はじまる前にインフォメーションをすることに・・・。
 出たり入ったりはOKなので、他のじっくり聞きたい
 おともだちのために、子どもの興味がそれてしまったら
 一度出てみてくださいねとお話することにしました。
 こういうことを伝えてわかってもらうのは、なかなか難しいですね。

        *   *   * 

 おはなし会とつながりはないのです。が・・・
 「ひよことあひるのこ」の画像がないかと、アリス館の
 サイトを見ていたら・・・著者のみなさんの部屋というページを
 見つけました。(→ 
 楽しくなって、次々戸びらを開けていたら、もう・・・・
 スギヤマカナヨさん親子、最高です! ファン度アップしました(笑)
 でも、結局、さがしていた絵本の画像はみつからなくて、残念~
 
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ものがたり便最終章

2007-11-10 | 幼年童話
ことり文庫さんから、毎月、安房直子コレクション7巻を
送ってもらうようになって、春が過ぎ、夏が過ぎ、
ついに、最終章となりました。

まだ、今日到着したばかりの、ほかほか便♪

あー、毎月楽しかったな。 
この毎月の楽しみが、もうおしまいだなんて、ちょっとさみしいです。
ことり文庫さんでは、毎月、こうめさんがセレクトした
絵本棚から希望のものを送ってくれる、ことり便もあって、
楽しみはずっと2倍だったのです。

今月同封されていたのは・・・



楽しみに待っている方がたくさんいる、ことりタイムス&号外と、
沢田としきさんの描かれた、ことり文庫の絵のポストカード、
待つ楽しみのちっちゃな種。
来月、22日で開店1周年となる、ことり文庫さん記念のお品が、
どれもこれもわくわく度いっぱいで、またお楽しみを
運んできてくれました。

ふっふっふっふ。

今日は、夕食作りもさし担当でおまかせモードなので、
おはなし会のことはさておき、これからすみずみまで、
ゆーっくり読むのです。

お店開店前も、お店開店後も、ハタと思いついては行動に
うつしていくパワフルなこうめさんと、
それを影でひなたで支えているしいくんと、
すっかり元気になってよかったねの、チとキちゃんに、
拍手とエールを送ってしまいます。
きっと、棉の種がふくらんではじけるように
2年目もさらにファンが増えていくことでしょう。

今回の茶綿の種、うちでもうまくはじけますように・・・。
5月にまけるのを楽しみに、大事にあたためておきます♪
ありがとう~。

          *  *  *



先月のことり便のおまけ、どんぐりコースターの制作キットと
どんぐり染めの毛糸を、あける余裕がやっとできました。
うえ、した、うえ、した・・・・案外几帳面さが出る仕事。
すっかり、こももさんちの5年生息子くんに、負けています。(ハハ)
それに、あまりに毛糸がふんわり気持ちよくて、やりながら
しょっちゅうナデナデしてしまいました。
おかげで、すごくけば立っています(苦笑)
毛糸をかえて何枚も作りたくなるサイズがすばらしいのですよね!
いくつものお宅で、こんなコースターができあがっていると
思うと、楽しさが増してきます。

ただいま、クリスマス中のキャンペーンがもりだくさんなので、
11月、12月のことり便はお休み。
また来年の再開を楽しみにしたいと思います♪

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ある日のコハ本

2007-11-09 | 子どもと楽しんでいる絵本
先月コハと読んだ絵本記録が、すっかり遅くなってしまいました。

気づけば11月も1/3が過ぎようとしています・・・。
今日スーパーに行ったら、クリスマス・ツリーを出している
ところに遭遇し、あぁぁぁぁ、待って~~という気持ちで
いっぱいになりました(苦笑)
気持ちの上や、ひそかなる準備は、確かにもうはじめる時期
なのだけど・・・
せめてもうちょっと、待ってー、11月を満喫させてーと
言いたくなってしまう。へそまがりです、私 

  コハ 3歳4ケ月のベスト   

 同点1位
  『みんなうんち

 この本を読むたびに、五味さんってすごいなと感じます。
 色も運びも、シンプルだけど印象的。
 科学的な要素もたっぷりです。
 へびのおしりはどこ? 
 くじらのうんちはどんなの? の問いには、いつも?顔のコハ。
 調べなくてはね。
 TVで以前、アグネス・チャン家でも、「ふたこぶらくだは 
 ふたこぶ うんち これはうそ!が、大人気だったと
 話していたのを思い出しました。 ふふ、うちも一緒です。


  『このがっきだあれ?

 右のページをぴらっとめくると、楽器が動物になる簡単な
 しかけ絵本。
 うちにはこの1冊しかないけれど、シリーズ4作中、
 一番好きかもしれません。
 おはなし会で使ったためか、先月はよく読みました。
 虫や動物と、楽器が結びつく意外性が、おもしろかった様子。
 自分ひとりでもパラパラよーく見ています。


 3位
  『ことり
 
 単純だけど、幅広く楽しめる1冊。(先日のログ 
 

 同点4位
  『ローラ

 この絵本、わたしの本棚に入っているのに、(しかも高い位置に)
 目ざとく見つけて以来、時々読みたがります。
 訳者のふしみみさをさんのサインがあるのを知っているから・・・。
  「おなかのなかのこと、おぼえている?
   おぼえていたら、こんどおしえてね
 この言葉と、お腹にいるローラの表情がすっかり
 気にいっているのだそうです。
 お腹の中にいたとき、暴れん坊だったというと、
 にんまりとうれしそう。


  『もくもくやかん

 昨日やっと返却した図書館本。
 延長、延長で長らくお世話になりました。
 かがくいさんの新刊待っています!


  『ねどこどこかな?

 このふんわりした気持ちのよい絵本を、ことのほか気に入って
 読みたがるのがうれしくて、よく読んだ一冊。
 穴の中、木の上、花びらの上、泥につかって・・・
 どこで寝るのがいい? と必ず選択を迫られます。
 (そして聞くわりに、いつも強要される・・・) 
 コハはいつも同じ答えなのが笑えます。
 ちなみにこの中では、「穴の中」がコハ。
 わたしが強要されるのは、「木の上」 (過去のログ 


 同点7位
  『かいじゅうたちのいるところ

 これもわたしの棚を見ていてみつけてきた一冊。
 かいじゅうおどりは、ニヤニヤしながら見ているうちに、
 体がちょいちょい動いていておもしろい。
 最後どうしてもどっていくのか、まだわからないみたいです。
 

  『さあたべようね

 「おさるのジョージ」の作者、H.A.レイの「じぶんでひらく絵本」
 4巻セットのうちの一冊。
 右ページをパラっとひとめくりするしかけ絵本になっているので、
 1,2歳のころから、よくパラパラしていたけれど、
 いつの間にか、テキストが最後まで聞けるようになっていた
 ことに気付きました。 お~、進歩しています。
 いつも4冊セットだったのに、先月はなぜかこの巻だけを
 よく読みました。

  『おかあさんのパンツ2

 こちらも、延長、延長でお世話になった図書館本。
 コハは一度借りると、何度も借り直して楽しむタイプらしいです。
 

  『パンやのろくちゃん

 テンポのよい短いお話が、4つ入っている絵本。
 4話+表裏のこまわりマンガまでしっかり読んでコールが、
 眠いときには母辛し・・・。
 どうやら続編も出ているようです。
 また借りたーい♪と言いそうです。 
                   
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リアルシトロン開店中

2007-11-07 | 講座・おはなし会・企画展 他
ペンギンハウスのペン員(3)こと、三蔵さんが、
別の顔を持っていることには、うすうす気づいていましたが、
実は、えほんと雑貨のウェブショップ「シトロンブックス」(→ )の
オーナーだということを、このたびはじめて知りました。

宣伝もなく、ひっそりとされているなんて!(笑)

そのシトロンブックスのリアルショップが、一週間限定で、
阿佐ヶ谷のCONTEXT-Sで、オープンしています。


今日はわらべうたで国立まで出たので、足を延ばして阿佐ヶ谷へ。
つたない携帯の画像では、そのよさがあまり伝わらないのですが
こんな様子です。↓↓

  パールセンターを一歩入ると、とても閑静な住宅地
お天気もよくて、最高に気持ちいいです。

  

古いお宅を、貸しスペースギャラリーとしているためか、
とても落ち着いた、雰囲気たっぷりのリアルショップです。
並んでいるのは、絵本のほか、便せん、ハガキ、カード
バッグ、レインハット、ハンカチ他、雑貨もたくさん。
長谷川直子さん、高橋和枝さん、クヂラモ(こうのみほこ)さんの
作品が一緒に並んでいます。

 便せんやらカードやら。

いろいろ見せてもらっている間に、ペンギンのお客さんと
ばったり。(ふふ)
その後、三蔵さんのご両親ともばったり。(ふふふ)
わざわざ大阪からいらっしゃったご両親を前に、コハ、
セールストーク炸裂です(苦笑)

 

コハが自分用に早々確保したシールとカード
(おまけに自分で包ませてもらっていました ありがとう)
このカードを、三蔵さんのお母さんに強力プッシュしたもよう。

 おまけにこのぱらぱらマンガも・・・。

 挙句の果てに、ご両親の大阪土産
たこべえを一袋いただいた上、さらに一袋かかえながら、
いつの間にか、一緒にお茶をいただきくつろいでいる3歳児。
冷や汗かきかき、ハハあたふた・・・。
よくしていただいて、ありがとうございました 

 ぱらぱらマンガに見入る御三方。


今日は、たかはしかずえさんも、こうのみほこさんもいらっしゃって
いました。
隙間からのぞくネコの顔がいい、こちらの絵本に、
サラサラっとサインも・・・♪



 後ろ姿のたかはしさんは、ほのぼののんびりと
少し照れながら、お話してくださいました。

こうのさんの細かな刺繍ものにも、とても惹かれつつ、
お店をあとにしました。
いつまでも居座りそうな人が、約1名おりましたのでね。

会期は、~10日(土) 11時~19時
        (最終日は9時~17時)
場所は、JR阿佐ヶ谷駅から徒歩5分 地図
    CONTEX-S
    杉並区阿佐ヶ谷南 1-47-4  TEL:03-3317-6206
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こねこのチョコレート

2007-11-06 | とびきり好きな絵本
チョコレート大好き
自分のおやつ用に、いつも隠し持っています。

だからこのかわいらしいお話は、まったく人事ではない気がして
共感の嵐です。

 『こねこのチョコレート
 B・K・ウィルソン 作/大社玲子 絵/小林いずみ 訳
        こぐま社

3歳の弟の誕生日プレゼントに、チョコレートを買った
4歳の姉・ジェニー。
そのチョコは、かわいらしいネコの絵のついたパッケージに
入った8個入りのチョコなのでした。
それを帰宅後、御所大事に、タンスの中にしまうジェニー。

でも、夜中に気になって仕方なく、気づけば、ひとつ、
またひとつと、大事なプレゼントは、全部ジェニーのお腹に
消えたのでした。

翌日の弟の誕生日。
みなが次々にプレゼントを渡している中、ジェニーはからっぽの
チョコの箱を差し出すしかなく・・・

そのあとの家族の対応が、本当に見事です。
おかあさんは、いったいどういうこと?と一応、びっくり
しつつも、すぐそのあとのおばあちゃんの穏やかで
あったかい言葉に、ジェニーは大きく救われます。
だって、昨夜寝る頃には、すっかり気持ち悪くなっていたのだし、
今朝も自分のしたことを、とても恥ずかしく思っていたのですから。
それに、おかあさんだって、さっと気づいてどうとりなして
あげようか、考えた様子。
さらにタイミングよいことに、そんな空気を読んでか読まずか
お父さんがすてきなニュースを持ち込んでくれるところが、
最高です。
お父さん、グッジョブ 

わたしだったら、きっとさらに追い打ちをかけるように、
たたみかけて責めそうなところを、この家族のひとりひとりの
機転がきいて、ジェニーにとっても、楽しい誕生日のお祝いに
なったのでした。

本当に、なんのてらいもない、素直によかった、かわいい!
あーわかるわかると思えるお話。
もともと、おはなしのろうそく20に入っているおはなしだった
そうですが、この素話も、いつか聞いてみたいな。

こちらは、ラフな絵だけど、それがとてもきいていて、、
いろんな表情が生きています。
細かいところまで、見逃せない楽しさなのですよー。
たとえば、ジェニーがチョコを隠したタンスの上にいる
アヒルの置物。
窓辺に見えるお月さん。
ジェニーが、チョコのことを妄想し、行動に移す様子を、
「え?」とか、「あーあ」とか、いろんな表情で見守っているのが、
心憎くて楽しいです。
絵描きさんも、楽しんでらっしゃるなーと、思います。
(大社さんの、「番ねずみのヤカちゃん」「みしのたくかにと」
 「なぞなぞのすきな女の子」などもおはなしにぴったりの
 絵で、だーいすきです)

          *  *  *       

先日、おつきゆきえさんの大人の絵本の会で読んでもらった1冊。
こんな楽しいお話を、「受容」というテーマで読んでくださる
ゆきえさんが、わたしはまた大好きなのです。

この日読んでくれた絵本は、

   『満月をまって

   『こねこのチョコレート

   『うちにあかちゃんがうまれるの

    『ヤマネコ毛布』(→ 以前のログ

    (『おやすみなさい』)

  詩 おちこぼれ (茨木のり子)

  詩 たちばなし (吉野弘)

5の「おやすみなさい」は、紹介だけです。
が、またとても興味深い紹介で、
「荒々しい気持ちがみじんもなかった一日で、このまま穏やかに
 眠りにつきたいという日にだけ、そっとページをめくることが
 許されるような、そんな大事な一冊です。」
とおっしゃったのでした。

ゆきえさんに絵本を読んでもらうと、大人と絵本を難しく
結びつけるものが何もないのが心地よくて、さらに絵本が好きに
なります。
しかも、その時の自分の状況に引き合わせてついつい考えさせられる
ことが多々あって、丸ごと受容するってどういうこと?という難題を、
絵本とトークから、たくさん考えさせてもらいました。

身ひとつで、おはなしを届ける会を出張で行ってくれるので、
何かの機会があったら、ぜひゆきえさんトークを
聞いてみてくださいね。
大笑い、まちがいなしです。
(ほんたうのたべものや → 
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落ちこぼれ

2007-11-02 | ドキドキ/五感を刺激する絵本
     落ちこぼれ

 落ちこぼれ
   和菓子の名につけたいようなやさしさ
 落ちこぼれ
   いまは自嘲や出来そこないの謂(いい
 落ちこぼれないための
   ばかばかしくも切ない修行
 落ちこぼれにこそ
   魅力も風合いも薫るのに
 落ちこぼれの実 
   いっぱい包容できるのが豊かな大地
 それならお前が落ちこぼれろ
   はい 女としてはとっくに落ちこぼれ
 落ちこぼれずに旨げ(うまげ)に成って
   むざむざ食われてなるものか
 落ちこぼれ
   結果ではなく
 落ちこぼれ
   華々しい意志であれ

                   茨木のり子


先週、尊敬してやまない、大好きな詩人のこの詩を
読んでもらう機会がありました。
茨木さんの詩は、いつもストレートに、心のやわらかい部分を
刺激し、背筋をぴっとひきのばしてくれる気がします。

落ちこぼれが、実りの宝庫だという視点は、
ふだんの生活には、なかなか見いだせない。
落ちこぼれという言葉じだい、悲しく、切ない響きを
感じるというのに、この偉大なる詩人は、和菓子につけたい
ほどやさしいというのですもの。

ほんとうに・・・その視点が優しすぎて、涙が出そうです。

女としての落ちこぼれ。はい!わたしも自信あり。
その点の開き直りも、実に小気味よく、実際そんなことは
ないに違いないけれど、とても親しみを持ってしまうのでした。

おんなのことば』 茨木のりこ  童話屋

この大好きな詩集には、いつでもはっと気づかされることが
詰まっていて、わたしはいつも気持ちよく叱られ、
襟を正さなくては・・・と思うのです。

この「落ちこぼれ」 
おつきゆきえさんの大人のための絵本の会の
最後に読んでもらった詩の一編です。
今回のテーマは、「受容」
なぜこのテーマ? もう驚きです。今まさに私に必要なこと。  
この出会いにまた感動し、わたしは終始こっそり涙しながら、
お話に聞き入ったのでした。

今回読んでもらった絵本たちのことは、また後日、書きたいと
思っています。
コメント (24)
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